2020年11月29日日曜日

1973年代の作品の写真が丹吾ちゃんから届きました・・

 私が幾何学構成絵画に興味を持ち直線で絵を描き始めて居た頃、1973年に、初めて作って頂いた小さなカタログを本棚の奥から14日前に偶然見つけ出し、古い作品と同時に私の顔写真が載って居たので懐かしく、当時を思い出しました。パリ18区の Lamarck 通りに在る(モンマルト墓地に近く、サクレクール寺院迄歩いて行ける距離)アパートに1970年の夏休みが終えた頃に引っ越して6年間住んで居た部屋は、6階に在るこじんまりとした空間で、仕事場、寝室、居間(2段ベットが備え付けられて居て良く友達が泊まる事も)、台所、トイレ、シャワー室が小さな廊下で仕切られて居て、寝室と仕事場に暖炉が在り、雰囲気もパリ風、見晴らしも良く、エレベーター無しのアパートでしたが幅広い階段で大きい作品も運べる、お気に入りの部屋、シルク版画作業の時は窓(北北東と南南西)を開けると風が通り抜け、シンナーの匂いが素早く通り抜けるので助かりました。車は中古車のシトロエン・アミ6、駐車場は路上駐車で問題なく楽しく愉快に無鉄砲に過ごして居た時代でした(今も継続中ですが)。カタログの写真、私の背後に見える小さな作品は1974年の新橋・第七画廊の個展の為に日本に持ち帰った作品(パリ留学後初めての東京での企画個展)、その後、その作品がどの様に誰に保管=コレクションされて居たか定かでは在りませんでしたが。偶然にも、7日前、 YouTube 製作者の 丹吾ちゃんから、オークションにサトルさんの作品が出ているので、昨年紛失した5点の内の1点の作品とは違いますかと、連絡を頂き、早速、丹吾ちゃんから転送された写真を見てみると、残念ながら紛失した作品では無く、なんと、カタログの写真に載って居る1973年制作の小さな作品では在りませんか。驚きと懐かしさと、昔の恋人に会えた様な。当時は、黙々と絵を描いて居た画学生時代、大作は学校の大きなアトリエで、小さい作品は自宅で制作して居た頃の20代後半、47年前の作品。来年の夏、その作品に再会出来る事に成り、楽しみにして居る所です。


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