2014年9月28日日曜日

白石和紙工房を訪ねて。

90歳の遠藤まし子さん
母屋の向かいにある作業場

遠藤宅母屋の親柱
河北新報に掲載されたまし子さんの撮った写真

          


























以前、山梨県に住む美術家の秋山さんの紹介で山梨の和紙工房を訪ね和紙を買い込んだ事が在りましたがその時、白石和紙の話を聞き、その後、白石和紙工房の遠藤忠雄宅を訪ねたのは昭和の時代、と言っても30年前でしょうか、その後パリ大学の学生を連れて行ったり、忠雄さんが亡くなっても奥様の『まし子』さんが元気に後を継いでいます。今日は久しぶり、和紙を頂きに、その後で、まし子さんの作った美味しい手作りのおやつとお茶を頂きながらの、フクロウとナンバンギセルの花の話が楽しかったです。来年の夏の再会を約束して、20年前迄は田圃の中を散歩しながら駅に行けたのに何時頃からか家も建ち並び、駅迄の散歩は解りにくく成っていました。東日本大震災で仕事場は一部破損した様ですが、母屋は親柱のお陰で無事でした。

2014年9月27日土曜日

倉松 功 先生から、ドイツ語の翻訳を頂いて。


 先週の9月11日(火曜日)に倉松 功 先生とランチを頂きました、普段、土曜日にご一緒する機会が多く、今日も先生お気に入りの自然食品店の〖おひさまや〗のランチ、私は先生のお陰で自然食フアンに、今日は珍しい話、倉松先生は昔、ドイツに留学されていまして、又、ザーブルッケン近くにも友人が居ると言う事で、7年前ドイツのミュージアム( Atelier im Museum Haus Ludwig, Saarlouis ) での個展のカタログを先生にプレゼントしていました、カタログはドイツ語、テキストはハンブルグ在住の Dr. Sabine Graf 女史のテキスト。そのテキストの最終ページを日本語に訳して倉末先生が持って来て下さり、ランチの前に日本茶を飲みながら日本訳を読んで頂き、原稿迄頂きました。私はフランス語はある程度解りますが、ドイツ語は、何度もドイツに行っていますが、Guten Morgen, Guten Tag, Auf Wiedersehen, Ja  , Nein , Vielen Dank ぐらいですから、全然、解らないので感謝でした。倉松先生は毎年、ロンドンに居るご家族と、ハイデルベルグを中心にドイツを旅され、時にはパリにいらっしたり、ポルトガルに旅したりと元気に過ごされています。先生はマルテイン・ルターの研究者として知られており、お会いする度に勉強させて頂いています。ドイツでも文化人は英語とフランス語を解る方が多く、ドイツに行っても私はフランス語で助かっています。

2014年9月26日金曜日

最終チェックで、微調整・・・

一葉ちゃんも台に乗って塗ってくれました。










9月20日の親子ワークショップ作品が完成しましたが、どうも、気になる所が在り、微調整とは言え、再度、一部を塗り直し完成(テープ貼り、メデユーム塗りを含め、総て、スタッフの皆様が作業して下さいました、私は最終仕上げにちょっぴり参加)。今日は、皆さん忙しい中を緊急に、ミュージアム友の会の佐々木恵美さん親子、センター・スタッフの皆さんで完成。新幹線の時間を1時間遅く変更させて頂いて助かりました。日野所長はじめ、岩井さん、粕谷さん、佐々木さん、木村さんと、来年の再会を約束してセンターを17時15分に、粕谷さん、岩井さんに、くりこま高原駅迄送って頂きました。ミュージアムの展示も完成、キャプションの位置も微調整して頂、完璧でした。心を癒してくれて、元気と勇気を与えてくれるふるさとの空気を心体で謙虚に感謝を込めて一杯吸って・・・私の夏休みが終わりに・・・楽しかった〖ふるさと〗滞在でした、それも、総て仲間の皆様のお陰で〜す。感謝!!

新しい展示は、 Torres Garcia 展と Satoru 展

Satoru Sato Art museum 常設展会場に、私の鉛直主義宣言以前の作品、1973 年代の作品から直線に興味を持って描き始めて居た1975年迄の期間のコレクション作品16点の中から、岩井さんと粕谷さん二人が、彼らの観点から11点を選んで展示して下さいました。感謝しています。




展示会場・第一展示室から第二、第三展示室の全会場は、今回、日本初公開とも言えるべき、巨匠・トレス・ガルシア/ Joaquin Torres Garcia氏(1874〜1949年)のテキストとデッサンが描かれているリトグラフ(石版画)の 版画集(理性と自然)、45点が展示されました、この展示は岩井さんが昨年から考えて居た企画です。トレス・ガルシア氏はウルグアイの画家とは言え、バルセロナで学び、バロセロナで子供の為の絵画教育実験学校を主催する等、スペインで画家として理論家として、文化人として活躍していたのです、その後、36歳の時、 1910年から19 32年迄の22年間パリに住み、欧州の幾何学構成アートの歴史に大きな足跡を残しました、パリで美術評論家として活躍していた Michel Seuphor 氏との出会いで、彼らは 1930年、パリでセルクル・エ・カレ展(Cércle et Carré 展)を組織し(モンドリアン、ジャン・アルプ、カンデインスキー、ファントンゲルロー、ペブスナー、ナウム・ガボ、ソヒー・トビー・アルプ等、多くの幾何学構成主義の抽象作家が参加)、それはヨーロッパの幾何学構成アートの作家達をパリに集合させた重要な機会で在り、モンドリアンはじめとする作家達と交流し大きな歴史を築いた二人なのです。スフォー氏はパリに住み、トレス・ガルシア氏はその後、1932年、ウルグアイに帰国、隣国アルゼンチンを中心に、南米の画家達に大きな影響を与えたのです。
トレス・ガルシアのテキストとデッサンの版画集は 1932 年、パリの IMAN 出版社より発行され、この貴重な版画集を私にプレゼントして下さったのが、パリに住む、世界的な美術評論家の Gérard Xuriguera 氏なのです。3年前、毎週金曜日の昼食会で、このテキスト知っているかと見せてくれて、その時、手に取った時は衝撃で心体が震えました。汚さない様にそっとまじまじと見つめていたら、欲しいか、サトルの為に持って来たんだから、と、言われて嬉しかったです、Satoru Sato Art Museum に欠かせない貴重な資料、スホールとモンドリアンとトレス・ガルシアの横の繋がりのコレクションが出来たのですから、惜しまず、Satoru Sato Art Museum に寄贈させて頂きました。82年前の版画集の展示です。これは歴史的に貴重な作品で在り、理論は詩的に説いて、デッサンは可愛いと言うより、幼児や小学生でも何かを感じ取れるモノです。日本語訳は春日 華榮 氏にお願いし、和訳した文章も展示されています。

久しぶり、春日の勝ちゃんからメールが届きました。


サトル 様
中国の旅、「サトルの独り言」ブログで拝見、素晴らしいですね。
九月特に中下旬は税務調査立会いなど本職の税理士業務が多忙で・・・
週末は中学1年と小学2年の孫姫のバスケ応援、2か所の会場で移動ですが、二人の活躍ぶりが元気の素です。その合間に秋野菜の植え付けなど多忙です。
体調は古希もを迎えまずまず、近所の仲間とビール談義も通常です。ご心配かけて申し訳ないです。
10月には宝江中の同級会で日光へ「古希記念」の一泊旅行、女性35人、男子5名、春日フアン?が多いので楽しみです。
来年の東京でのミニクラス会には元気でお会いしましょうね。気をつけて奥様の元へお帰りください。
Bon  Voyage !!! à l'Anne  prochaine   春日 勝三

2014年9月20日土曜日

9月20日、ミュージアム特別企画・親子ワークショップが開催されました。

昨年の夏、登米市中田生涯学習センター企画で復興・東北・登米市 サトル・サトウ・アート・ミュージム特別企画展(遊びと幾何学構成)が開催されました、そのプレ・特別企画展として、親子ワークショップが開催され昨年の9月14日に完成、すでにこのブログで紹介していますが、1年が過ぎたので、そろそろ、作品撤去、取り壊しの計画で居ましたが、台風を何度も迎えながら作品の保護・整備に注意して居て、作品は傷んだ所も無く、作品撤去せずに作品を再生させたいと言う新任の日野センター所長と前任の熊谷所長の希望も在り、担当の岩井君の熱意に負けて、改めて古い作品を再点検、確かに、運良くと言うか、古く成った材木の状態は傷もなく、痛みもなく、逆に奇麗に日焼けしている材木の肌は魅力的に変化していて、その状態を活かして材木の肌を活かす様に、何色が良いか検討、結局、白い色を帯状に塗る事に決定、昨日、既に糸で線の位置を決めて、テープやメデイーム・マット、絵の具など、既に準備済み、今日は午前中に、登米市 Satoru Sato Art Museum のサイトHPの変更に伴う説明会を御聞きして、岩井さん、ダイちゃんはミュージアムの作品微調整とライトの設置、それが済んで、皆さんでの昼食は手作り、旬のさんま焼き、豚汁、ご飯は新米、お替わりしました。13時前に陽子ちゃん(仙台・Art  Géo Construit 展に出品している及川陽子)が来て下さり、13時過ぎから庭に出て、丁度、佐々木さん親子、陽子ちゃん、センターのスタッフ全員の協力と、ミュージアム友の会の新任の役員さんも応援に、挨拶は前・会長の佐藤幸一会長に、天候も良く楽しい会話と制作に参加させて頂きました。作品は垂直に建った板張りに帯状に斜めに線を描くと言うモノです、完成した作品の写真は後日、掲載致します。




水希ちゃん大奮闘でした。



2014年9月15日月曜日

坂田ご夫妻が、ミュージアムに・・・

昨日、仙台でお会いした八戸の坂田ご夫妻が、Satoru Sato Art Museum を訪問すると言う事で、私も急遽ミュージアムに駆けつけました、ミュージアムを見て頂き、八戸や七戸、パリの話から鷹山ひばりちゃんの話も出て楽しかったです。来年は是非、青森に行こうと思いました(今年、青森を訪ねる計画でしたが、時間的に無理だったので)。

坂田夫人とゆかりちゃん、盛り上がっていました。



2014年9月14日日曜日

第三回・仙台・Art Géo Construit 展の打ち上げ会は・・・

仙建ギャラリーでの展覧会無事終了、搬出を終えてから、ターンアラウンドの近く、大平君の住まいから徒歩で1分の所での打ち上げ会、楽しく、愉快に、過ごせました。皆さんに感謝です。9月6日の最終研究会(白松ロフトホール)、8日の搬入、展示、9日オープニングに欠席しましたが、11日から皆さんと再会、2日間、受付の手伝いをして下さった志津ちゃんとはお会い出来ませんでしたが、さすが、見事な展示で安心致しました。来年の夏、ターンアラウンドでの国際交流展の話も出て、更に、盛り上がりました。
左から、高山、清水、三上、佐藤、大平、関本、安部ちゃん

第三回 Sendai Art Géo Construit 展を訪ねて・・・

 9月11日、午後、仙建ギャラリーにたどり着きました。これからは14日迄、ギャラリーに友人来ると呼び出されて慌てて自転車で会場に飛んで行く3日間が始まります。今回は3回目の展覧会、確実に皆様の作品がレベルアップされたのが解る様です。展示も昨年同様キチンと、清水さんや、高山さん、そしてターンアラウンド(安部ちゃん、関本君関係)関係のお友達も、アカリちゃんの関係者も、それぞれ、多くの方々が会場に来て下さった様子です。










































既に、大先輩の画家・渡辺先生、早坂先生、立体作家の翁先生も御来廊下さいました、カナちゃん、イロハちゃんも、パリ在住の志津ちゃんも2日間、受付をお手伝い、お会い出来なかったで〜す。それでも、中国から戻り、ギャラリーで多くの方々とお会い出来ました、最初にお会い出来たのは清水院長(2ヶ月前、野武士の様な髭が似合う先生でしたが、奇麗に剃っていました)、陽子ちゃん一家、ユキちゃんのおばあちゃま、後藤ママ、任子さんとも、登米市中田生涯学習センター(Satoru Sato Art Museumと石森章太郎ふるさと記念館兼任館長)の日野所長と担当の岩井さんはじめ、多くの友人が来て下さったり、最終日は仙台ジャズ・フェステバル、市内は渋滞の中16時30分、八戸から坂田ご夫妻が車で無事、到着、今年の4月、パリで坂田さんがお会いした Arvelaiz-Gordon ,  Belic , Bogumila , Colmenarez , Park Woo-mi , Salevor ,  Sandal Karima  の作品も見て頂き、その後、搬出作業を無事終えて、打ち上げ会へと流れました。作品展示会場の仙建ギャラリーの担当・本田様、又、研究会・作品制作会場、白松ロフトホールをお貸し(お菓子)して下さいました白松がモナカ本舗社長・白松一郎様に深く感謝しております。有り難う御座いました。