岡島レポート・ 2019 W杯・備忘録 300

早や！？ 月日の経つのは 早いのか 遅いのか何をモノサシにして 時の流れの速度を測るのやら…

                                                                   2019 W杯・備忘録 300

                                                                         〜　並び順　〜

 

列に並ぶ　なんらかの規則性が見出される　というか　特定の規則に基づいて　並ぶのだろう。子どもの頃からの　一列縦隊　かならず　身長順で　前の方にしか並んだことがない…

 

というようなことが思い浮かんだのが　JPN/AUS戦での　国歌斉唱時の　JPNの選手の並び順。テレビで見る限り　主将を起点として　横一列　以下の通りであった。参考までに　2023W杯　決勝のRSA・NZ　準々決勝のFRAの背番号順も　記してみた。

 

				RSA	NZ	FRA
5 ディアンズ	流経大柏		東芝	6	7	9
6 ガンター			パナ	1	15	1
1 小林	東福岡	早稲田	サントリー	2	5	18
4 コーネルセン			パナ	3	12	6
13 ライリー			パナ	4	9	8
2 江良	大阪桐蔭	帝京	クボタ	5	4	16
3 竹内	宮崎工	九共	サントリー	7	22	10
20 コストリー			神戸	8	23	14
7 下川	修猷館	早稲田	サントリー	9	14	15
8 リーチ	山の手	東海	東芝	10	18	22
12 中野	東筑	早稲田	サントリー	11	21	7
10 李	大阪朝高		神戸	12	10	5
23 グリーン			ヤマハ	13	2	4
22 ローレンス			三菱重工	14	17	11
11 長田	仰星	早稲田	パナ	15	6	21
14 石田	常翔	明治	キャノン	17	20	17
9 藤原	日航石川	天理	クボタ	16	11	23
17 祝原	桐蔭	明治	キャノン	18	13	20
21 福田	茗渓	明治	サントリー	19	8	12
16 佐藤	桐蔭	早稲田	パナ	20	16	13
18 為房	常翔	明治	クボタ	21	1	3
19 ポール			クボタ	22	3	2
15 矢崎	桐蔭	早稲田		23	19	19

チーム内に　小グループが分立するのは　好ましいことではないかもしれない。一方で　「三人集まれば　派閥ができる」のは　世の常。

 

それを　国歌斉唱時の並び順で　如実に表しているのが　FRAだなぁ　と　常々感じてきた。Ami-amiの繋がりで形作られてゆくコネ社会。その象徴のような並び順。

9番キャプテン・デュポンの隣から　同郷の仲間が並ぶ。6番・ジュロン　8番・アルドリットとは　オーシュ・ジュニアのチームメイト。１６番・ブルガリは同ジュニアの後輩。…22番・ルキューと7番・オリボンは　バスク地方のジュニアのチームメイト。最後尾の19番・タオフィフェヌアと2番・モバカは　フランス海外領土・ニューカレドニア出身などなど　並び順から　浮かんでくるものが多々ある。

 

NZ　バレット兄弟って　必ず並んでいる。イオアネの兄弟で出場するときは　必ず横に並ぶ。この決勝戦　最後尾に　ホワイトロックって　意味がありそうな…

 

これらに比べて　RSAは　実に　すっきりしている。リザーブの「17・16・18」の並び順も　笑える…

 

こうして各チーム　それぞれの特徴が出てくるのが　並び順!?　矢崎が　最後尾というのは　いかにも　ニッポンらしい!?　参考までに　出身高校・出身（在籍）大学・現所属チームを記してみたが　規則性めいたものが　浮かび上がってこない!?　リーチが　真ん中辺に並んでいたり…　これはこれで　興味深い。これからの　欧州の地での四連戦　どんな並び順になるのやら…

 

ワン・フォー・オール　オール・フォー・ワン　理想なのかもしれないが　どうしても　各人が　等距離で　助け合うって　なんとなく　嘘っぽい気もする。

 

令和7年11月1日