2021年5月30日日曜日

🎉 Féte des Mère 今日は母の日😊 花束が届きました・・

 5月の最終日曜日がフランスの母の日、Féte des Mère 、Akiちゃんから花束が届きました。

5月も末、6月に成れば、新しい風が吹いて来そうです。

 公園はもう、夏の準備、先週まで、公園の池底の一部が綺麗に整備されて水が無かった所に満杯の水が入って居ました。確か昨年の末からの工事だった様ですが。それにしても5月末、コロナ禍の中で、大勢の方が日向ぼっこに( ビタミンD確保の為 😊 )、家族連れや仲間と一緒に、公園の芝生の上で楽しんで居ました。ソシアルデスタンスはそっちのけ!天候の良い土日は太陽を求め混み合います。フランスの1回目のワクチン接種は現在・2460万人を超えて、2回目の接種を終えた方は1056万人、これから夏休みに向けてワクチン接種に追い込み・拍車がかかります。感染者が既に564万人、死者10万人を超えて居るので、来週から更に18歳以上は誰でもワクチン接種が出来ると報道されています。


2021年5月29日土曜日

岡島レポート・2019 W杯・備忘録 79

                                             2019 W杯・備忘録 79

     ~   5点差 ~

  先週末のヨーロッパ・クラブ選手権決勝(以下、「HC」)、日本選手権決勝、いずれも5点差の試合だった。ノーサイドの笛が吹かれるまでの5点差での戦い、スリルがあった。PGDGでは追い付かない。負けているチームは、遮二無二トライを取りに行く。「下駄を履くまでわからない」試合だった。

試合展開だけを見れば、いずれの試合もある時点では「勝負あった」と感じさせるものだった。

パナソニック/サントリー、27分に20-054分に28-1272分に31-19とセーフティー・リードとも言える点差があった。敗色濃厚の中、76分・サントリーのトライ・ゴールで31-265点差に詰める。

 HCトゥルーズ/ラ・ロッシェル、27分にラ・ロッシェル・12番にレッドカードが出され、15人対14人の戦いに。68分には22-12と引き離される。72分・ラ・ロッシェルのトライ・ゴールで22-175点差に。

 80分間を通してみれば、終始優勢だったチームが順当に勝ったとも言える。ただし、「判定・優勢勝ち」が存在しない点数ゲーム。ラストワンプレーの大逆転が起これば、どう語り継がれたのか…

 敗者・サントリー、10番・バレットがPG1本、トライ後のゴールを1本外した。これだけで5点。HC・敗者・ラ・ロシェル・10番はPG2本外していた。もちろん、これらが決まっていれば、その後の試合展開も全く異なっていたのだろうが。

  ちなみに、2019W杯・45試合では、5点差の試合はなかった。

  決勝の4チームを見ていて、どのチームにも「ガイジン」選手が多かった。フランス・トップ14、日本のトップリーグの現状を表している。先発15人の出身国・代表歴は次の通り。

 

 1

 2

 3

 4

 5

 6

 7

 8

 9

10

11

12

13

14

15

T

 

 

N

A

A

R

 

N

 

 

 

N

Ar

R

 

L

 

 

n F

 

A

 

 

N

N

N

R

F

 

R

 

P

 

 

 

A

E

t J

 

a J

 

 

 

W

a

a

 

S

 

 

 

e

a

n J

 

a

 

N

 

 

 

 

 

(注)1. 最左列はチーム名 

T:トゥールーズ  L:ラ・ロシェル  P:パナソニック  S:サントリー

2. 最上段列は、ポジション。大文字は、外国代表歴。小文字は、出身国。

N:ニュージーランド A:オーストラリア R:南アフリカ Ar:アルゼンティン F:フィジー E:イングランド T:タイ W:ウェールズ

3. 小文字+大文字は、出身国+自国代表

  どのチームも世界中(と言っても、南半球3か国)から選手を集めている。特に、FWの二列目・三列目は、ガイジンが占めている。フランス代表No.8でプレーすることの多いアルドリッドは、ラ・ロシェルでは元オールブラックのヴィトに譲り6番でプレーしている。(話は飛びすぎるかもしれないが、姫野がNZのチームでNo.8を務めているのは「革命的」なことかもしれない。)

  そして、HCもガイジンだ。トゥルーズ:モラは生え抜きだけれど、ラ・ロシェル:ギブス(FW担当、NZ、来シーズン松島の所属するクレルモンのHCに)+オガーラ(BK担当、IRENZでコーチング歴) パナソニック:ディーンズ(NZ7年目) サントリー:ヘイグ(NZ2年目)。ここでも ガイジンというか NZ人が活躍している。

  一方で、大きく異なるのが、シーズンを通じての試合数。日本の両チームは、予選プール:7試合+決勝ラウンド4試合(サントリーは、準々決勝対リコー戦が不戦勝)で、11試合。

 HC決勝に進出したフランスの両チームは、コロナ禍で変則開催となったHCは、予選プール:2試合+決勝ラウンド4試合だけだったが、フランス選手権では、現時点までに24試合戦っている。フランス選手権の決勝まで進出するとリーグ戦:26試合+決勝ラウンド2ないしは3試合戦うことになる。ほぼ1年間、毎週に近い試合、かつ、シーズン途中の6か国対抗などもあり、強豪チームは選手のやりくりに頭を悩ませている。フランス・トップ14には「joker medical」(シーズン途中にケガ人が多発した場合に、新たに「ジョーカー」として選手を加入させる制度)が存在する。HC決勝でトゥルーズのトライをあげた13番・マリアは、この制度で今年1月にチームに合流したアルゼンティン人。

  日本のトップリーグは17年の歴史を閉じ、次なるステージに。開幕した17年前:2003/04は、12チームで構成されていた。そのうち、9チームは最後のシーズンもトップ14に名を連ねていた。一方、5位:ワールド、11位:セコムはチームが消滅し、10位:近鉄は下部リーグで戦っている。企業業績に左右される日本ラグビー。

  フランスでは、2003/04シーズン、16チームで構成されていた。この16チームのうち、半分の8チームはトップ14から姿を消している。アマチュア時代に優勝を争い・伝説の選手を輩出した小都市の伝統チームである。まさに「地域密着」の典型的なチームが「おカネ」の力に抗しきれず脱落している。フランスのオールドファンは、これを嘆いている。そして、ガイジンが多くなっている現状を嘆いているのはノスタルジーだけではなく、代表強化の観点からも非難の声があがっている。

  無目的・気晴らしのスポーツが、資本主義の高度化とともに、どんどん変質していく。それ自体は、歴史的必然なのだろうか。

 日本の新リーグがどうなっていくのか、それは代表チームの成績にも影響する。ラグビーファンとしては、ジャージを買い・スタジアムに行き、おカネが回ることに貢献するしかないのだろうか…

                                                                令和3529

2021年5月26日水曜日

1年がかりで、お世話に成りました。

 昨年は右下奥歯の2本を抜歯、やっと、今年1月にインプラントを終えました。また、昨年縦に割れた左の上の抜歯した所も、先月、インプラントを終えました。モンパルナスの歯科医のEric先生は、彫刻家の仲間 Campa(25年前に初めてインプラントをしてくれた歯科医)の同級生の歯科医の息子2代目で、学生時代にラグビーをしていた強者、会話も楽しく良く歯の相談にのって下さいます。片やEricの友人インプラント専門のJacque 先生はルーブル美術館に近い所に歯科医院を構えて居ますが、なんと、15年前に私の2本目のインプラントを担当して下さった Hopital Cochinの教授の Guy Princ先生の教え子とか、話してみてお互いびっくりしました。これで当分、歯の心配は無さそうです。

2021年5月22日土曜日

ラグビー・欧州チャンピオン・カップ優勝は Toulouse !

 ラグビー欧州チャンピオン・カップ準決勝にフランスチームがなんと3チームが残り、決勝戦はフランスチーム同士の対決に、そして、トウルーズ(Toulouse)がラ・ロシェル(La Rochelle)を 22対17で破り、欧州最強チームとして11季ぶりの優勝、史上最多、5度目の栄冠を勝ち取りました。コロナ禍で各チーム万全では無かった様です。決勝でのレッド・カードは痛かった!

岡島レポート・2019 W杯・備忘録 78

2019 W杯・備忘録 78

~ ドロップゴール ~

  先週末の第58回日本選手権&トップリーグ・プレーオフ準決勝の二試合をご覧になられた方も多いと思う。パナソニックとサントリーが順当に勝ち上がった。両チームともに、1本のドロップゴールを決めている。敗者はゼロ。

 第1戦:パナソニック48-21トヨタ。前半22分、トヨタが15-8とリードしている場面で、パナソニック・10番がドロップゴールを決め、15-11と点差を詰めた。

 第2戦:サントリー26-9クボタ。前半19分、3-3と同点の場面で、サントリー・10番がドロップゴールを決め、6-3とリードした。

  51日・2日に行われたヨーロッパ・クラブ選手権(ハイネッケン・カップ)準決勝では、第2戦:ラロッシェル32-23レンスター、前半18分、レンスターが7-3とリードしている場面で、ラロッシェル・10番がドロップゴールを決め、7-6と点差を詰めている。

  いずれも効果的なドロップゴールで勝利に結びついている。

  今大会(2019W杯)の決勝ラウンド7試合では、ドロップゴールによる得点はなかった。準決勝:RSA/WAL戦、後半34分、16-16の同点の場面で、RSA10番が相手ペナルティのアドバンテージが出ている中でドロップゴールを狙ったが外した。直後、ペナルティゴールを決めて勝利している。このドロップゴールが決まっていたら、記録・記憶に残るドロップゴールの一つになっていたのだろう。

  エレロ『ラグビー愛好辞典』「Drop」の項目では次のようなことが書かれている。

・ 「ドロップゴール」は化石化したプレーだ。ご先祖様が長きにわたって何の変更も加えられずに生き延びてきたようなものだ。我々の「亀」であり、「サイ」である!前々世紀の古代イングランド・フットボールの遺物であり、エリス少年も・ビクトリア女王下でも・1905年のオールブラックスもドロップゴールを試みた。

・ 実際、ドロップゴールは得点(3点)になる。しかし、ペナルティゴールや(トライ後の)コンバージョンゴールとは異なり、試合が動きプレーが続いている最中のキックである。「To drop」とは英語で(ボールを)落とすことである。ボールを落として、地面からはね返ったら即座にキックする。どのプレーヤーでも、誰の許可も必要なく、どの地点からでも試みることができる。もちろん、ゴールポストまでの距離などを考慮にいれなければならないが。

・ 現代のラグビーはトライ至上主義で、ドロップゴールは三流扱い、「ダサい」一つの手段に見られがちだ。

・ ドロップゴールの名手は、フロントローやパスの名手のセンターと同じように、ラグビー史にその名を残している。

・ 1995W杯決勝では、RSA10番・ストランスキーが延長の決勝ドロップゴールを決めている。(注:この試合、9-9の同点で延長に入り、延長2分:NZ10番がPGを決めリード、その後12分:RSA10番がPGを決め追い付き、14分:RSA10番が決勝ドロップゴールを決めている。)

・ そのRSAは、4年後の次の大会では、準決勝、AUS10番にドロップゴールを決められ大会を去っている。

  エレロが書いたのが、2003年大会前。

 2003W杯決勝は、17-17の延長19分、ENG10番が決勝ドロップゴールを決めてエディー・ジョーンズ率いるAUSに勝利したことは記憶に残っている。

  それにしても、ドロップキックのためにボールを前に落とすことはノックオンにならない、というのは、エレロの書いている通り、歴史的な決め事だ、としか言いようがない。

  現在の競技規則では次のように定義されている。

ドロップキック:ボールを故意に片手、または、両手から地面に落とした後、最初にはね返ったときに蹴ること。

ノックオン:プレーヤーがボールを落としボールが前方へ進む、または、プレーヤーが手、または、腕でボールを前方へたたく、または、ボールがプレーヤーの手、または、腕に当たってボールが前方へ進み、そのプレーヤーがそのボールを捕りなおす前にボールが地面または他のプレーヤーに触れることをいう。

  ラグビーは、得点の積み重ねゲームで、より多くの得点を獲得したチームが勝利する。得点の引き出しは多いに越したことはない。

この週末の決勝戦2試合、どのような展開・結末が待っているのか、楽しみである。

                                                                   令和3522 

2021年5月21日金曜日

Exposition Colmenarez à Musée herbe Paris

 今日は先ず、Galerie Wagner に立ち寄り、そこから、セーム川を渡って、Colmenarez の回顧展会場のMusée herbe Parisに辿り着き、先ず、近くのカフェでお茶(チョコラショ)をご馳走に成り、会場に戻ると、Hondoも来て居て、久しぶりのお喋りとColmenarezの解説で楽しく作品を拝見出来ました。帰りはブラブラと違う街並みを歩いて帰宅、最近は天候の良い時には散歩を心がけて居ます。

2021年5月20日木曜日

Hondo Uzn からの写真が届きました・・・

Paris VIIIの私のクラスの授業風景((Universite Paris VIII au département d'Arts Plastique)、30年前の写真が届きました。16年間、多くの学生と付き合って今はアーテイスト仲間として付き合って居る仲間の一人、Hondoから、同時に、Paris VIIIの先生だった友人のColmenarez と同時電話で三人で楽しく会話出来ました。写真は左から私のクラスに立ち寄ってくれた造形作家で長く大学で教鞭をとって居る Colmenarez、新米の先生 Sotoru、学生時代のHondoです。昨日はやはり教え子で造形作家のGaëlとParc Montsouris でコーヒーを飲みましたが、皆さん成長して居て頑張って居るのを見ると勇気を頂きます。そう3日前よりパリではレストランやカフェのテラスで食事やお茶が出来る様に成り活気が戻りつつ在ります。

2021年5月15日土曜日

岡島レポート・2019 W杯・備忘録 77

                2019 W杯・備忘録 77

 ~ ガバナンス ~

  前回紹介したドキュメンタリー『パシフィックラグビー 光と影』ではWorld Rugbyの評議会の構成が不公平である、と指摘していた。これは、ある意味で正論である。現在のティア1中心の評議会構成は均衡を失している。

 では、加盟協会それぞれが1票ずつ持つことがいいことなのか?

  「ガバナンス」という言葉を耳にし・目につくようになったのは近年のような気がする。手元の広辞苑・第5版には掲載がなく、第6版から出現する。第7版では『ガバナンス【governance】統治・統制すること。また、その能力。』とある。人間社会の始まりからそういう行為・機能は存在したのだろうが、それに言葉を与え明確にしたのは近年で流行り言葉になった、ということだろうか。

 統治・統制主体は、何を目的としているのだろうか?

 統治・統制主体を「選ぶ」のは、誰なのだろうか?

  世界ラグビーのガバナンスはどうなってきたのか?

 エレロ『ラグビー愛好辞典』「International Board」の項では、次のようなことが書かれている。

・ 1884ENG/SCOの試合(レフリーはIRE人)でのENGのトライを認めるか否かで紛争が起こり、翌年の試合は中止となった。そのような状況下で、SCOが仲裁機関の創設を提案し、ENGが受け入れた。ラグビー界の司法機関:International Rugby Football Boardの創設である。そこにはENGの狡知が働き、ENGがマイナーにならないように、ENG:6、SCOIREWAL:各2の票が割り当てられた。

・ RSAAUSNZが加盟したのは、1948年。

1958年に、やっと、各協会2票の構成となった。

FRAが加盟したのは1978年。

・ International Boardは創設時から、ラグビー界におけるテストマッチ(協会代表チーム間の試合)の規則の制定及び紛争の処理機関であった。1948年には次の規定が制定される:「競技規則の制定・改正及びその解釈に関してはInternational Boardの所定の機関で決定されなければならない。加盟協会間のすべての試合はInternational Boardの監督下にある。」

  件のドキュメンタリーでWRCEOは「1協会1票の方がより公平ではないですか?」という問いかけに対して次のように話している。

「それだと歴史が反映されず、現時点での試合への経済的貢献も反映されないことになる。1協会1票の考え方は、投票権を持つすべての国を管理するという問題が発生する。」

  おカネが絡まないアマチュア時代、紛争の仲裁が主たる目的であった。それであれば、気の合った仲間内のことで済んでいたのかもしてない。しかし、ラグビーが仲間内のことでは済まずグローバル化し、かつ、プロ化すれば、おのずとガバナンスのあり方も異次元のものが求められる。では、それは「収益最大化を目的とする」ガバナンスなのだろうか?

  サッカー界の世界統括組織であるFIFAは、1協会1票制である。しかし、そこでは世界を揺るがす大スキャンダルが生じたりしている。「他山の石」とすべきなのだろうか?

 投資ファンドの投資対象になりかねない現在、1協会1票は、現代民主主義社会における最低限満たすべき要件の一つなのであろうか。

  WRは、5月12日の評議会で、独立委員会が提案していたガバナンス改革案(①現行のティアに代わる加盟協会の格付け制度(reclassification of Unions)を導入し②評議員数を①に応じて割り当てることなどを内容とする)を承認し、2024年から実施すると発表した。どのような変化が生ずるのか、期待したいものである。

  世界のラグビー界のガバナンスを考える上では、選挙⇒選挙権・被選挙権の在り方が論点となる。では、日本国内のラグビーのガバナンスを考える上で同じ論点が成立しうるのか?

 日本ラグビーフットボール協会は、英語名:Japan Rugby Football Unionと称しているが、「財団法人」として国内法に基づく法人格を有している。すなわち、人的結合体ではなく、構成員が存在しない。換言すれば、基本財産に法人格が与えられており、根源的には選挙という行為は存在しえない。

 では、日本ラグビー界のガバナンスは、何を論点として議論すればいいのだろうか?

  そして、私たちは、良質な「パンとサーカス」を待ち望むだけの存在なのだろうか?

 ******************

  ラストシーズンのトップリーグも佳境に入ってきた。

準々決勝3試合とも見ごたえがあった。試合中の逆転回数だけを見ると、パナソニック32-17キャノン:0回、トヨタ33-29ドコモ:3回、クボタ23-21神鋼:2回であった。

準決勝、決勝、逆転劇が起こるのかどうかも気になっている。

 ******************

  510日、WRから今年6月のテストマッチが発表になった。ライオンズのRSA遠征が最大の目玉であり、各国の試合が展開される。JPNはもちろん、パシフィック諸国、USACANの試合も含まれている。WRによれば、ランキング上位30か国のうち25か国の試合が組まれたとのことである。気になったのは、ITAの試合が見当たらないことである。どうなっているのだろうか?

                                                                                   令和3515

2021年5月12日水曜日

おはようございます😊今日は一日、雨模様です・・・

 😊 九州南部も例年よりも早く<梅雨入り>しました。どんよりとした福岡市・・福岡タワーも霞んで見えます 👀 福岡も今日から▶︎緊急事態宣言◀︎ これから鬱しい時季を周りの色鮮やかな花達で和みましょう🎵 調べはアマリリス 🎵 彼岸花科で花言葉は<誇り、お喋り、輝くばかりの美しさ>、気持ちだけは華やかで元気に過ごしましょう👍 M・M

2021年5月9日日曜日

アトリエで、のんびり、一服!しています。

 小品を1点、完成した所で、ゆっくり、のんびり、ハバナ産の葉巻をふかして居ます。1年以上、レストランで食事する事も出来ず(テラスではランチを頂いて居ますが)カフェでのんびり葉巻を吹かす仲間ともなかなか会えずに、アトリエの庭先でのんびり青空を眺めながらコヒーを頂きながら、音楽を聴きながら葉巻を・・・静かに楽しんで居ます。写真はAkiが撮ってくれました。

2021年5月8日土曜日

岡島レポート・ 2019 W杯・備忘録 76

                                       2019 W杯・備忘録 76

 Eligibility 

   Eligibility、手元にある電子辞書(ジーニアス英和辞典)では「名詞:(…に対する)適任(性)、適格(性);被選挙資格」となっている。

 ラグビーを含むスポーツの世界では、「代表選手資格」という意味で使われている。

ウィキペディア「ナショナルチーム」の項では、オリンピック、各種スポーツの代表チームの選手になる資格(要件)が解説されている。ラグビーは、独特の資格要件を設けている。

 ラグビー界で、この資格要件に反対している人々がいる。

  ご覧になられた方もいるだろうが、Jスポーツで「パシフィックラグビー 光と影(原題:OCEANS APART : Greed, Betrayal and Pacific Rugby)」というドキュメンタリーが放送された。太平洋諸島選手会(Pacific Rugby Player Welfare)を立ち上げた元サモア代表のダニエル・レオが2年余をかけて関係者を取材し、パシフィックラグビー(具体的には、サモア・トンガ・フィジー)の現状を分析し、世界のラグビー界のGreed(貪欲さ=ワールドラグビーとティア1協会が利益を独占している)、Betrayal(背信)を告発する内容となっている。

 そして、Betrayalの象徴としてeligibilityを取り上げている。

  15人制ラグビーの世界でも、2001年以前は、一度ある協会の代表選手になったとしても後に他の協会の代表選手になることができた。オールブラックの選手が母国パシフィックラグビーの選手となることでパシフィックの強さを支えていた。

 ところが、2001年以降、一度ある協会の代表選手になったら他の協会の代表選手になれない規定となった。(13人制ラグビーでは、最近、この規定が改正され、複数協会の代表選手になることが可能になり、トンガがワールドカップで躍進した。)

  この状況について、オールブラック・55キャップ:サモア代表・4キャップのFrank BUNCEは次のように解説している。

「“強豪国”と呼ばれるチームは、資金も人材も豊富で常に成功し続けトップを守ろうと必死だ。でも、世界的にラグビーを発展させるなら、目を開けて他の選択肢も見つめるべきだ。」

  トンガのキャプテン・チームマネージャーだったInoke AFEAKIはこう語っている。

「かつてトンガは大差で日本に勝っていた。でも今は逆だ。トンガの選手が日本にいる。彼らは海外で経験を積んでいる。例えばある国で学校に行ったからといって他の国で働くなとは言えない。学んだ国でしか働けないのはおかしい。その考えは奴隷制と同じだよ。人間は所有物じゃない。」

  The TimesのジャーナリストStephen JONESはこう語っている。

「他国の選手を引き抜いてきて価値があると言えるのか? どのチームにも平等にチャンスが与えられるべきだ。価値を満たさなければ、ラグビーはただの恥さらしだよ。」

  このドキュメンタリーの終盤に、ワールドラグビーのGOSPERCEOとの対談が撮影されている。

レオ:パシフィックでよく聞いたのは、Eligibilityをもう少し好意的にしてほしいという点です。

GOSPER:これはWRの評議会で何度も話し合っている。賛成する協会もあるし、そうでない協会もあるんだ。だが、選手たちにはよく思われていないようだ。一国しか選べないというのは整然としていて、協会全体が賛成しているわけではない。もっと広い目で見てほしいんだ。視野を狭めず他の協会も考慮してほしい。

レオ:その価値観で救われている国もあると? それとも単なる保護政策ですか?

GOSPER:判断が難しいところだと思う。協会が守ろうとするのは当然でそれが彼らの使命だ。ラグビーの一般的な価値観は、ピッチの中でも外でも保証されるべきだ。皆のための議論が通らず残念に思っている。

  その後、レオは独白で次のように語っている。

CEOと話して、私も失望した。WRは現状には責任を負わないが、ティア1協会にはお金を払う。 … 表面的には高貴な価値観を示すラグビー。平等、公平、スポーツマンシップ。しかし、その実態は植民地時代と何も変わらない。太平洋諸島の選手を商品として扱い、利益を出すために利用している。」

  あらためて、国籍のあり方と比較してみると、①二重・多重を認めるか否か ②血統か属地か ③変更(「帰化」など)を認めるか否か が論点となる。

 まず、①に関しては、競技スポーツで「二重・多重」を認めることはない(だろう)。②に関しては、血統を認めるとともに、「3年居住」(まもなく、「5年」に変更される)という要件で認めている。問題なのは、1度ある国の代表になったら、他の国の代表になれないことにある。

 いずれの「ルール」にも、利益を受ける者と不利益を受ける者が生ずる。これ自体は避けがたい。問題にすべきなのは、それが「ラグビー的価値」に適合しているか否かであろう。

  思い返してみると、2001年の規定改定の「引き金」になったのは、JPNである。1999年・W杯第4回大会に、元オールブラックのジェイミー・ジョセフとグレアム・バショップがJPNの一員として戦った(この大会は、予選プール3試合。両人は、ほぼフルタイム出場している)。世界中の多くの人が「おかしい」と感じた(と思う)。そこで導入されたのが、現在の要件である。これによって、少なくとも、サモア・フィジー・トンガは大きな不利益を被っている。ちなみに、1999年大会でもJPN/SAM戦があり、439SAMが大勝していた。

  トニー・コリンズ 北代美和子訳『ラグビーの世界史』(白水社 2019年)に次の一節がある。

『ヨーロッパのサッカークラブがアフリカ人選手を集める場合と同様に、トンガその他の島国に共感する多くの解説者は、ニュージーランドのラグビーユニオンが、とくに最高の才能を入念に選んで、祖国ではなくニュージーランドに縛りつける点を非難する。一部は、スカウトの戦術を、太平洋諸島の島民をだまして年季契約労働者とし、フィジーのサトウキビ畑やオーストラリアのクイーンズランドでむりやり働かせた19世紀の慣行、「奴隷貿易」とくらべる。』(p316

  ラグビーの価値とは何なのだろうか? それを誰が考え、誰が議論し、誰がルール化するべきなのだろうか?

 *****************

  先日(412日)日本代表候補52名が発表された。初めて候補に入ったのは、21名。そのうち、カタカナ表記の選手が11名。漢字表記の選手10名のうち、2名がフッカー・3名がスクラムハーフ。日本代表チーム、これからどういう構成になっていくのだろうか。

                                                                             令和358

若葉の写真が届きました・・・

最近は、徒歩で通勤して居ます。二高前辺りから国際センター迄の景色が大好きで、若葉の季節は特に美しく、コロナ禍の中、とても癒されます。

😊 この道は宮城県美術館に行ける道で、昔は良く車で、その後、自転車で、時には徒歩で通過する事も、5月の季節は確かに青葉茂、そよ風を浴びながらの素敵な散歩道ですね。😸 今年の夏は仙台で襖絵の制作、息抜きに外でお茶を飲みたく成った時には仕事場を出て、ギャラリー・ターンアラウンドに立ち寄り、コーヒーを頂き、美術館まで歩いて往復すると約4.5Km、時には遠回りして霊屋橋経由だと往復5.6Kmの距離、快適な散歩が出来そうです。散歩しながら作品の構想を練るのが癖に成ってパリでも毎日🙀散歩して居ます👍写真はヒロちゃんからでした。

2021年5月5日水曜日

5月5日の写真が届きました。

5月5日はこどもの日、別名、端午の節句、菖蒲の節句、子供の人格を重んじ幸福を願い両親に感謝する日、GWの最後の日です。休み過ぎで呉々も五月病には気をつけて🙀 下さい。今日は邪気を祓う為、菖蒲の湯に入り、柏の葉は枯葉に成っても木から落ちず、家系の途絶えない子孫繁栄で縁起が良いとされる柏餅を食べる習慣が在ります😊

👀😸マコん家から、送られて来た日本のニュースは忘れかけて居た懐かしい菖蒲湯、好物の柏餅、日本を思い出しま〜す。感謝🙏

2021年5月1日土曜日

岡島レポート・2019 W杯・備忘録 75

                                    2019 W杯・備忘録 75

~ ルーズベルトゲーム ~

  野球では、見ていて面白い試合の代名詞として87の「ルーズベルトゲーム」がある。ラグビーで、見ていて面白い試合、どんな要素があればいいのだろうか。

 野球との違いは、「表裏」がないこと、得点が1点刻みではなく、3点・5点・7点であることだろうか。

  87の意味は、①僅差であること ②(投手戦・ディフェンス一辺倒ではなく)ほどほどの打撃戦・点の取り合いであること にあるのだろう。ラグビー的には、①防御側のボーナスポイント内の差であること=5点ないしは7点差以内 ②トライなしではなく2~3トライぐらいの試合というイメージだろうか。

 そして、つまらないミスはない方がいいし、逆転シーンも欠かせない。

  ネットで「ルーズベルトゲーム」を検索すると、「終盤、4-7から逆転して8-7で勝利する」というのもある。極めつけは「代打」「逆転」「サヨナラ」「満塁」「ホームラン」なのだろうか。2015W杯:JPN/RSA、ノーサイド直前に交替で入ったヘスケスのトライで逆転した。まさにラグビー版ルーズベルトゲームだった。

  今大会の決勝ラウンド7試合の得点差・逆転などを表にすると次の通り。

 

 QF1

 QF2

 QF3

 QF4

 SF1

 SF2

 F

得点差

   24

   32

    1

   23

   12

    3

   20

逆転

    1

 (18)

    -

    1

(75)

    -

    -

    -

    -

同点

 0-12

0-  6

0-  5

0-  4

0-  2

  0-15

 18-20

 46-57

 66-76

  0-10

 23-26

 35-39

17

 12-21

 43-47

  6-14

  5- 8

 12-32

 54-80

  4-49

  2-40

 58-63

 

 15-18

 20-46

 57-66

 76-80

 10-23

 26-35

 39-46

 52-58

 60-66

8点超

 21-43

 47-80

 14-80

  8-12

 32-54

 49-80

 40-58

 63-80

 

 46-52

 58-60

 66-80

(注)「同点」「17差」「8点超」の数字は試合時間。

  あらためてこう整理してみて、逆転の少なさに驚く。負ければ終わりの試合での「先取点の重み」が如実に表れているということなのだろうか。

 どの試合も面白かった。記憶に残っている。面白さの優劣があるようでないような… 得点差なども面白さの要素なのだろうが、やはり何を競い・奪う試合・大会の重みが大きいからなのだろうか。それにしても、SF2RSA/WAL8点差以上開いた時間帯がなく、同点が38分間・7点差以内が42分間と80分間常にどちらも一瞬でリードしうる密度の濃い試合だった。

  同様に予選プールのJPNの試合では次の通り。

 

 RUS

 IRE

 SAM

 SCO

得点差

  20

   7

  19

   7

逆転

   1

(39)

   1

(59)

   -

   1

(26)

同点

0-  5

  0-14

0-  3

 16-24

0-  7

 24-26

1~7差

  5-44

 14-22

 34-80

  3-16

 24-28

 34-54

 74-76

  7-20

 26-40

 56-80

8点超

 44-80

 22-34

 28-34

 54-74

 76-80

 40-56

  僅差のリードを長い時間守り切ったIRE戦、SCO戦。どの試合も楽な試合はなかった4連勝、「勝ち切れる力」を持っていたJPNだった。

 ***********************

  最後のトップリーグの最終ステージが、まもなく行われる。恐れていたコロナ感染者が出たことで、試合が実際に行われるのか心配である。

 フランス・トップ14は、2月以降、かなり順調に試合が行われてきたが、直近の2週は7試合中4試合がコロナ感染者出現のため順延となっている。

 ここにきて、変異株が猛威をふるい始めたのだろうか。

令和351