2025年11月17日月曜日

岡島レポート・2019 W杯・備忘録 302

   秋の夜長 ほんと 見たい!と思わせる テレビ番組 なくなりましたね

               2019 W杯・備忘録 302

               ~ ANS2025 ~

 

先週末 キルター・オータム・ネーションズ・シリーズ2025 第2節 6試合が行われた。各試合 各チームの 得点時間帯を 表にしてみる。(Ⅰ:010分、Ⅱ:11分~20分…)

 

(表-1 時間帯別得点)

 

IRE

JPN

WAL

ARG

ITA

AUS

FRA

RSA

SCO

NZ

ENG

FIJ

41

10

28

52

26

19

17

32

17

25

38

18

  3

 

 

14

  6

 

  7

  3

 

  7

  7

  5

  7

 

14

 

 

  5

 

  3

 

 

 

 

  7

 

 

  3

 

 

  7

 

 

  3

 

  8

 

10

 

14

  3

  7

 

  7

 

  7

  7

 

  5

 

 

  7

  3

 

 

 

14

 

  7

 

 

 

  7

 

  7

  7

  3

 

  3

 

  5

  5

  5

 

 

  7

  7

 

 

12

 

 

  5

 

14

 

  7

  7

 

 

 

  7

 

  8

  7

 

 

次に 時間帯別のリザーブの投入状況を表にしてみる。

(表-2 リザーブの投入時間帯)

 

IRE

JPN

WAL

ARG

ITA

AUS

FRA

RSA

SCO

NZ

ENG

FIJ

 

 

 

 

 

 

 

h

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

h

 

h

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

 

h

 

 

 

h

3

2h

1

2

5

4

 

1

 

 

5

6h

2

3h

 

1

2

2

5

4

5

5

3

2

2

3

5

4

 

 

2h

1

3

3

 

 

1

 

1

1

1

1

1h

1

 

 

(注)h:HIAでの交代

   h‘:HIA後の復帰

 

リザーブ FW6人で構成していたのが FRARSASCOENG

同時に5人替えたのが FRA47分):12358 ENG53分):12368

興味深いのは NZは 7人 一人ずつ 違う時に代えている(21・ラティマは出場せず)。

5人 一気に変わるのは 見ていて 「オッ」と思ってしまう。ある意味 インパクトがすごい!? 

 

前半に HIAを除いてリザーブを投入したのは FRA/RSA31分 RSA1番が17番に交代した。見ていて 不思議に感じた。この1番に「落ち度」があったとも思えない… 14-6FRAリードの状況下でのRSAボールスクラム。なんと このスクラムをRSAが押し FRAPのアドバンテージが出ている中 RSA・9番の個人技でトライ・ゴール。14-13に点差を詰める。たまたま ではない… これぞ 用兵の妙!!

結果的に 「完敗」したFRA。打ちひしがれて 反省の記事ばかりが目立つMidolで 絶賛しているのが 38FRA14-13RSAでの RSA5番のレッドカード(20分レッドではなく 交替選手なしレッド=試合終了までRSA14人で戦うことに)に対して RSAベンチは ハーフタイムで 6番:コリシ主将を 下げて 20番:ノルキアを投入したこと(Midolだけではなく 常識的(?)に 考えにくい奇手)。試合後の会見で エラスムスHCは 「コリシ(この試合が100キャップ目)に打診したところ 快諾してくれた。立派な振舞だ。後半は ピッチサイドから声を枯らして チームメイトを鼓舞し続けてくれた。」と 語ったようだ。

47分 FRA1点リードで FW5人一気代え。次のプレーで RSA 3番→18番、4番→19番、12番→21番(エスターハイゼン 本職はセンターなのだろうけど フランカーでもプレーする)。数的優位を保つFRAが押し込む時間帯が続き 58分 FRAPG4点差に。(このあたりは FRAサポーター いい気分で ラ・マルセイエーズを 大合唱している)。ところが このあたりから RSAのフィジカル面の優位が目立ってくる。FRA ゴール前に攻め込まれ 62分 FRA11番の故意のノックオン=イエローで 14人対14人の戦いの10分間。単に 同数で戦っているだけなのに あかたも数的優位があるかのように RSAが猛攻を繰り返し 10分間の間に 2トライ・1ゴールで 大逆転(ラテン系気質のFRAサポーター 静まり返る。逆境の時こそ 大声を出すべき と よく思うことがあるが どの国のサポーターも 劣勢の時は 声が出ない・出せない…)。

リザーブの投入時間は 試合中出来るベンチワークの最たるもの。FRAが「手を打たなかった」わけではない。ただ RSAの方が 読みが深かった≒すぐれていた ようだ。

 

カードと言う意味では SCO/NZ戦 NZは 3枚のイエロー=10分×3=30分間 14人で戦っている。1枚目(3214番に)の10分 NZ7点あげている。2枚目(458番に)の間に SCO14点あげている。3枚目(606番に) 得失点なし。ともかく NZも 不思議に満ちている…

 

令和71115

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