2024年1月20日土曜日

岡島レポート・2019 W杯・備忘録 207

冬来たりなば 春遠からじ
2019 W杯・備忘録 207
~ M42 NZ/IRE 7 ~
 
試合最終盤、IRENZゴールに肉薄するもタッチダウンできずに、NZゴールラインドロップアウトに。しかし、まだ、NZ2番はシンビン中=IREの数的有利。相手陣内で戦いが続く…
 
GLDO15~ ⑧ノックオン
 
このノックオン、IREにとって実に「痛かった」=NZ「助かった」
なぜ ノックオンしたのか? IRE8番・ドリス、前2試合に続いてこの試合もフルタイム出場。疲れが大きいと感じている。この試合の疲れだけではなく、大会を通じての蓄積疲労が表面化したように思われる。(興味ある方は、文末、参考をご覧ください)
 
SNZここでは8人で組む。IREなされるがまま…崩れるも笛はなし。バーンズの独壇場)・910(ランでセンターラインを越える。IRE、前で止めなければならなかった!)・R95R91518R98R918R97R916R9BK~ ㉓キャッチするもタッチに押し出される
 
IRE、数的有利の時間帯のNZボールスクラムでの対応であったり、このスクラムからのNZ10のランへの対応であったり、「策がなさすぎる」感が強い。
 
ここでシンビン明け、15人対15人の戦いに戻る。NZ2回目のシンビン中の得点は、NZ3IRE0。数的不均衡は「試合をつまらなくする」という主張をしばしば目にするが、本当なのだろうか… ともかく、NZ、数的不利下で抜群のエリア&タイム・マネジメント。対するIRE、なんとかならなかったのか。多くの敗因を論える10分間であった。
 
L43/6)モール(少し押す)・9R138R2018R91012R910SP~ ⑮インゴールでタッチダウン
 
gldo・⑩~ 12→⑮:DGを狙うも届かず・⑩がインゴールでタッチダウン
 
d・⑩~ 14R91012R813R917R98R9BK~ ㉓・r・㉑→⑳→⑩→⑮→⑫→⑥・r・㉑→⑱・r・㉑→⑩→⑫・r・㉑→⑯→④・r・㉑→⑩→⑲・r・㉑→⑩→⑬→⑮・r・㉑→⑩→⑧→⑯・r・㉑→⑩→⑳→④・r・㉑→⑯→⑬・r・㉑→⑲・r・㉑→⑩→⑪・r・㉑→⑩→④・r・㉑→⑩→⑬→⑲→㉓・r・㉑→⑩→⑯→⑮・r・㉑→⑩→⑳・r・㉑→⑰→⑲→㉓・r・㉑→⑰→⑬→⑮→⑳・r・㉑→⑲→⑬→⑪→⑫・r・㉑→⑲・r・㉑→⑯・r・㉑→⑲→⑩→⑮→㉓・r・㉑→⑩→⑲→⑬→④・r・㉑→⑩→⑫→⑳・r・⑯・r・⑰→⑩→⑧→⑬→⑮→⑪・r・㉑→⑧→⑩→⑰・r・㉑→⑧→⑯・r・㉑→⑱→⑩→⑬・r・㉑→⑪→㉓・r・㉑→④→⑫→⑧・r・㉑→④・r・㉑→⑰→⑩→⑫・r・㉑→⑳・r・㉑→⑰・r・㉑→⑩→⑳・r・㉑→⑯・r NZ19・ホワイトロックのジャッカル IREp
 
歴史に残る37フェーズ。両チームの選手を称えるしかない。
 
PK12TK~ ノーサイド
 
( 参考 この試合で80分間出場した選手の前の試合での出場時間 )
大会前から、IREの対戦相手順・試合間隔がNZに比べて「不利」だなと感じていたが、それが如実に表れているのが、以下の表に思える。であれば、結果論でしかないが、IRE、選手のローテーション、もう少しなんとかならなかったのか。選手層を厚くする・複数ポジションをこなせる選手を増やす(この2点では、RSAが頭抜けていた)、IRE大会前勝ち続けていただけに、もう少し試行錯誤すべきだったのでは…
 
IRE
NZ10/14
SCO10/7
RSA9/23
TON9/16
ROU9/9
4. バーン
     48
     80
     80
     80
6. オマーニー
     49
     64
     80
     80
8. ドリス
     80
     80
     53
     56
10.セクストン
     45
     73
     40
     66
11. ロウ
     40
     80
     80
     80
12. アキ
     80
     80
     80
     80
13.リングローズ
     80
     64
     50
     80
15. キーナン
     80
     80
     80
     80
 
NZ
IRE10/14
URG10/5
ITA9/29
NAM9/15
FRA9/8
4. レタリック
      -
     76
     57
    *11
5. S.バレット
    *17
     80
    *23
     80
8. サベア
      -
     80
     64
     80
9. スミス
      -
     49
    *13
     63
10. モウンガ
     63
     64
    *20
     80
12. J.バレット
     53
     64
      -
      -
13. イオアネ
      -
     80
    *11
     80
14.ジョーダン
     80
     80
      -
     80
15.B.バレット
    *17
     80
     60
     80
(注)「-」はメンバー外。「*」は リザーブでの出場。
IRE戦の出場時間、スミスはシンビンで・レタリックはシンビンの身代わりで、「70」分。
 
この日絶好調のキャプテン・ケインを75分、パパリィに交代させている。それだけ選手層が厚い証でもある。
 

令和6120 

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