2012年8月24日金曜日
Sendai ・ TURNAROUND での Art Géo Construit 展
ヨーロッパでは Art Jéométrique Construi (幾何学構成アート)系の展覧会は良く見かけられます、そう言う傾向の作品を扱っている画廊も、その言う傾向の作品をコレクションしているコレクターも居ます、1910年代の幾何学構成抽象絵画の創成期から今日の現代アートの作品迄、幾何学構成アートの流れに関連する作品、それらは、決して、過去のものとして歴史の片隅に追いやられる事無く、現在もミュージアムで展示されたり、オークション会場でもそれらの幾何学構成絵画を集めたオークションが開かれ、野外や建築空間の中に造型アート作品や環境造型アート作品も設置され、造型作家、画家達は活動しているのですが、日本の美術関係者は、なかなかその事実を,現状を、美術の根底にある歴史を知る事もなく、只、目の前を流れて行く表層のみを捕えその状況だけを気にして、その流れに乗ろうと、それが、はかない夢の様に流されて消えて行く、ある日本の美術界の一端でもある事を、私達は知らな過ぎます。そんな中、日本で幾何学構成アートに関わる作家達が数は少ないが活きています、ヨーロッパと日本の歴史の中で共通する部分と相反する違いの中で、文化の違いを知りながら、芸術家個人は自分を見失う事なく、自分の夢を構築させて行く、その様な真剣に取り組んでいる作家達に声をかけて、お互いが協力し合い、初めての展覧会が、仙台で開催されます。TURNAROUND Gallery 、機関銃の様に現代アートを連発しながら、地域に根ざしながら、日本中の作家を視野に入れながら企画活動している頼もしいギャラリーが仙台に在ります。冷たい、静かなアートと言われる幾何学構成アートの限界に挑戦するような<おのずから到来するもの>のように、やすらぎが、そして、すべてのちいさな震えが表現される展覧会が、9月4日から、9月30日迄、前期と後期に別けて、18名の作家の展覧会が開催されます。如何に、五官を集中させて、展示空間に接して下さるのか、皆様の御来廊、楽しんで頂きます様に、紹介させて頂きました。なほ、8月28日から9月2日迄の、SENKEN ギャラリーでの勉強会展も、是非、観て頂きたいと思います。
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