佐藤 達 様
未だに被害の全容が解明できずに、イライラの続く日本です。それだけ広範囲に被害が及んでいるわけで、世界中からの善意をうまく受容できないのが現状かもしれませんね。
何とか自分たちのできることを着実にという思いはありますが、まずは生活を元に戻すことが第一かもしれません。あまりの自粛ムードは、日本の活力を失うことになりかねませんからね。
先月下旬、伊豆の下田で新入生のオリエンテーション合宿を実施してきましたが、4月の観光シーズンにも関わらず、ホテルの宿泊はほとんど本校の生徒たち(58名)のみで、個人客が2〜3グループのみという惨状でした。お陰様で、オリエンテーションは野外での体験(海岸でのブラインドウォーク)や制作(風景画)、写真作品の制作、箱根彫刻の森美術館での鑑賞等と無事にこすことができ、生徒たちの感想も上々のものでした。海のそばということだけで敬遠されたり、あまりにもさまざまな行事が早めに中止されたりしてしまうのは、疑問を抱かざるを得ません。
東京の展覧会も多くのものが中止となり、日本の文化全体が停滞しているような印象を受けています。致し方のないものもあるようですが、あまりにも過敏になるのはいかがなものでしょうか?でも、このゴールデンウィークは、被災地でのボランティアも含めて多くの人が移動しているようで、日本名物の高速道路の渋滞はかなりの長さになりました。市野 泰通
〖 市野さんは中川さん同様今年4月、パリの招待サロン・レアリテイ・ヌーヴェルに出品した作品を " 連帯・登米 " のパリの連帯・オークションに出品して下さると言う事でお世話に成って居ま〜す、今日は、Satoru Sato Art Museum に寄贈して下さった Mark Brusse , S. Cousot, E.Jonquière の作家の作品、また、作品傾向が違いますが古くからのつきあいのモンパリナスに住む 高齢の D,Léota 、国立パリ美術学校のサンジェ教授のアトリエで一緒に学んだ K,Malla の作品も手に入りました。パリの天候は晴れ、日陰は未だ未だ涼しいと言うかセーターが必要です、今日は南仏に住む Cousot の息子、カサブランカに住む Yoënがパリのおばあちゃんと一緒に親父の作品を届けてくれました、3年前に私の娘の結婚式披露宴に親父と出席してくれた家族の様な間柄、3年ぶりに会った訳ですが、もう私より背が高く成って、建築家を目指す13歳の少年、もうおばあちゃんは孫の為とパリ案内役をかって出て、これから美術館を廻るとか、親父の Cousot は1994年に登米祝祭劇場の庭に私の作品を設置する時に手伝いに来てくれた当時、パリ大学の優秀な学生、私の授業でもトップの成績で、私のアシスタントとして日本に同行しても居ましたが今は美術学校と大学で教鞭を取り、現代美術の作品を制作する作家でもあります、今でも、パリ大学の教え子達とは、特に、今回の東日本大震災では、普段、連絡が途絶えていた教え子から心配と見舞いの連絡が届いたり感謝しています、パリの変化と言えば、先日迄、福島原発事故に対して批判的だった周りが原発事故は日本の問題と言うより世界の問題として捉えている方々が増えて来てまして、また、事故の真相を心配して意見を言わなくなり非常に難しい問題の様です、私が同情されるって、喜ばしい事では無いな、と思うのは人間が狭いのかな! フランスのテレビは、フランス人旅行者を狙ったマラケシイのテロ爆破事件と、ビンラデインとニューヨークの映像が中心に、また、仏サッカー協会の協議会の内容が外に漏れて、内容の一部にアフリカ系黒人が多すぎると言う意見が暴露され、人種差別だとスキャンダルに発展しそうです。〗
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