年賀の挨拶をいろんな方々から頂いていますが珍しい事にフロリダ(米国)に住む Lnes Silva 夫妻から、南米エクアドルの首都、キト市に在るメトロポリタン公園に設置されて居る私の作品を最近訪ねたと言う写真を送って下さいました。13年前の作品は一部の破損も無くきちんと管理されて居る様子、懐かしく写真を拝見、当時の事を思い出されます。作品を置く場所は各作家と意見を交換しながら作品設置位置を決めて、それからの各自の作品の制作開始、制作日程が1ケ月と決まっているので、私の場合、現場で方位やアンデス山脈、自然環境を見ながらの図面描き、そして、作品の制作作業員との打ち合わせ、それに伴う基礎工事等、緊張の毎日、それでも土日はおやすみ、乗馬も誘って頂いたり、キトは赤道直下、アンデス山脈の中腹で、朝夕は涼しいですが日中は暑く、標高2800メートルと言われて居ますから。ワイン好きのいやアルコール好きの作家の一人がパリのペースで飲み、アルコールの抜けないまま制作作業監視中、酸欠で倒れ救急車で病院送りも、治安が悪く、案内役が居ないと一人ではなかなか遊びに出れない街(一人で早朝に散歩する勇気在る作家も居ましたが)、制作現場が別れているので小グループでの行動、現場担当責任者(基礎工事&建築家)と通訳(フランス語、英語)、案内役&運転手と車付きで、2週間過ぎた頃には作業も在る程度見えて来て、作家の我々も安心、緊張もとけて、時には名所旧跡の旅も出来、毎晩の様に、仏料理かスペイン料理、晩餐会も遅く迄、ラテンの音楽と踊り、楽しい想い出一杯の31日間のキトの滞在を思い出しました。
小生も99年から2002年までエクアドル(キト)に駐在していました。日本人の方の作品がキトにあるとは知りませんでした。
返信削除今度出張した際には、拝見させていただきます。
ミスターToshihiro 様
返信削除私は1998年にキト市に1ヶ月滞在しました、作品の全体のサイズは、高さ7m、幅14、14m、長さ45mの作品で、素材はコンクリートです、壮大なアンデス山脈に出会い、インカの世界に触れた時でもありました、当時は、キトの日本大使館にも顔を出したり(日本人では3人目の第一等文化功労賞を頂いた事を知りました)、ヴェネズエラ、ポルトリコにも私が現地で制作した環境造型作品が設置されています、そちらに旅する時は、是非、写真を送って下さい。