2011年11月10日木曜日

青森発・橋本さんよりメールです。


花巻の土沢での「アート@つちざわ」に参加し、11月6日が最終日、その夜は花巻温泉に宿を取り、翌7日に撤収、私は版画を屋外にインスタレーションする試みをしました。こう書くと また佐藤さんに温泉三昧で ? 優雅な誤解を与える印象、持たれそうですが。
7日の撤収後にも、鉛温泉の藤三旅館という宿に泊まり自分でひとり「打ち上げ」です。ここは秘湯温泉のなかでも有名、深さが150cm以上ある立って入る石造りの湯船「白猿の湯」が自分へのご褒美です。
温泉に泊まって翌8日 前から気になっていた岩手の沿岸部を初めて見ました釜石から宮古まで、車で走り、青森に向う道中、、、、ただただ絶句です。車を停め気軽になぞカメラを向けたりもできません、
釜石大観音の高台まで行き そこから街の様子を哀しく眺めるだけでした。 ご自愛くださいますよう、                     橋本尚恣

▶ 橋本君とは、長い付き合い、彼がTSAの新入生の時から、他の学生とは違う雰囲気を持った学生で、卒業後、東京に長く居た後に、青森に帰り、自宅にアトリエを開設して青森発の制作&発表を重ねている友人です。
私が青森の五拾壹番館画廊で個展を企画して頂いた時に、ひさしぶりに青森で再会、その時、十和田湖の山中の古びた温泉に連れて行って頂き疲れが癒されました、私も温泉大好きですから、それはそれは、温泉や湯治と言う言葉を聞くと羨ましい限りです、花巻と言えば、私が生まれる前から縁が在り、又、パリに留学する前、43年前でしょうか、宮澤清六(賢治の弟)先生宅を訪ねて花巻に行き、高村山荘をみて、花巻温泉に行った事が在りました、懐かしい想い出です、来年は、是非、藤三旅館を訪ねてみたいですね。それにしても三陸沿岸部の破壊の凄さに、規模の大きさ、被害が大きすぎて、でも、皆さん、明日に向かって歩き出しています、パリに居ても、忘れられない災害でした ◀ 
写真は既成の石碑に木版で何百枚も貼った作品、所が、天候が悪く、 雨にも負けて、風にも負けての補修作業に追われっぱなしだったそうです。

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