2024年10月5日土曜日

昨夜は、吉岡 😊 ファミリーの方々と・・・

吉岡和弘先生とは今年初めての再会、久しぶ〜り。吉岡先生の仲間達、西大立目さん、虫明先生、高橋さん、佐藤さんとは先月<大人の幾何学絵画教室>に参加して頂き、その続きのお喋りも🙏吉岡先生の話も、皆さん笑いの絶え無い楽しい夕食会でした。絵画教室に参加した皆さん曰く、ミュージアムのスタッフの方々からキチンと指導を受けて助かりましたと言われて、✌️そうなんですよ。生涯学習センターのスタッフ・粕谷さん中心に、佐々木さん、サトル・ミュージアム友の会の菅原さん、手順を知って居て、私以上に細かくアドバイスして下さいますから安心😊吉岡先生も来年一緒に参加しましょうと皆さんに誘われて居ました(この方々は何故か凄いパワーをお持ちで、例えば、宮城県立美術館移転騒動の時、最初に声を上げて反対した縁の下の力持ちの皆様です)。楽しい会話も19時食事開始で22時過ぎで解散、外は雨も止み傘もささずにふらりと徒歩、20分で帰宅出来ました。食事の時は男性群はノン・アルコールのビール、女性群はビールとお酒、虫明先生だけは、流石、フランス・ワインを、中世都市・南仏カリカッソン地域で採れる繊細なサラリとした若々しいミレラル感の在る白ワイン、プリ・レゾナーブル = Prix resonable の(Montagne Noire Viognier 2022)を美味しそうに頂いていました。


岡島レポート・2019 W杯・備忘録 244

 選挙が終わったら 何かが 変わるのですかね…

2019 W杯・備忘録 244
〜 M48 RSA/NZ 12 〜
 
試合の密度を決めるもののひとつに パスの数がある。そして ハンドリングエラー(H.E.)がアクセントをつける。
準々決勝2試合+決勝戦 それぞれの数値は以下の通りだった。必ずしも、すべてのH.E.がパスに起因するとは言えないが、パス数とH.E数の関係性はあると思われる。ということで、その比率も計算してみた。
(表-1 パス数・ハンドリングエラー数・割合)
 
NZ
IRE
RSA
FRA
RSA
NZ
パス数
137
325
  82
150
  84
221
H.E.
   1
   8
   8
  11
   3
  13
P/H.E.
137
  40.625
  10.25
  13.636
  28
  17
 
H.E.が多いのは、総数としては準々決勝:RSA/FRA戦、チームとしては決勝戦のNZ、試合内容を雄弁に物語っているようにも感じられる。
 
まず 23人の誰がパスをしていたか?
(表-2 備忘録222(表-1 背番号別パス数)+決勝戦)
 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
N
-
1
1
5
3
5
2
7
67
21
1
5
5
7
6
I
7
4
1
7
7
5
10
10
77
73
10
7
19
5
22
R
-
1
-
2
-
1
2
1
24
2
2
5
1
1
-
F
4
6
2
5
2
1
6
3
76
19
3
4
7
7
1
R
-
-
1
1
-
3
2
3
47
11
2
5
-
-
5
N
1
2
1
12
6
2
2
11
81
26
6
16
-
7
17
 
 
16
17
18
19
20
21
22
23
N
-
-
-
-
1
-
-
-
I
3
4
-
3
4
47
-
-
R
-
1
1
4
-
29
3
2
F
1
-
-
3
-
-
-
-
R
1
-
-
-
1
-
1
1
N
-
-
-
3
-
21
6
1
 
ポジション別に集計してみると 以下の通り。
-3 備忘録222(表-2 ポジション別パス数・割合)+決勝戦)
 
 NZ
 IRE
 RSA
 FRA
RSA
NZ
FW一列目
  2 
( 1.5%)
19 
( 5.8%)
  3 
( 3.7%)
13 
( 8.7%)
  2
( 2.4%)
  4
( 1.8%)
FW二・三列目
23 (16.8%)
46 (14.2%)
10 
(12.2%)
20 (13.3%)
11
(13.1%)
36
(16.3%)
スクラムハーフ
67 (48.9%)
124 (38.2%)
53 
(64.6%)
76 (50.7%)
47
(56.0%)
102
(46.2%)
スタンドオフ
21 (15.3%)
73 (22.5%)
  5 
( 6.1%)
19 (12.7%)
11
(13.1%)
32
(14.5%)
他のバックス
24 (17.5%)
63 (19.4%)
11
(13.4%)
22 (14.7%)
13
(15.5%)
47
(21.3%)
  計
137
325
82
150
84
221
 
準々決勝2試合に関しては、備忘録222で次のように書いた。
*******************************
興味深いのは、2試合とも パス数が少ない(相手チームの半分以下)チームが勝利していること。ある意味 ノックアウトステージの怖さを象徴している。これまでも書いてきたことだが、パスはあくまでも手段、リスクを伴うものである。
その意味で考えさせられるのが FW一列目のパス。古典的な(=一列目はパスなんてしない・出来ない…)NZRSAと対称的に現代的なIREFRAIRE・1番・ポーター、FRA・1番・バイユ 現代ラグビーの「申し子」である。滅茶苦茶器用なバイユが グランドに転がるボールを反転しながらパスし・トライに結びついたシーン(21分) 直後に同じ動作に失敗し・相手にボールを渡し・トライされたシーン(25分) 紙一重の怖さを感じさせる。
そもそも全体のパス数がIRE4分の1でしかないRSA、その過半をスクラムハーフがパスしている。それでも絶対数では4チーム中最小。RSAのスタンドオフのパス総数「5」というのも すごい。ゲームプランがぴったりはまった試合だった。
********************************
決勝戦でも ㈰パス数の少ないチームが勝利し ㈪両チームのFW一列目はパスをあまりせず ㈫RSAのパスの過半はスクラムハーフによるものだった。
 
先発・リザーブで見てみると
(-4 先発・リザーブ別パス数・割合)
 
NZ
IRE
RSA
FRA
RSA
NZ
先発
136
(99.2%)
264
(81.2%)
  42
(51.2%)
146
(97.3%)
  80
(95.2%)
190
(86.0%)
リザーブ
   1
( 0.8%)
  61
(18.8%)
  40
(48.8%)
   4
( 2.7%)
   4
( 4.8%)
  31
(14.0%)
 計
137
325
  82
150
  84
221
 
準々決勝RSAのリザーブ比率が上がっているのは、スクラムハーフのリザーブ:21番・デクラークが45分に投入されたことが大きい。
 
ただし、スクラムハーフ除きで見てみても、準々決勝RSAの数値は高い。
(表-5 スクラムハーフを除いた先発・リザーブ別パス数・割合)
 
NZ
IRE
RSA
FRA
RSA
NZ
先発
  69
(98.6%)
187
(93.0%)
  18
(62.1%)
  70
(94.6%)
  33
(89.2%)
109
(91.6%)
リザーブ
   1
( 1.4%)
  14
( 7.0%)
  11
(37.9%)
   4
( 5.4%)
   4
(10.8%)
  10
( 8.4%)
 計
  70
201
  29
  74
  37
119
 
では どのポジションの選手がH.E.をしたのか?
 
 
NZ
IRE
RSA
FRA
RSA
NZ
FW一列目
    0
    2
(25%)
    4
(50%)
    3
(27.3%)
    1
(33.3%)
    1
( 7.7%)
FW二三列目
    0
    2
(25%)
    1
(12.5%)
    3
(27.3%)
    0
 
    0
ハーフ団
    0
    2
(25%)
    1
(12.5%)
    2
(18.2%)
    1
(33.3%)
    2
(15.4%)
他のBK
    1
(100%)
    2
(25%)
    2
(25%)
    3
(27.3%)
    1
(33.3%)
   10
(76.9%)
 計
    1
    8
    8
   11
    3
   13
 
チームとしては、決勝戦:NZの「13」が最多。そのうち、BKで「10」。敗因の一つである。アタックの観点から見れば、レッドによる数的不利⇒キックよりもボールをワイドに振ることを選択⇒パス数の増加 が 考えられ かつ RSAディフェンスの早い上がり=強烈な圧力に さしもの世界的名選手たちが H.E.を繰り返した… では、「レッドなかりせば」NZはどういうアタックをするつもりだったのだろうか… 準々決勝でRSAH.E.を「8」犯している。そのうちの「4」がFW一列目。王者:RSAに一番肉薄したのは、FRAだった!? いろいろと想像を逞しくさせる数値が並んでいる。
 
令和6105