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荷造り・荷ほどきの日々です
2019 W杯・備忘録 342
~ RGR(2) ~
南アフリカのスタジアム全体が 国歌を割れんばかりの大合唱。みんなが ひとつになって 腹の底から声を上げる。選手のなかには 涙するものがいる。キックオフ前の 大切な時。今回のRGR スタジアムの一体感が テレビ画面からも ひしひしと伝わってくる。
隔世の感
今から30年前 1995年 第3回W杯・南アフリカ大会。どうだったのか…
名文家・美土路昭一さんが こう振り返っていた。
『国の統合と結束を願ってデザインされた新国旗に混じって、白人政権時代の旧国旗が振られている。抵抗運動の中で黒人が歌った讃美歌『神よ、アフリカに祝福を』を加えた新国歌の斉唱では、コサ語など土着言語による前半を歌える観客はほとんどいない。ざわついていた観客席が一斉に大合唱を始めたのは、オランダ系移民のアフリカーナーが話すアフリカーンス語になってからだ。
初の全人種参加の総選挙でマンデラ大統領が誕生し、アパルトヘイトが完全撤廃されてから、わずか1年、南アフリカ連邦独立以来84年続いた白人支配から黒人政権へ大転換した新星南アは、不安と混沌に覆われていた。そんな中、「ワンチーム、ワンカントリー」を掲げた南アフリカ代表スプリングボクスは、全員で国歌を最初から最後まで歌い切り、戦いの幕を開けた。
…
『インビクタス』ではピナール(注:代表キャプテン)が言い出して選手が個々に新国歌の練習をしたが、実際はボクスの英雄だった団長のモルネ・ドズプレッシーの発案。「黒人に支持されるには、アフリカーンス語と英語だけでなく、コサ語などの前半も歌える必要がある」と考え、選手を集めて大学のコサ語教員の指導を受けさせた。
元ジャーナリストの南ア協会CEOエドワード・グリフィスは開幕前夜の最終チェックで、ワラビーズ戦で流す南ア国歌が選手が練習したバージョンとは違うことを発見する。「選手が動揺して試合に影響が出てしまう」。そう考えたグリフィスは、午前1時過ぎに女性ボーカルのPJパワーズや少年合唱団をケープタウンのスタジオに集めて録音をやり直させた。彼は「ワンチーム、ワンカントリー」の発案者でもある。』(美土路昭一)
あらためて 当時の試合映像 そして 映画『インビクタス』を 見返してみる。
『インビクタス』は 1990年2月11日マンデラが釈放された日 道のこちら側では 白人学生が ラグビーを 反対側では 黒人青少年が サッカーをしている 象徴的なシーンからはじまる。マンデラが 大統領になり 支持者がスプリングボックスの名称変更などを 求めるなどなど 心に響く逸話が 次々に出てくる。
国歌。Wikiによれば 正式(法的)には 1997年 大統領令として 現国歌が制定された。「マンデラ大統領は、1分48秒以内の長さにするよう要請した。これは参考とされた他国の国歌の平均的な長さであった」との解説もある。
1995年決勝戦 合唱隊の歌声しか聞こえてこない。そして 現在歌われているものと比べると スローテンポ。ストップウォッチで測ってみたら 2分17秒かかっている。ちなみに NZ国歌は 1分弱 + ハカが 30秒弱。 だから どうなのか?
ハカの始まる前から RSA選手は ハーフラインを越境している。そういや 当時 「コンプライアンス」なんて言葉 存在したのだろうか?
リザーブは 6人登録。延長戦になったこの試合。交代で入ったのは RSA:3人(3番⇒16番、8番⇒17番、14番⇒18番) NZ:4人(1番⇒19番、6番⇒16番、9番⇒18番、14番⇒17番)。規則性がないような… ちなみに NZ・16番は 前JPN・HC:ジェーミー・ジョセフ。
時が移り 変わるものは変わってゆく…
1995年 阪神淡路大震災があり 地下鉄サリン事件も起きた年。あれから 30年 じゃあ これから30年後 トランプUSAが どういう風に 語られるのか 気にはなる。
ところで 第3回W杯は RSA・NZの両雄が決勝で戦った が その後のW杯は どうだったか。両チームにとっては 決勝進出は「マスト」なんだろうけど 実は 低迷期もあった。W杯の時だけ 不出来になるNZ チーム内の「ごたごた」が絶えないと報じられたRSA。難局を乗り越えた両雄。
| 1995 | 1999 | 2003 | 2007 | 2011 | 2015 | 2019 | 2023 |
RSA | ◎ NZ | ● SF:AUS | ● QF:NZ | ◎ ENG | ● QF:AUS | ● SF:NZ | ◎ ENG | ◎ NZ |
NZ | ◉ RSA | ● SF:FRA | ● SF:AUS | ● QF:FRA | ◎ FRA | ◎ AUS | ● SF:ENG | ◉ RSA |
(注: ◎:大会優勝 ◉:大会準優勝 ●:決勝戦前敗退
下段は 対戦相手
こうして見ると 決勝ラウンドで RSA・NZに勝っているのは AUS・ENG・FRAだけ…
令和8年9月5日
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