2026年1月24日土曜日

岡島レポート・2019 W杯・備忘録 311

                       分断されているニッポン  

雪が降り続いているところ と 快晴続きのところ  とても 同じニッポンとは 思えない…

                 2019 W杯・備忘録 311

                  〜 スクラム 〜

 

19809月 ボルドーの隣町 タランスに住み始め 散歩途上の市営競技場 ラグビーの試合の告知を見た。当日 喜び勇んで 100人規模のスタンドへ 選手がピッチに入り キックオフ … 何かが違う! なんと 13人制ラグビーだった … 似て非なるもの≒味気ない≒つまらない と 率直に感じた。何かが欠けている!? フランスの各町には スポーツクラブがあり 我が町:タランスは 13人制ラグビーチームが スタンド付きのメイングランドで 15人のラグビーチームは サブグランドで 試合をしていた。 なつかしい思い出である。

 

13人制ラグビーに欠けているプレーは 何か?

 

松井良明著『球技の誕生−人はなぜスポーツをするのか』(平凡社 2015年)では 「結成当初のNRFU(ラグビーユニオンに反旗を翻した北部ラグビーフットボールユニオン 後にラグビーリーグ(RL)と改名され 現在に至っている)のルールはRFUとまったく同じであったが、NRFUの選手のほとんどが日曜日以外の平日に出勤する必要があったことなどから、後にラック、モール、ラインアウトなど、負傷の可能性が高いとNRFUが判断したルールが廃止されている。プロを容認したNRFURL)はその後も観客を意識したルール改定を重ねることで、長くアマチュアリズムを保持したRFUとは異なる独自のRLルールが確立されていくのである。」(p26)と 解説されている。

 

う〜む 「負傷の可能性の高い」プレーは 廃止されている。 なるほど! では スクラムは? 所属していた高校ラグビー部 「8番」が欠番になっていた なぜなら その昔 ある試合で 8番が負傷した2番の代わりに フッカーのポジションに入り スクラムが崩れて 亡くなった と 聞かされていた。スクラムも 「負傷の可能性の高い」セットプレーでは ないのだろうか…

 

大学選手権決勝 明治/早稲田 スクラムの組み直しの多さが 気になった。先週末のリーグワン6試合と 比較してみると 次のようになる(手元集計)。

 

 

/

/

神戸/

/重工

N/東芝

/

/

S機会数

  16

  16

  12

  12

  13

 12

  15

組み直し

  12

   4

   2

   1

   2

   4

   4

FK

   2

   1

   1

   2

   1

   2

   2

PK

   4

   3

   2

   5

   2

   2

   3

 

リーグワン 各節6試合 先週末 第5節が終了したのだが 5節とも 同じ6人の主審が笛を吹いている。これは ある意味 凄いことだと思う。もちろん プロレフリーの人数が限られている ということが 大きな要因かもしれないけれど 笛の一貫性が かなり高い水準で 保たれてきている。そのことによって 選手側にも 笛の予見性が高まり 無駄なプレー・笛を吹かれるプレーが 激減している ⇒ だから スクラムのシーンでの 組み直し(その多くが スクラムが崩れることによる)が 少なくなってきている 要因ではないかな と 邪推したりしている。

 

とすると 大学の試合で スクラムが崩れて・組み直しが 続発するのも ある意味 仕方ないことなのかもしれない … とはいえ 高校の試合では あまり見ない

 

競技規則でのスクラム こんな風に変わってきている。

    1972

    2002

    2025

20条 スクラムは、フィールドオブプレー内で行われるもので、双方のプレーヤーが、ボールがその中間の地面に投げ込めるような体勢で組みあうことによって形成される。

20条 〔定義〕

スクラムの目的は、軽度の反則あるいは競技の停止があった後、早く、安全に、公平に試合を再開することである。

19条 〔原則〕

スクラムの目的は、軽度の反則や競技の中断があった後、ボール獲得のための争奪でプレーを再開することである。

 

言葉 変われど スクラムの本質 変わらず … なのだろうか?

そもそも スクラムの本質って???

 

ともかく スクラムの組み直し つまらないと 感じている。つまらない≒《面白さ》の減少 だったら 組み直しを 極力 少なくするようにすべきではないか と 考えてきて フロントロー(経験者)が 喜々と スクラムを語る姿を 思い浮かべた ということは 彼らにとっては スクラム命 スクラムが (だらだら)続くことは 快感! 《面白さ》の極致なのかもしれない

 

だとすれば ビジネスとしての リーグワンは 観客目線の《面白さ》を追求し 非・ビジネスの 学生スポーツは プレーヤー目線の《面白さ》を 追究する! というのも あり なのかもしれない。

 

令和8124

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