2026年6月27日土曜日

岡島レポート・ 2019 W杯・備忘録 333

♪ 棄てるものがあるうちはいい ♪ なんていう歌を 思い出しながら

                                                    2019 W杯・備忘録 333

                                               〜 プレーオフ(3) 〜

 

広辞苑:プレーオフに 「リーグ戦の終了後に行う優勝決定戦」とある。

なるほど プレーオフの大前提として リーグ戦での長い期間の戦いがなければならない。 では リーグ戦とは?

広辞苑によれば 「すべての参加チームや個人が、少なくとも1回は他のすべての相手と試合する競技の方式。総当たり戦」とある。なるほど・なるほど… Wikiのリーグ戦の詳細な説明 興味ある方は ご覧ください。

 

総当たりのリーグ戦の結果で 「少数に選抜」し プレーオフを戦う。

これに対して ラグビー・サッカーのW杯などは いくつかのグループに分かれての予選プールで 少数を「振るい落とし」 トーナメントの決勝ラウンドを行う。(以下「W杯型」)

 

さて 6月 各国のクラブ選手権の決勝も終わろうとしている。クラブ・ラグビーシーズンが終わろうとしている。かつて ニッポンのラグビーシーズンは 115日の日本選手権で閉じていた。もともと イングランド・ラグビー界には リーグ戦という発想は なかった(はずだ)。というか 選手権という発想そのものを忌み嫌っていた。変われば変わるもの。

 現在 どうなっているか?

フランスのTOP14FRA)、イングランドのプレミアリーグ(ENG)、アイルランド・スコットランド・ウェールズ・イタリア・南アフリカのクラブチームで構成されるユナイテッドラグビー(URC)、これら3リーグの成績に応じて参加チームが決められる欧州クラブチャンピオンカップ(ECC)・下位成績のチームで構成される欧州クラブチャレンジカップ(Bis)、【この二つのカップ戦は「W杯型」】、ニュージーランド・オーストラリアのスーパーラグビー(SRP)、そしてリーグワン(JPN)について、

各リーグの構成チーム数(A)、プレーオフ進出チーム数(B)、リーグ戦開始日(C)、リーグ戦試合数(D)、リーグ戦最終日(E)、プレーオフ開始日(F)、プレーオフ終了日(G)を表にしてみた。

 

 

ECC

Bis

FRA

ENG

URC

SRP

JPN

  A

   24

   18

   14

   10

   16

   11

   12

  B

   16

   16

    6

    4

    8

    6

    6

  C

12/6

12/6

  9/6

  9/26

  9/27

  2/13

12/13

  D

    4

    4

   26

   18

   18

   16

   18

  E

  1/19

  1/19

  6/7

  5/17

  5/17

  5/30

  5/10

  F

  4/4

  4/4

  6/14

  5/30

  5/30

  6/5

 

  G

  5/23

  5/23

  6/28

  6/20

  6/20

  6/20

 

 

どれが理想形なのか? 観る側としては 次々と 密度の濃い試合を見続けることなのだろうか?

ともかく リーグ戦の始まる時期は フランスの9月初旬からスーパーラグビーの2月まで かなりの違いがあるけれど 決勝戦は 6月になっている。世界がシンクロしてきた ということなのか。

1987年 第1回W杯は 南半球のNZAUSで開催され 決勝戦は620日だった。第2回は 北半球:英・仏で開催され 決勝戦は112日だった。第3回は 南半球・南アで開催され 決勝戦は624日だった。第4回以降は 10月・11月に決勝戦が行われている。

もともと 冬のスポーツとされてきたラグビーは 北半球と南半球で 真逆のシーズンを過ごしてきた。NZの選手の自伝を読んでいると かなりの選手が 中高時代 冬はラグビー 夏はクリケットをプレーしている。そういうことは 昔話化してきている…

他の側面同様 W杯が始まり(≒グローバル化を促進する) ラグビーがプロ化され(≒拝金主義がはびこり・エンタメ化が深化する) ラグビーシーズンも 万国共通になってきている。

ところで 現在行われている サッカーW杯は 48チームがグループステージを戦い 12チームが「ふるい落とされ」(25%) 36チームのトーナメント戦に移行する。来年のラグビーW杯は 24チームが予選プールを戦い 8チームが「ふるい落とされ」(33%) 16チームのトーナメント戦に移行する。

参加チームを どうやって「ふるい落としていくのか」 と 考えるのか どうやって「選抜してゆくのか」 なんとなく 受験などの 1次試験と2次試験の関係性みたいなものがあるような…

おそらく 1シーズンかけて戦うリーグ戦を経てのプレーオフ進出チームは 「ふるい落とされなかった」というよりも 少数が「選抜され」ることに 意味がある(はずである)。この観点から見てみると スーパーラグビー 11チーム中過半の6チームがプレーオフに進出するのって やっぱり 興覚めな気がしてならない。

 フランス代表のラモスが Midolの取材に対して 「次から次へと 新たな大会が企画・検討・実現される。でも 誰も選手の健康のことを考えてくれない」と嘆いていたが おっしゃるとおり! というしかない。と思いながら それでも 来週から 新たに始まる ネーションズチャンピオンシップが 楽しみ!! パンとサーカスを心待ちにしているローマ市民になり下がった気分!!!

令和8年6月27日

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