今日は、なんと✌️ 登米市は午後から💥 快晴です。久しぶりにカラッと晴れました。午前中に、先週除草した草の片付けが終了したので、午後は撮影のチャンスでした。
屋上からと3階のベランダから。そして目線より下からの撮影のお約束でしたので画像を送ります。
よろしくお願いします。 粕谷
🙏 粕谷さんから、新しい野外作品完成の写真が届きました。昨年のファミリー・ワークショップの作品に中田生涯学習センターの皆様の力で新たな作品に生まれ変わりましたので、是非、ご覧ください 👀
2020年7月30日木曜日
2020年7月26日日曜日
赤いサルビアの花とエマ君の写真が届きました・・・
先日、車の事故に巻き込まれ負傷したヒロエちゃんから、やっと外出して歩ける様に成ったホットした便りが届きました。
😊 気晴らしに主人の車に乗せられて久しぶりの諏訪公園です。エマにグッと引っ張られるとバランス崩しそうに成りますが、のんびりと気分転換には、もってこいの癒しのアート公園、設計された花壇にはサルビアが綺麗に一杯咲いて居ました。🙏 👀
😊 気晴らしに主人の車に乗せられて久しぶりの諏訪公園です。エマにグッと引っ張られるとバランス崩しそうに成りますが、のんびりと気分転換には、もってこいの癒しのアート公園、設計された花壇にはサルビアが綺麗に一杯咲いて居ました。🙏 👀
岡島レポート・2019W杯・備忘録 36
2019W杯・備忘録 36
~ M20 NZ/CAN ~
NZの「顔見世興行」。スパーリング・パートナーのCAN。この試合を記憶に留めている人はどれぐらいいるのだろうか?おそらく、ほとんど語られることのない試合。
10月2日(水)、大分に34,411人を集めてキックオフ。同じ日、博多のFRA/USAの観客数は17,660人だから、NZの集客能力の高さは際立つ。
ハカが終わり、NZのキックオフで試合開始。NZは、この試合、キックオフのボールを蹴ったのは、この一回だけ。完封勝利。そして、得点は、7の倍数の63。結果だけ見れば、「わかりやすい」ワンサイド・ゲーム。
ドラマはなかったのか!?
得点経過は、4分・PT、7分・T+G、15分・T+G、35分・T+G、と28-0でハーフタイム。圧巻なのは、後半の入り、0分・T+G、2分・T+Gと、立て続けにノー・ホイッスル・トライ。次のCANボール・キックオフからNZが再び展開。ラックでCANがオフサイドのP。このPKをタッチに蹴り出してNZボール・ラインアウト。CANのPが宣告された中で継続して(アドバンテージを生かして)6分・T+G。次のCANボール・キックオフから、8分・T+G。後半3度目のノー・ホイッスル・トライ。
後半の入りから8分間で4トライ・4ゴールの28点。このペースで10分間28点取れば、後半だけで28×4=112点になる…
面白い、と言えば、面白い。どうすれば、トライを取れるのか、という「お手本」が次々に演じられる。とても、「勝負がかかっている」とは思えないが…
このあたりから、ボールが「手につかなくなる」=ノックオンが目立つようになる。高温多湿、かつ、ドームの屋根を閉じていたので、経験したことのない「汗」の量ではあったのだろうが。
(参考)を見てもらえばわかるが、この試合のCANボール・スクラムは10回。2回はNZ・スローフォワードによるものだが、残りはすべてNZ・ノックオンによるもの。後半の後半、「残り20分」、NZはポロポロ落とし続ける。会場の雰囲気も「だれている」ように感じられる。
後半36分、NZ陣ラックから出たボールをスタンドオフの位置にいる15番へ。ボールを受けて、即座にラッシュしてくる相手ディフェンスラインの裏にショートパント。落下点に走り込んだ14番がピタッと胸に納めてラン。相手ディフェンスを引き付けてオフロードの内返しパス。そこに走り込んだ4番がゴールラインめがけて突進する。残念ながら、22メートルラインを越えたあたりで捕まってしまう。このNZ・15番、14番、4番がバレット三兄弟。このシーンがトライで終われば、永遠に流され続ける映像になったことだろう。ともかく、この試合、三人ともトライをあげている。
NZから見れば、控え選手のチャレンジの試合であったことは確かである。
この試合とNZの決勝ラウンド最後の試合M45 ENG/NZの出場選手の関係を図にすると次のようになる。
ENG戦
先発
|
ENG戦
リザーブ
|
ENG戦
ベンチ外
| |
CAN戦
先発
|
5人
|
5人
|
5人
|
CAN戦
リザーブ
|
4人
|
1人
|
3人
|
CAN戦
ベンチ外
|
6人
|
2人
|
-
|
召集メンバー31人は、この試合か、最終戦かのいずれかには出場している。
この観点から、ベスト8、8チームの当初登録メンバー31人で見てみると、出場機会のなかった選手は、JPNの4選手(木津、北出、徳永、茂野)とIREの1選手だけ。IREの選手は、どうやらフッカーの3番手。他のチームの選手は全員、W杯のピッチを踏んでいる。
いろいろな評価があり得るだろうが、ともかく、JPNはギリギリの状況で毎試合、その時点でのベストメンバーで臨んだと言えるだろう。
敗れたCAN、9大会連続9回目の出場の古豪。第2回大会では、ベスト8に進出している。CANの凋落が気になる。明日のJPNの姿でなければよいのだが…
この試合、大会記録の宝庫!(に意味があるのか…)である。
WRのスタッツのAttackの項目の最初は、Meter carried(ボールを持って走った総距離)。
この試合のNZは、920m。今大会最長。900m台は、このNZだけ。800m台は、M31 SCO/RUS戦のSCOの879mのみ。
JPNは、第1戦・653m、第2戦・503m、第3戦・433m、第4戦・559m、QF・274m。
Passesの回数は今大会第2位の247回。最多は、M27 NZ/NAMのNZの254。
JPNは、第1戦・183、第2戦・201、第3戦・135、第4戦・204、QF・204。
NZが縦横無尽に走り回った試合、ということか。
巣ごもりの日に、ぼんやり見ている分には、面白い。ラグビーの試合、見どころは、どこにでもある…
令和2年7月25日・記
( 参考 )
NZボール
0-20min.
|
20-40min.
|
40-60min.
|
60-80min.
|
計
| |
KO
|
1
|
-
|
-
|
-
|
1
|
S
|
2/2
|
2/2
|
1/1
|
1/1
|
6/6
|
LO
|
3/4
|
6/6
|
3/3
|
2/2
|
14/15
|
PK
|
3
|
3
|
2
|
1
|
9
|
FK
|
2
|
-
|
1
|
-
|
3
|
DO
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
計
|
12
|
11
|
7
|
4
|
34
|
(注) KOは、前半開始時のもの。
S、LOの分母は、マイボールでの投入回数。分子は、そのうちのボール獲得回数。
PKの回数は、相手チームのペナルティ(反則)によって獲得したPKの回数。
NZの得点
0-20min.
|
20-40min.
|
40-60min.
|
60-80min.
|
計
| |
トライ(T)
|
3
|
1
|
5
|
-
|
9
|
T後のG
|
3
|
1
|
5
|
-
|
9
|
PG
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
CANボール
0-20min.
|
20-40min.
|
40-60min.
|
60-80min.
|
計
| |
KO
|
3
|
1
|
6
|
-
|
10
|
S
|
1/1
|
0/1
|
1/1
|
7/7
|
9/10
|
LO
|
2/3
|
2/4
|
0/1
|
1/2
|
5/10
|
PK
|
-
|
3
|
1
|
2
|
6
|
FK
|
-
|
1
|
-
|
-
|
1
|
DO
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
計
|
7
|
10
|
9
|
11
|
37
|
CANの得点
0-20min.
|
20-40min.
|
40-60min.
|
60-80min.
|
計
| |
T
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
T後のG
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
PG
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
CANボール・スクラムの60-80min.の7回が、この試合を象徴している。
岡島レポート・2019W杯・備忘録 35
2019W杯・備忘録 35
~ ラグビーの理想・意味ある試合 ~
何度か引用したエレロ『ラグビー愛好辞典』は、AからZまで、230項目から構成されている。辞典の最初の項目は、Adversaire(対戦相手)。
「ラグビーの理想は、「他者と戦うこと」で成長することであると断言できる。「他者」、すなわち我々・ラグビーの場合、15人の対戦相手は、競技を構成する《パートナー》である。」と始まる。そして、同等の力量の対戦相手と試合を行うことに意味がある、と続き
「しかしながら、W杯の予選リーグでは、強力チームが弱小チームと対戦することが起きる。そこにはなんの「サスペンス」もなく、これらの試合はまったく意味がない。オールブラックスが114対19でジャパンを破ったとき、一体こんな試合に何の意味があるのか、と自問自答せざるをえなかった。多分、ジャパンがオールブラックスから19点取ったことに意味があるのだろう!」そして「ラグビーの美しさは対等性に宿り、対等の対戦相手を倒した勝利だけが称賛に値する。高貴な騎士道精神を血肉化したクーベルタンは言っている「誰と戦っているか言ってみろ、それを聞けばお前が何者か言ってやる」これがラグビーの理想である。」
早明戦を思い浮かべる。あるいは、神戸製鋼/サントリー戦や東芝/パナソニック戦、時に大差の試合になることはあっても、好敵手との毎年度の戦いはラグビーの理想を具現化したものだ。
これを読んで以来、ずっと気になってきたことがある。歴然とした「力の差」があるチームが戦う意味は何なのだろう、と。もちろん、弱小チームにとっては、意味がある。一方で、強力チームにとって、意味があるのだろうか?
「力の差」も程度問題である。アップセットが絶無というわけではない。しかし、W杯では、毎大会、弱小チームは想定通り大敗して去っていく。こういう観点から、今大会を振り返ってみる。
まず、得点差に着目すると、最大得点差は、M20 NZ/CANの63点差、次がM27 NZ/NAMの62点差、そして M31 SCO/RUSの61点差。
7点差以内の試合が 予選リーグ37試合中6試合。 以下、同様に
8~14点差 : 3試合
15~21点差 : 5試合
22~28点差 : 6試合
29~35点差 : 8試合
36~42点差 : 3試合
43~49点差 : 1試合
50点差以上 : 5試合
「消化試合」が集客できたのは、「4年に一度じゃない、一生に一度」だったからなのか。見る側からすれば、楽しめたと思う。でも、勝ったチームにとって、本当に意味があったのだろうか?もちろん、試合に出る機会の少ない選手を試せた、という「後付け」的な意味はあるのだが…
次に、4トライでボーナス・ポイントということから、「4トライ以上」という観点で見てみる。
(1) 両チームとも4トライ未満の試合が、予選リーグ37試合中5試合。
M3:FRA/ARG、M4:NZ/RSA、M14:JPN/IRE、M17:WAL/AUS、M28:FRA/TON
(2) 負けたチームが4トライ以上取ったのは、M10:FIJ/URG。この試合、得点は27-30だが、トライ数は5-3。
(3) 残りの31試合は、勝ったチームが4トライ以上あげて、ボーナス・ポイントを獲得している。このうち、前半で4トライ以上取った試合は、6試合。
M8:WAL/GEO、M13:ARG/TON、M15:RSA/NAM、M27:NZ/NAM、M29:RSA/CAN
M36:IRE/SAM
M13はARGが前半4トライ・4ゴールをあげ、後半は「お休み」して、最終スコアは28-12。こういうチームがあるかと思うと、NZとRSAはノー天気にというか、情け容赦なく攻め続けて、大差の試合になっている。
(4) さすがに(?)、両チームとも4トライ以上、という試合はなかった。フランス・リーグを見ていると、シーズン終盤に必ず両チーム4トライ以上の「壮絶な」点を取り合う面白い試合が出現する。降格争いをしているチームにとって、勝点1の重みがのしかかることから、試合はディフェンスなしの「打ち合い」になる。
今大会、台風で中止になったM37 CAN/NAMが両チーム4トライ以上の試合になるのでは、と密かに期待していたのだが…
エレロ的視点で言うと、ワンサイドゲームはラグビー的に意味がない。たとえば、RUSは4試合で得トライ・1、失トライ・24である。NAMは3試合で得トライ・3、失トライ・27。CANは3試合で得トライ・2、失トライ・26。
NAM、CANは、グループBで無慈悲なNZ、RSAと戦い、かつ、両国間の試合が台風で中止になったことも影響している。
W杯は、誰のため、何のために開催されるのか?
仮に、世界最強チーム決定戦であれば、参加チーム数を減らすべきだと思う。20チームを16ないしは12にすべきだ。こうすれば、例の「中三日」問題も生ぜず、各チームが同じ間隔で公平に試合に臨める。
一方で、参加チーム20であれば、試合数が増え、多くの地域で試合が行われ、興奮を味わえる人々が増える。また、ほぼ毎日開催になって、予選リーグ期間中の盛り上がりを演出できる。
Covid-19で、いまWRで今後の日程が協議されている。その議論を見ていると、選手の試合機会=現金化の機会を、誰が享受するか、という点が露わになった気がしてならない。
すなわち、
① 所属クラブ・所属リーグに帰属する試合
② 各国協会に帰属する試合 (いわゆる、テストマッチ)
③ WRに帰属する試合 (W杯。WRは、ネーションズリーグやクラブW杯を提案している)
を
㋑ それぞれ何試合行えるようにするのか
㋺ どの季節・時期に実施するのか
ということで 綱引きが行われている。
プレーヤーズ・ファーストを単なる美辞麗句とせず、実のあるものにするためには、まず、各選手の最大出場試合数を年間30試合程度にすべきであろう。これは、一定のコンセンサスができている。イングランド・プレミアリーグは12チームで・フランス・トップ14は14チームで構成され、ホーム・アンド・アウェイで戦われるので、これだけで22試合、26試合が行われる。これに、クラブ・ヨーロッパ選手権の試合が加わるので、これだけで、年間30試合を超えている現状にある。
プロ化した現代、まず、踏まえておくべきなのは、選手をどの機関が育成し・プロとしての給料を誰が出しているかではないだろうか。ENG、FRAでは、①所属チームである。
各国協会、WRは、「いいとこ取り」して「上前」をはねている、と思う。
誰に発言権があるかと言えば、まず、これらリーグ関係者であるべきだ、と感ずる。
そして、収益獲得機会も、①→②→③の順であっていいのではないか、と思う。
一番いい季節・時期に、どのカテゴリーの試合を行うのか、それも問われている。
観客目線で見ても、日ごろからラグビーを支えている人々が最適な環境で応援できるように、クラブチームの試合に、最良期間を明け渡すべきではないだろうか。
もちろん、ラグビーの普及・拡大を目指すために、「にわか」の人々の関心をひくことが重要なこともわかる。しかし、ラグビーが文化として根付くためには、「ハレの日」の機会は少なくして、「ケの日」の充実から始めるべきだ。
ラグビーに限らず、スポーツの国際統括機関が収益獲得策として、いろいろな大義名分を楯にさまざまな大会を創設・充実化しているのは、どこかで歯止めをかけるべきだと思う。
こういう観点も含めて、ラグビー界としては、W杯参加チームを、16ないしは12に減らし、大会規模を縮小するとともに内容を充実させることを考えるべきではないか、とあらためて思う。
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