2026年7月4日土曜日

岡島レポート・2019 W杯・備忘録 334

              仮住まい やどかり気分です

               2019 W杯・備忘録 334

              〜 プレーオフ(4) 〜

 

前回取り上げた各リーグの決勝戦について フランスのラグビーサイト:All Rugbyに掲載されている Interesting datasを表にしてみる。

得点(A,Pack Weight(B), Forwards average age(C),Backs average age(D),Tallest player(E), Differents nationalities for starters(F),Differents nationalities for all the team(G)

 

 

  ECC

  Bis

  FRA

  ENG

 

ボルドー

レンス

モンペ

ウルス

トゥー

モンペ

ノーサ

エクス

  A

  41

  19

  59

  26

  28

  20

  26

  17

  B

923

909

951

940

964

948

915

909

  C

  28

  29

  29

  26

  28

  28

  26

  27

  D

  28

  29

  28

  25

  28

  29

  26

  26

  E

207

201

203

201

203

203

207

202

  F

FRA12

RSA 1

AUS 1

NZ  1

IRE13

NZ  2

FRA 9

AUS 2

NZ  1

CAN 1

ENG 1

ARG 1

IRE13

AUS 1

RSA 1

FRA 9

SPA 1

IRE 1

AUS 1

ENG 1

ARG 1

SCO 1

FRA 9

AUS 2

NZ  1

CAN 1

ENG 1

ARG 1

ENG14

AUS 1

ENG 6

AUS 3

WAL 3

NZ  2

ITA 1

  G

FRA18

AUS 2

NZ  2

RSA 1

IRE21

NZ  2

FRA16

AUS 2

NZ  1

CAN 1

ENG 1

ARG 1

WAL 1

IRE21

AUS 1

RSA 1

FRA16

SPA 1

IRE 1

AUS 1

ENG 1

ARG 1

SCO 1

USA 1

FRA14

AUS 3

ARG 2

NZ  1

CAN 1

ENG 1

WAL 1

ENG20

AUS 1

ITA 1

RSA 1

ENG 8

WAL 4

AUS 3

RSA 3

NZ  2

ITA 1

GEO 1

CON 1

 

 

  URC

  SRP

  JPN

USA(メジャーリーグ)

 

レンス

ブルズ

ハリケ

チーフ

神戸

クボタ

シカゴ

カリフ

  A

  36

   7

  60

   5

  22

  13

  35

  17

  B

896

936

940

923

905

869

935

965

  C

  29

  28

  27

  27

  32

  27

  28

  30

  D

  28

  30

  27

  27

  27

  29

  28

  27

  E

201

201

203

203

204

199

199

196

  F

IRE12

NZ  3

RSA15

NZ 15

NZ 11

TON 3

AUS 1

NZ  7

JPN 6

FIJ  2

JPN 9

RSA 3

TON 1

AUS 1

NZ  1

USA 6

AUS 3

CAN 3

RSA 1

GER 1

ENG 1

USA 6

AUS 3

NZ  2

TON 1

FIJ  1

ENG 1

ARG 1

  G

IRE20

NZ  3

RSA23

NZ 20

FIJ  2

AUS 1

NZ 19

TON 3

AUS 1

JPN10

NZ  9

SKO 1

TON 1

JPN12

RSA 4

TON 3

AUS 2

NZ  2

USA 9

AUS 4

CAN 3

RSA 2

GER 1

ENG 1

BRA 1

ARG 1

CHI  1

USA11

AUS 4

NZ  3

FIJ  2

TON 1

ENG 1

ARG 1

 

All rugbyのこの表を見るたびに どこが Interestingなのだろうか と 不思議に思うことが しばしばある。というのも たとえば (B)〜(E)まで どのチームも 似たり寄ったりの数値が並ぶ。だからどうなのか とも思うし どの地域のチームも 同じような身長・体重・年齢の構成になっていることが 実に 興味深い ということかもしれない と 感じている。

 

同じような数値が並んでいて 「均一化」が面白いと感ずるのか それとも バラつきが際立つことを比較することに意味があるということか…

 

ともかく (A) 僅差の決勝戦が 興奮するに決まってる! とすれば リーグワン 素晴らしい!!

 

そして nationalities おそらく 出生地分類だと思われるが 神戸の先発15人(G) 最大数が自国以外(NZ):これは 上記の表で 神戸のみ 過半数が自国以外:これは USAメジャーリーグのチームも同様 なるほどねぇ〜 と ため息まじりに 納得してみたり。楽しくなければラグビーじゃない のかなぁ…

令和8年7月4日

2026年6月27日土曜日

岡島レポート・ 2019 W杯・備忘録 333

♪ 棄てるものがあるうちはいい ♪ なんていう歌を 思い出しながら

                                                    2019 W杯・備忘録 333

                                               〜 プレーオフ(3) 〜

 

広辞苑:プレーオフに 「リーグ戦の終了後に行う優勝決定戦」とある。

なるほど プレーオフの大前提として リーグ戦での長い期間の戦いがなければならない。 では リーグ戦とは?

広辞苑によれば 「すべての参加チームや個人が、少なくとも1回は他のすべての相手と試合する競技の方式。総当たり戦」とある。なるほど・なるほど… Wikiのリーグ戦の詳細な説明 興味ある方は ご覧ください。

 

総当たりのリーグ戦の結果で 「少数に選抜」し プレーオフを戦う。

これに対して ラグビー・サッカーのW杯などは いくつかのグループに分かれての予選プールで 少数を「振るい落とし」 トーナメントの決勝ラウンドを行う。(以下「W杯型」)

 

さて 6月 各国のクラブ選手権の決勝も終わろうとしている。クラブ・ラグビーシーズンが終わろうとしている。かつて ニッポンのラグビーシーズンは 115日の日本選手権で閉じていた。もともと イングランド・ラグビー界には リーグ戦という発想は なかった(はずだ)。というか 選手権という発想そのものを忌み嫌っていた。変われば変わるもの。

 現在 どうなっているか?

フランスのTOP14FRA)、イングランドのプレミアリーグ(ENG)、アイルランド・スコットランド・ウェールズ・イタリア・南アフリカのクラブチームで構成されるユナイテッドラグビー(URC)、これら3リーグの成績に応じて参加チームが決められる欧州クラブチャンピオンカップ(ECC)・下位成績のチームで構成される欧州クラブチャレンジカップ(Bis)、【この二つのカップ戦は「W杯型」】、ニュージーランド・オーストラリアのスーパーラグビー(SRP)、そしてリーグワン(JPN)について、

各リーグの構成チーム数(A)、プレーオフ進出チーム数(B)、リーグ戦開始日(C)、リーグ戦試合数(D)、リーグ戦最終日(E)、プレーオフ開始日(F)、プレーオフ終了日(G)を表にしてみた。

 

 

ECC

Bis

FRA

ENG

URC

SRP

JPN

  A

   24

   18

   14

   10

   16

   11

   12

  B

   16

   16

    6

    4

    8

    6

    6

  C

12/6

12/6

  9/6

  9/26

  9/27

  2/13

12/13

  D

    4

    4

   26

   18

   18

   16

   18

  E

  1/19

  1/19

  6/7

  5/17

  5/17

  5/30

  5/10

  F

  4/4

  4/4

  6/14

  5/30

  5/30

  6/5

 

  G

  5/23

  5/23

  6/28

  6/20

  6/20

  6/20

 

 

どれが理想形なのか? 観る側としては 次々と 密度の濃い試合を見続けることなのだろうか?

ともかく リーグ戦の始まる時期は フランスの9月初旬からスーパーラグビーの2月まで かなりの違いがあるけれど 決勝戦は 6月になっている。世界がシンクロしてきた ということなのか。

1987年 第1回W杯は 南半球のNZAUSで開催され 決勝戦は620日だった。第2回は 北半球:英・仏で開催され 決勝戦は112日だった。第3回は 南半球・南アで開催され 決勝戦は624日だった。第4回以降は 10月・11月に決勝戦が行われている。

もともと 冬のスポーツとされてきたラグビーは 北半球と南半球で 真逆のシーズンを過ごしてきた。NZの選手の自伝を読んでいると かなりの選手が 中高時代 冬はラグビー 夏はクリケットをプレーしている。そういうことは 昔話化してきている…

他の側面同様 W杯が始まり(≒グローバル化を促進する) ラグビーがプロ化され(≒拝金主義がはびこり・エンタメ化が深化する) ラグビーシーズンも 万国共通になってきている。

ところで 現在行われている サッカーW杯は 48チームがグループステージを戦い 12チームが「ふるい落とされ」(25%) 36チームのトーナメント戦に移行する。来年のラグビーW杯は 24チームが予選プールを戦い 8チームが「ふるい落とされ」(33%) 16チームのトーナメント戦に移行する。

参加チームを どうやって「ふるい落としていくのか」 と 考えるのか どうやって「選抜してゆくのか」 なんとなく 受験などの 1次試験と2次試験の関係性みたいなものがあるような…

おそらく 1シーズンかけて戦うリーグ戦を経てのプレーオフ進出チームは 「ふるい落とされなかった」というよりも 少数が「選抜され」ることに 意味がある(はずである)。この観点から見てみると スーパーラグビー 11チーム中過半の6チームがプレーオフに進出するのって やっぱり 興覚めな気がしてならない。

 フランス代表のラモスが Midolの取材に対して 「次から次へと 新たな大会が企画・検討・実現される。でも 誰も選手の健康のことを考えてくれない」と嘆いていたが おっしゃるとおり! というしかない。と思いながら それでも 来週から 新たに始まる ネーションズチャンピオンシップが 楽しみ!! パンとサーカスを心待ちにしているローマ市民になり下がった気分!!!

令和8年6月27日