今日は ナントで アルゼンチン・チリ戦を観戦していました。アルゼンチン 強いですね…
フランスに来て ほぼ一月が経ちました なんとなく 異邦人からフランス人もどき に なったような… 日々 嗚呼フランスだなぁ と 感じることしばし
23日(土)サンテティエンヌから 1時間余 在来線に乗り リヨンへ リヨンのホテルにチャックインし 三人乗りの 昔ながらの老朽化したエレベーターに乗ったら 1階と2階の間で 止まり・ドアが開きかけ・動かなくなる=閉じ込められる 待つこと1時間 エレベーター屋さんの黒人のお兄ちゃんがやってきて 救出される ホテルのお兄ちゃん含め みんな ニコニコ サ・バ? サ・バ! と 声を掛け合う … 「サバサバしてる」って 語源は こういうことなのか
24日(日) 21時キックオフのWAL/AUS戦 ウェールズ人とオーストラリア人に挟まれて 観戦する 左に歓喜の人 右に声なしの人… 行きも帰りも 人波に漂いながら 地下鉄・トラムと 無賃乗車(事前に 切符は買ってあったのだけど…) フランスの公共交通機関の「検札」制度 ニッポンのと 本質的に異なっている 「戸惑い」から「慣れ」に
25日(月) リヨンから 1時間半 在来線に乗り 地方小都市・ロアンヌへ 街中のブラッスリーで 街の人々に混じって 食事する 穏やかなフランスの昼下がりが 過ぎて行く
26日(火)ロアンヌの駅に行って 電光掲示板を見たら 予約していた汽車が掲示されていない 窓口も無人 フランスのお家芸「スト」に 直面する 親方三色旗・フランス国鉄労組健在なり 動いている汽車もある 急遽 満員の汽車で リヨンに戻り TGVに乗り換え トゥールーズへ 隣に座ったレキップ(フランス唯一の日刊スポーツ新聞、ここまでのところ 日々の一面は サッカー)を読んでるおじさんに 「なんで 国鉄 ストしてはるんですか?」と尋ねたら 「そんなん 知りまへんわ」 で 「また やりはるんでしょうか?」「そんなん わかりまへん」 トゥールーズから遠距離特急に乗り換え 2時間余 目的地・ブリーブへ 向かいの席に 20歳前の女性が 左腕の肩口にタトゥーが 見ると ジブリの女の子 「トトロのメイ?」と尋ねたら 「ポニョ!」とニッコリ タトゥーをしている若者は多く 街を歩いているとタトゥー屋さんが 目につく やっと着いて ホテルのレセプションの親切なおじさんに「今日はストで酷い目にあった」と こぼしたところ 「ここは フランスなんだよ」と 諭される
27日(水)19時45分 キックオフの 2部リーグ ブリーブ対ダックスの試合(メインスタンド正面が35ユーロ、ピッチ際の立ち見席は13ユーロ) フランスラグビーの名門同士の対決 ブリーブは フランス選手権決勝に4回進出(いずれも敗北)1997年には 欧州クラブ選手権で優勝 2000年代に入り 勢いがなくなり 昨シーズン まさかの降格 13,353人収容のスタジアムに この日は 7,541人が集まる スタンドの雰囲気は 1980年代に味わったもの 自軍に不利な笛には 全員で ブーイング その合間に 口々に ヤジを 飛ばす 鳴物もあり うるさいこと・うるさいこと なんとなく 1960年代の大阪球場・南海ホークスの応援団を思い出す これが「教会の鐘の音」の聞こえる範囲の仲間がチームとなり・敵と戦う という フランスラグビーの原点 ブリーブ:人口24万人余のコレーズ県の県庁所在地ですらなく 郡庁所在地 こんな街のチームが 欧州一になる 人びとの「承認願望」を満たしてきた 大切な「我がまち」のチームである 商業主義が進化していく中 こういう弱小経済基盤の伝統チームが どうなっていくのか 気になる ブリーブに ラグビーは根を張っているけど W杯は はるかかなたの出来事のような…
28日(木) ブリーブから 在来線特急で トゥールーズへ 突然 大都会に出てきて クラクラする そして 日本語の飛びかう日本人集団が 至る所にいて 戸惑ってしまう
JPN/SAM戦観戦 JPN 勝ち切れるだけの実力が備わってきた さぁ アルゼンチン戦だ
29日(金) トゥールーズから TGVで 40年前に住んでいたボルドーへ 1日交通パスを購入し トラムに乗って あちこち 回る 見知らぬ街になっていて 時の過ぎたことを感じる
30日(土) 7時 夜明け前 お月様が見えてる時間にホテルを出て ボルドーから 遠距離特急に乗り 4時間余で ナントに 週末トラムは無料とかで 乗り放題 スタジアムへ向かうトラムは 多くのアルゼンチン人と少数のチリ人が 呉越同舟 スペイン語で 和やかに 話している ARG/CHI戦観戦 主力を温存し・ロートルと若手のアルゼンチンのワンサイドゲーム 日中 太陽がギラギラしているこのスタジアムで 試合を経験したっていうのも アルゼンチンのアドバンテージになるような さて 一週間後 どんな天気なのだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿