東北太平洋沖地震災害で全国各地から歯科医師が遺体身元確認の応援作業にボランテアで参加、厳しい作業の中で精神的に体調を崩す方も居たり、これまでに800体の遺体を扱った方も居る様子、歯並び、治療痕などを記録し行方不明者の身元確認に協力している知り合いの先生が被害地で頑張って居ると共通の友人から連絡が入り驚いています(被災者の遺体を歯科医師が検死する事は,既に、2004年に発生したスマトラ沖大地震の津波で多くの犠牲者を出していますが、タイのプーケットで津波に巻き込まれた犠牲者約3600人のうち54%は歯科的所見によって身元が明らかに、津波以外では、ニューヨークの9・11同時多発テロでは被害者の35%、2009年2月に発生したオーストラリアの山火事では犠牲者の62%が歯科医師によって身元確認されたと言う記録が在ります)。
フランスでは、2009年6月、ブラジル・リオデジャネイロ発パリ行きのエールフランス旅客機が大西洋に墜落、テロかエンジントラブルか乱気流に巻き込まれたかと墜落事故の原因が分からないまま、既に2年に成ろうとしていますが、ついに海底3900メートル、海底水温0度の中で捜査隊のロボットが機体とブラックボックスを発見、これから事故の内容が解明される様です、みんながどこかで、使命感を抱いて困難と立ち向かって頑張っている姿には感動を覚えます。
フランスでは日本の大震災のニュース、毎日の様に流され津波の映像や特別番組迄組まれた福島原発事故のニュースも最近は現場の状況を静かに見守っている感じで作業の進展を知らせるニュースのみです、皆が頑張っている、皆が心配している、皆が見守り期待している、復興に向けてみんなが立ち上がって居る、贅沢言わずに我がまま言わずに平穏な日を迎えられる様に願っています。8日の日曜日、午前10時半からドイツ( Saarlouis )の美術館での展覧会オープニング・パーテイー、私の作品も出品しているので明日は2ヶ月ぶりのドイツへの旅、今回は荷物も無いので気軽にTGVで旅して来ます。パリに戻りましたら、展覧会の様子をブログで紹介させて頂きます。
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