佐藤 達 展 2010 ~ 2011 Saroru sato Exhibition ◼平面・幾何学構成◼
◻◼期間 2011年 9月29日〜10月22日 ◻◼会場 T&S GALLERY - Shinagawa. Tokyo
学校法人中延学園、朋優学院高等学校 企画・協力
10数年前から、達ちゃん、展覧会してよ!と、八ちゃんこと、TSA の 飯塚八郎先生からお話を頂き、その内にと思いつつ、その後、4年前でしょうか、私が東京滞在中に、飯塚先生の最後の個展が、元・TASのT&S・GALLERY で開かれ、再会、その時も、早めに個展をと薦められましたが、その後、飯塚先生は体調を崩され翌年他界されました。
飯塚先生とは新橋に在った抽象系の画廊で当時、名をはせていた第七画廊からのおつきあい、正確には1973年夏に、当時、美術評論家連名会長、岡本謙次郎先生がキンシャシャからパリに入り、丁度、ブルッセルで個展中の飯塚先生がご一緒にパリ来てお会いしました、当時、パリに住んでいた、平賀敬さん、渡辺恂三さん等、第七画廊で発表している画家の皆様方が集まって、謙次郎先生を歓迎する夕食会等で、私は最年少、丁度、パリから西西北100キロ、ニコラ・プーサンの故郷のレザンドリ市の文化センターで個展開催中で、岡本先生と飯塚先生を車でご案内、作品を観て頂いたのは早いもので38年前に成ります。
展覧会の話を忘れていた頃、2年前から市野先生、中川先生から再度のお話を伺い、なんとか、今年の開催にたどり着けました。言わずと知れた T&S Gallery は、飯塚八郎、斎藤義重先生が中心となり立ち上げたTAS(東京芸術専門学校)時代に作られた展示空間、オープニングには中延学園時代からご存知の懐かしい、現・校長が出席して下さり、挨拶を頂きました。
案内状、パンフの校正は村上先生、紹介文、静寂と抽象のテキストは第七画廊時代(1974~1980)からの友人、千石英世さん(立教大学文学部教授)、彼が何度か足を運んだ古代エジプト・ピラミッド文明、生活文化に隠された幾何学構成の建築をはじめとする模様と空間、そして幾何学構成アートとして認識される20世紀、アートとして捉えられた時代の謎掛けを問う、夜明け前の広大な砂漠に建つピラミッドはまさに静寂と抽象の空間、テキストの結びに、◼この古くて新しいアートが、全く新しい可能性を眼前にきざみつつあることを知るのである◼と、私の作品制作に対しての真の応援歌、素敵なメッセージを頂いています。
朋優学院高等学校内に在る T&S Gallery は、天上の高い現代的白い空間、実験的な展示が企画されています、作品の展示は、杉さん(岡本先生)はじめ、美術科、デザイン科の先生方が協力して下さり、素早く1、2mmのズレも無く正確に展示出来ました。
高校生の学生さんから、留学した動機、パリでの生活状況、留学・手続きに関した事、芸術家は生活出来るのか、幾何学構成アートは現代美術に成り得ているのかと、真面目な質問が在り楽しかったです、多くの友人も駆けつけて下さいました。
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