décembre 1976/ janvier 1977 にMusée d'art Moderne de la Ville de Paris で企画された展覧会の図録、それもプレス用に判が押してある貴重な図録、美術評論家の Gérard Xuriguera 氏より頂きました、その作家とは、私が小学生時代から画集で知っていた憧れの作家・Kupka 、図録にはカタログとは別に1926年に制作された26枚の木版画(複製)が付いて居るのです、Frantisek KUPKA / " Quatre Histoires de Blanc et Noir ” gravures et études préparatoires /とタイトル付きの素晴らしい宝物を頂き、今年の夏には Satoru Sato Art Museum 友の会の皆様にお見せして、勿論、ミュージアムに寄贈して展示して頂きたいと願っている所です。
クプカは1871年オーストリア・ハンガリー(現在のチェコ)生まれ、ウインの美術学校で学び、幻想的な具象絵画を制作、その後パリ住み、1911年頃から抽象絵画に、1931〜1936年に企画された〈 abstraction création 〉 のメンバーで、その後、réalités nouvelles にも参加した画家で 1957 年にパリの郊外 puteaux で生涯を閉じています。
なほ、2014年9月から Satoru Sato Art Museumで、トレス・ガルシア=Torres Garcia(1874〜1949)展が企画され、そのトレス・ガルシアとクプカはパリで交流が在り、その時代性も感じ取られると思います。そのトレス・ガルシアのリトグラフ(石版画)作品45点を寄贈して下さったのも Gérard Xuriguera 氏,
Satoru Sato Art Museum(登米市) の貴重なコレクションに成っています。
Gérard Xuriguera氏 |
2014.9.26に書かれている「スホールとモンドリアンとトレス・ガルシア」のつながりは、今回のクプカも巻き込んでますね。わたしは、1980年代に季刊「武蔵野美術」にセルクル・エ・カレについて書いたことがありますが、なにもわからないで書いてたようなものだなあ、と、いまさらのように想いおこしました。
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