2025年11月22日土曜日

岡島レポート・2019 W杯・備忘録 303

     オールドメデイア 2025年「新語・流行語大賞」の30のノミネート語

            新語については ひとつも知りません…

            世の中についていけてないのでしょうね

 

               2019 W杯・備忘録 303

                                                         〜 ANS2025(2) 〜

 

先週末 キルター・オータム・ネーションズ・シリーズ2025 第3節 6試合が行われた。各試合 各チームの リザーブの投入時間を表にしてみる。

(表-1 リザーブの投入時間)

 

WAL

JPN

ITA

RSA

ENG

NZ

IRE

AUS

FRA

FIJ

SCO

ARG

16

76

  -

56

22

43

48

56

53

49

74

70

72

17

48

76

67

18

55

40

47

53

49

60

  -

45

18

48

48

48

44

55

55

56

60

63

60

32

45

19

76

48

50

13

78

66

47

54

63

68

70

72

20

48

69

53

26

55

54

56

60

51

53

  7

45

21

  -

  -

72

49

55

44

70

70

29

75

  -

45

22

78

75

65

65

72

55

60

70

75

78

  -

45

23

  -

76

65

67

21

54

26

58

13

64

64

66

(注)RSA16番は 2234分(HIAでの出場)、40分に再出場。

   NZ16番は 4854分(HIAでの出場)、66分に再出場。

   IRE18番は 5671

   FRA21番は 51分にケガで退場、23番は 29分に脳震盪で退場

 

リザーブ8人全員をピッチに送り込んでいないのが WAL2人)、JPN2人)、SCO3人)の3チーム。本番前の 鍛錬期間だから これで どうこう言うのもなんなんだろうが やはり 選手層を どのようにして 厚くしてゆくのか 気になるところではある。

 

(表-2 リザーブのプレー時間)

 

WAL

JPN

ITA

RSA

ENG

NZ

IRE

AUS

FRA

FIJ

SCO

ARG

16

  4

  -

24

52

37

20

24

27

31

  6

10

  8

17

32

  4

13

62

25

40

33

27

31

20

  -

35

18

32

32

32

36

25

25

15

20

17

20

48

35

19

  4

31

30

67

  2

14

33

16

17

12

10

  8

20

32

21

27

54

25

26

24

18

29

27

73

35

21

  -

  -

  8

31

25

36

10

10

22

  5

  -

35

22

  2

  5

15

15

  8

25

20

10

  5

  2

  -

35

23

  -

  4

15

13

59

26

54

22

16

16

16

14

106

97

164

330

206

212

213

150

168

108

157

205

リザーブ8人が 60分から出場すれば 20×8=160 が 一つの目安になるのではないだろうか。というモノサシで測れば 100分前後の WAL,JPN,FIJの選手層は やはり 薄いということなのだろう。

 

RSA 前節に続いて2試合連続で 前半にロックがヘッドコンタクト=一発レッド(パーマネント・レッド。以下「Rp」とする。ちなみに 20分レッドは「R20」と表記する)。Midolは RSAは強すぎるから「ハンデ戦」で 戦うように仕向けられている!?という戯言を書いている。ちなみに 前節・今節のRp2ケース いずれも ヘッドコンタクトを受け相手ボールキャリアーは HIA対象にならず プレーを続行している(≒軽傷)。RSAコーチ陣は 記者会見で 「判定の整合性」に言及している。そうだろうな と 素朴に感じている。現在のトップレフリー界にはRSAレフリーが見当たらず どうも RSA選手に対しては 「毅然とRPを出すこと」が 正しいことだ という 雰囲気が醸成されている気がしてならない。おそらく ENGの選手が 同様なプレーをしたら イエロー・バンカーだろうと 思ってしまう。ともかく RSA 前節に続いて 大胆なリザーブ活用で 危なげなく 快勝している。と書いていて Midol速報版を見たら 今節のレッドは WR独立委員会で イエローに=当該選手は 次節の試合に出場可能となった。RSAのロビイング・メディア戦略が「功を奏した」… 善悪ではなく 場外・試合前後の神経戦も 現代ラグビーの 重要な構成要素。そういうラグビーになっている という 現実を直視するしかない。

FRA/FIJ戦 13分 FIJ14番のヘッドコンタクトで FRA12番がHIA⇒復帰できず 代わりに投入された23番が 29HIAで復帰できず(センターの控えがいなくなり 本職フランカーの選手がセンターに入る。あるいは FW/BKという 二分法で 捉えるのは 時代遅れなのかもしれない。専門職 1239と それ以外というのが 一つの考え方。更に 進化している RSAは 13番、2番と3列目、3列目とBK9番とウィングの出来る選手が 出現している。世は 専門職から総合職へ 移行してゆくのか…) 23番に代わって入った21番が51分にケガで退場。こんな連鎖もあるのだ… 上記のRSAのヘッドコンタクトでは HIAすらなかったのに この試合のヘッドコンタクトは HIA⇒退場を強いられているにもかかわらず イエロー止まり。なんとなく 釈然としない。

 

SCO/ARG戦 43SCO 3トライ目をおさえ 21-0とリード。ARGは 45分 5人一気替え。以後 5トライ4ゴールで 大逆転。お見事! これまで 先発で出場する機会が多かった選手をリザーブにして 後半勝負。それもこれも ケガ人が出なかったことにもよる。ブレイクダウンなどがソフトなSCO相手だったからなのだろうか… それにしても SCO 選手層が薄い。それだけでもないのだろうけど 勝てそうで勝てない試合が 続いている。

令和71122 

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