2012年7月31日火曜日

ノルマンデイーから送られた来た写真

懐かしのノルマンデイー海岸、小さなバケツを持って海の彼方をみている3歳の少女(Kaori/Sicilia)の後姿と海の風景写真、いろんな事を思い出させる写真です、夏のヴァカンスに初めて訪ねた海、水平線は限りなく広大に、浮き玉と一本の垂直の棒、そしてさざ波、彼女は広大な海を心体で感じ、スイスの湖とは違う海を知った事でしょう。
世界の海は、つながり、地表の70、8を占めていると言われています、ちなみに海の面積は約3億6106万Km2とか、海水の総量は約13億4993万立方キロメートルと言われています。
<海は広いな大きいな、月がのぼるし日が沈む。海は大波、青い波、揺られてどこまで続くやら。海にお船を浮かばして、行ってみたいな、よその国>。そんな歌が浮かんで来る静かな風景写真、水平線が2本、縦の直線が
2本で構成された空と波と砂浜、シュール的絵画を連想させ、又、曇り空で影が見えない、夏には珍しい肌寒さを感じさせる早朝の海、海の向こうはイギリス海峡、1944年6月6日、連合軍ノルマンデイ上陸作戦で知られてる地域でも在ります。
左下の写真は海に近い友人宅での食事の写真です。

2012年7月29日日曜日

天祖神社の神輿!



7月29日は特別な日、そんな日の朝、部屋の外が騒がしいので窓のカーテンを開けてみると、大勢の方々が祭り用のパッピーを身に着けて道路に集まっていました。なんと今日は上一色、天祖神社の3年に一度のお祭り、9時半過ぎから、大人達と青年部と子供達の神輿が担がれ、太鼓が打たれ、お爺ちゃんも、御孫さんも一緒、着物姿の婦人会の皆様はうちわを持って、元気が出る様にとバナナを周りの方々に配ったり、西小岩、上一色の住民の夏の祭りは庶民的で楽しそうでした。

2012年7月25日水曜日

アート出前講座 展、開催



登米市のアート出前講座で描かれた作品は、各学校の教室から飛び出して、Satoru Sato Art  Museum の廊下の展示場と3階奥に在る市民ギャラリーで、一回目の展示が7月25日から8月8日まで開催されています、2回目の展示が8月12日から30日迄展示される計画です

参加者は登米市の小学生、低学年のアート出前講座のテーマは、◯▲▢です、サトル先生、どうして、◯▲▢なんですかと言う質問も、そんな時、積み木って知ってますか!と言うと、全員、知っています、幼稚園で遊んだよ、知っている、と言う答えが返って来ます、それで、楽しいかったですかと聞くと、全員、思い出した様に、楽しかったで〜す!一人で遊べるから!簡単、何でも出来るよ、と元気な声が聞こえて来ました。そうそう、幼児教育者として歴史に残るドイツのフレーベル先生、教育の為に幾何学立体形体◯△▢を中心にした遊具、積み木を発案(1840年頃)した方、形の基本形が◯△▢です、積み木を同じ様に楽しく描いてみましょう、そんな話をしながら、鉛筆で◯△▢の形を2個づつ、色は3原色の赤、黄、青、子供達の絵には形からはみ出したり、色を混ぜたり、きちんと力強く3原色を描いたり元気一杯な作品が印象的でした。展示校は中津山小学校 1年生、宝江小学校2年生、米山東小学校 3年生 の皆さんです。



又、学校別共同制作は小学校高学年のクラスの皆さんが対象、遊びの<皆と、つながり・つなごう>、用意した 8枚の色紙の中から自由に一枚選んで頂き、その紙に一本の直線を引く、そして、みんなで一緒に大きな作品、長方形を作ろうと、好きなクレパスかクレヨンの色を一色選んで一本の線を引く(既に、ブルグで紹介しているので省略)、さて、今度は、学生達と約束した、Satoru Sato Art Museum の廊下(展示出来る様に壁が出来ている)の壁に展示する訳です、学校の床に並べた長方形とは異なる長方形が、皆さんが驚く、遊びの空間を、皆さんの描いた一枚の線の絵が、又、こんなに変化する事をみて頂きたく、私と子供達の共同制作作品が出来あがりました、共同制作の作品は、東郷小学校の4年生と6年生の合同作品の1点と石森小学校6年皆さんの作品1点、廊下に2点が展示出来ました。勿論、今回のアート出前講座参加者数が354名、一度には展示する事は不可能なので、2回に別けて展示させて頂いています。登米市中田教育事務所の岩井さん、時には石川さん、野家副所長も、重い紙とクレヨンを学校迄運んで頂き、絵の額装、展示迄、職員の皆さんの協力で無事出来ました。

2012年7月23日月曜日

登米市に フランスの Gap 市立美術館より、震災の支援金が届きました。



野外立体作品は材質によりますが、時間が経つと、腐敗、破損したり、作家の意志とは程問い、爛れた作品に、迷惑ゴミに成る危険性があります、今回の震災や津波で破損したり消えた作品は至る所に在る様です、作家の立場からすると鑑賞出来うる最低条件の作品の管理状態が心配で、色が剥げたり、形が崩れたり、一部破損したり、そう言う作品はもう作品とは言えない芸術性を失った素材の物体でしかなく、作家の一番苦にする所です。芸術作品をいつまでも健全な状態で観て頂く様に、管理者が時には市民と行政サイドが一体と成って作品を大切に管理して頂きたいものだと思います。
20年前、現・登米市南方町(登米郡南方町)企画で<国際みなみたかアートフェステバル>が、南方花菖蒲の郷公園で開催されました、当時、宮城県より補助・事業資金として交付された助成金の対象と成り資金協力を頂き、又、南方町の町民、特に若手の方々の支援団体も誕生、作家の方々の協力の元で無事完成、素晴らしい作品が設置されました。当時はNHKの全国版で、新聞等でも広く報道され、ふるさとを見直す大きなイヴェントに成った訳です、メンテナンスも良く、2年前迄は満足出来る奇麗な公園でしたが、昨年の震災で、ロシア人彫刻家でフランスに帰化した  Garry Faif 氏 の作品が転倒、破損してしまいました。他の作家の作品は無事でしたが盛り土の中央広場の一部も破損、どうしたら良いのか気になっていました、作家にとって作品は自分の子供の様なものですから。
昨年、パリから故郷に義援金を贈ろうと、連帯・登米(ソリダリテ・トメ= Solidalité Tomé )を組織、皆さん(芸術家やコレクター、オークション組織)の協力を得て、宮城県や登米市、気仙沼市に送金した事は既にブログで紹介していますが、今回、 Gap 市のMusee Museum Departmental の方から震災に遭った日本に支援金を贈りたいと、条件は芸術部門に関した支援金と言う話がパリの日本大使館文化部に話が在り、志水史雄広報文化部長(義援金の件で相談に伺ったり、オークションの時には会場迄、来て頂いたりとお世話になっていました)から話を頂き、早速、Satoru Sato Art Museum へ連絡、フランス国籍の Garry Faif 氏 の作品転倒破損の写真を含めた書類を送り届け推薦して頂きました。結果は無事、議会で承認され、先週、登米市の方に支援金が届き、又、パリのオークションの売り上げの一部が遅く入金された金額も、そちらに回して頂く様に オークション事務所の Cheval 氏に依頼し快く承諾して下さり送金して頂きました。勿論、それだけで資金が足りる訳では在りませんが、登米市産業経済部、観光事業震災復興の一環として温かい対応を頂き、南方花菖蒲の郷、彫刻公園はよみがえる事でしょう、国際交流も始まる気配です。
Monsieur Jean-Yves Dusserre 氏 (President du Conseil General des Hautes Alpes=議会議長), Monsieur Richard Siri 氏(Vice-President du Conseil General des Hautes Alpes, Charge de la Culture=文化担当副議長)、 M. Adrien NAKLE, Directeur Général des Services,  M. Loïc MOLLET, Directeur Général Adjoint en charge de l'Agence Culturelle,  Monsieur Frédérique Verlinden 氏(Conservateur en chef ,  Musee Museum Departemental, Gap=ガップ市美術館)、又、Gap ミュージアム友の会の皆様、パリの嘉野夫人、Faif 夫人、多くの心温まる応援が在って、Garry Faif の作品は再現します、感謝です!Faif も天国で喜んで居ると思います。

 

2012年7月14日土曜日

佐藤達・1969〜1974年自選展、開催


 <佐藤達・1969〜1974年自選展>2012年7月14日より、登米市 Satoru Sato Art Museum で開催。
Satoru Sato Art Museum での前回の展示はパリ留学前、日本で制作した作品の中から具象画のみを選んだ展覧会でしたが、今回はその流れに添って、パリ留学初期の5年間の期間に描いた作品の中から、14点を選んだ展示会です。
日本で具象画を中心に時として抽象的絵画を学んだ私は、パリ留学でヨーロッパの抽象絵画、未来派やキュービスト(立体派)の影響を受けて生まれた幾何学構成絵画に出会い、これ迄学んだ絵画とは異なる、未知の絵画に触れ、又、時を同じくして、ギゼの雄大なピラミッドの姿に出会い衝撃を受けた時、幾何学構成と言う言葉を知り、その世界にのめり込んで行った頃、矩形から直線を主に描き出し、鉛直主義を唱え、自分の世界を生み出そうと初めて模索した時代です、それは、日本の<間の空間>とヨーロッパの<幾何学構成アート>の空間に魅せられ、異文化の中で、一つの世界を構築しようと私が幾何学構成アートに目覚めた時でも在ります。その先、どんな作品が生まれて来るのか、是非、作品を観て頂きたいと思います。
                                                    今日、7月14日はフランス革命記念日、恒例のシャンゼリゼ通りをフランス大統領はじめ世界の要人が出席する中、陸海空軍の軍事パレードが開催されます、皆さんがご存知の様に、Révolutio française は、1789年7月14日のパリ市民のバステイーユ襲撃から、1799年11月9日のナポレオンのブリュメール18日のクーデターで終結と言われています、市民革命はフランスの社会を根底から変え、王政は崩壊、封建的諸特権は撤廃され、近代に方向性を見いだし、自由、平等、博愛の精神の基で、現代に至っている訳です。フランスでキャトーズ・ジュイエ <Quatorze Juillet =7月14日> と言えば、フランス革命記念日、仙台では丁度、18時30分(パリ時間は午前11時30分、パレードたけなわです)、ミニ・同級会が開催され、怜子ちゃん、圭子ちゃん、瑞枝ちゃん、征子ちゃん、中ちゃん(中村)、民夫ちゃん、公ちゃんは緊急入院で欠席、いつもの様に2次会迄、パリ祭の様に、皆で楽しく過ごす事が出来ました。

2012年7月13日金曜日

7月13日、プロ野球・楽天対日本ハム戦











7月13日、14時30分、石森小学校6年生のアート出前講座終了後、石川さんの運転で急ぎ登米市中田生涯学習センターに戻り、熊谷所長と担当の岩井さんと三人で今回のアート出前講座の作品展示日程計画の打ち合わせ、終了後、今度は宮城球場へ、待ち合わせの17時30分過ぎに着いたら、佐藤義明教授が既に、いつもの様に正面入り口前に来ていました。フェラン先生ご夫妻は6時過ぎに予約席に直接入る様なので、我々が早めに入りました。試合開始と同時にフェランご夫妻が到着、ご夫妻とは一年ぶりの再会、昨年の夏は皆さんで三塁側でしたが、今回は一塁側、解説は義明さん、何と私は初めて観戦するマー君と斎藤投手の投げ合い、マー君、良く打たれましたが肝心の所は三振で絞めて、斎藤選手は打たれた安打は少なかったが四球が多く、結果的には自滅、楽天の5対1の勝利、待望の鉄平が出て来ました、松井も、若手も出て来て、これから楽しみな所です。日本ハムの中田にも打って欲しいと思いつつ、楽天頑張れ!帰りは、フェラン夫妻はシャトルバスで仙台駅に、我々は歩いて意気揚々と仙台駅迄歩き、そこで、義明さんと別れて、私は更に歩いて20分、自分の住処に辿り着けました。

アート出前講座最終日は、




加賀野小学校5年の1組と2組の皆さん!



7月13日、金曜日は、加賀野小学校5年生の皆さんと幾何学構成アートの遊びを通して、5年生全員が色紙を1枚選んで、その上に直線を一本描いて、その線を合わせて共同作品を1点制作する事、これが、今回のテーマ、82名の学生が皆で力を合わせて一つの長方形を作る共同作品、その為にと担当の先生は体育館を用意して下さいました。制作の合間にフランスと日本の学校教育システムの違いを御喋りしたり、登米市中田生涯学習センター、野家副所長の母校でもあり、今日はいつも担当の岩井さんが用事で、野家副所長が代わりに車の運転、重い画材も運んで下さいました。毎年、入学者が少ない傾向にある登米市ですが、加賀野小学校5年生のクラスは2クラス、新しい地区は、より市民の連帯感が在り、親のコミニュケイションも他の地区より強い様です。

美味しい給食でした。


石森小学校2年生のVサインの皆さんと担任の先生













その後、我が母校・石森小学校へ、11時30分からの授業は2年生のクラス、◯▲▢を描きましょうと、先ず、鉛筆で描いて、それからクレパスで色を塗って行きます、はじめに描いた鉛筆の線から大きくはみ出した元気な絵も、鉛筆で描いた形に合わせてきちんと描く生徒、3原色を混ぜて描く生徒、それぞれ全員、元気に楽しく描いていました、授業が終わり、校長室で待機していると担任の先生と給食担当の生徒が一緒に迎えに来て下さり、給食を教室で一緒に食べようと言う事で、野家副所長と2年生の教室で御馳走に成りました。子供達と一緒に給食を頂いたのは初めて、お替わりが出来るとは初めて知りました、お魚の煮込み、ひじき、ご飯、味噌汁、デザートはオレンジ、それに牛乳1本、結構、量が在り、お腹が一杯に成りましたが、子供達は自分でおかわり、食べ終わったら、皆さんで食器を集め、当番の生徒が先生と一緒に教室から給食準備室に食器や料理が入っていた空の鍋運びます。そして、27名の生徒全員が歯ブラシを出して歯を磨く事にも、驚きました。
その後、野家副所長は用事でセンターに戻り、代わりに石川さんが来て下さいました、中田生涯学習センターの職員の皆様、連係プレイで良く働いています。さて、午後1時半より、石森小学校6年生の皆さんと再会、今回のテーマ<直線を描いて繋ごう>、皆で繋げるものは、そう、未来に向けて夢を繋ごうと話し合も、色紙を各自が選ぶのは最初の勇気ある行動、自分の選んだ色とどういう因果関係があるのか、深層心理の中で子供達が知らない、気がつかない所で、何かに動かされ色を選定する訳ですから、今回は色紙を8枚から5枚に変更、簡単な様で、3原色の青、赤、黄色、それに白、黒の5枚の色紙の中から選んでもらうので悩む事は当然なのです。選んだ色紙には、細い、微かに揺れる線、太い線、優しい線、力強い線、少し曲がった線、真直ぐな線、いろんな直線が描かれ、それぞれの線を繋いで、大きな長方形が、時には、正方形が出来上がります、完成した時の子供達の喜び、驚きは、小さな感動として脳裏に焼き付き、いつか、今日の思い出に出会う、気がつく事が在ると思います。楽しい子供達との幾何学構成絵画の基本、◯▲▢、時には、直線を使った遊戯を伴ったワークショップは私にとっても楽しい思い出に残ると思います。積み木の遊びにも似て、限られた世界でより自分を最大限に表現出来る未知への挑戦は、大人に成っても大切な事です、制約の中での夢のある制作を進んで行く訳ですから、又、周りの環境によって変化する自分に気がつく事もある事でしょう。夢って突然に消えて、忘れていた頃に、突然と現れる事も夢なのです。私が石森小学5年生の時、ピカソやマチスを知った事、模写した事、3年間学んだヴァイオリンは、いつしか忘れていましたが、今頃に成って、小さい頃に出会った先生方、仲間達、興味の在った事柄に、そして当時の夢が、大きな励ましに大きな力になっているんだと思います。今回、13回のアート出前講座、354名の登米市の子供達に出会えて、勇気と元気を頂きました、有り難う!

石森小学校6年生の仲間達と









注=写真をクリックすると、大きくみれます。

2012年7月12日木曜日

アート出前講座報告その4、























浅水小学校4年生の仲間達
7月12日、9時30分から浅水小学校4年生、10時30分から5年生、昼食は校長室で給食を頂き、午後から6年生と連続三コマ、鈴木校長は小さい時から知っている、石森小、中、佐沼高の後輩でしかも同じ小関先生の学んだ美術部の後輩でもあります。小学校の思い出、学校の先生以外の方に触れる事は少ない学校で、いろんな世界の方々、いろんな職業の方々に触れ合う事は大切です、今、直ぐに役に立つ事でなくても、記憶の片隅に残されていれば、いつか、役に立つ事が在る訳ですから。小学時代の夢は大切にして頂きたいものです、次につながって行く訳ですから。







浅水小学校5年生の仲間達




浅水小学校6年生の皆さんと左端が担任の先生です。

2012年7月11日水曜日

アート出前講座報告、その3















1年1組の笑顔の仲間達と先生方、
7月11日水曜日は中津山小学校に御邪魔して来ました、2年前、アート出前講座で既に訪問した時のにお会いしていました遠藤校長が快く迎えて下さいました。9時30分から1年生33名の皆さんと、丸▲四角の形を、先ず、黒板に、黄色、赤、青、白のチョークを使って順番に描いて頂きました。大きな◯、小さな小さな◯も同じ◯で〜す。それから紙に鉛筆で形を描いて頂き、クレヨンで色を塗りました。10時40分からは2年生の36名の皆さんと、同じテーマで◯▲▢を2個ずつ画面にクレヨンで描く授業です、皆さんの手は3色で染まっていました(写真をクリックすると大きく見れます)。 


2年1組の仲間達と先生