2012年9月9日日曜日

昨夜のトークは楽しかったです。

Art Géo Consteruit (Art  Géométrique  Consteruit) 展、幾何学構成アートに関したお話が中心ですが、千石さんは  アメリカ抽象表現主義絵画が大好きな、アメリカ文学専門、文芸評論家から観る、文学とアートの関係、中川さんは造型作家とした立場から、楽しいトークが始まりました。
アメリカとヨーロッパの歴史の違い、又、幾何学構成アートの歴史を紐解きながら、カントやハーマン・メルヴイル(白鯨の作者)の名前が出て来たり、哲学、文学の世界を含めて、楽しいトークでした。
千石さんの言う Non-Figurative に関して、尋ねたら、フュギュラテイーフに対しての Non と言う事で、まさに、具象に対してのノン、非具象と言う言葉の説明、実は、抽象絵画、特に幾何学構成アートは、1922年頃に成ると、いろんな地域(国も含めて)で、いろんなグループが発生しています、デユッセルドルフで開催されたアール・コンクレ(Art Concret)、又、1930年、パリでは Michel Seuphor と Torres Garcia が企画する Cercle et Carré  展には多くの北ヨーロッパの幾何学構成アートの系譜に関わる作家達が参加、1931年にはAbstraction Création が組織され(6年間継続され)、パリが中心になって居た時代(芸術の都・パリの華やかしい良き時代でもありました)、その頃、同時代にパリでもロンドンでもNon-Figurative 展と言う名のもとで展覧会が開催されていました、千石さんの言う<Non-Figurative >が展覧会名としてヨーロッパで存在していたのです。そして、松浦さんの言う<幾何学的な構成という原理的選択の微のもとに>、進行係はドタバタ・サトル君、楽しまさせて頂きました、その後、皆さんで牛タン&マグロを食べに一番町に出て、多いに盛り上がり(TSAの卒業生の話題も)、更にその後、壱弐参(いろは)横丁に、仙台の夜は白夜のごとく日は落ちず、丁度、仙台・ジャズフェスと重なり、賑やかでした。
そうそう、千石さんからトークのタイトル「抽象ということ、非具象ということ、そして Non-Figurative ということ」を頂き、中川さんから副題として<幾何学構成と抽象芸術への試み>を頂戴して、最終的に関本さんの校正で、お知らせのパンフが出来上がった訳です。時間ギリギリの所で、関本&安部チャンに感謝で〜す。













左から、千石先生&右、中川先生

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