2015年10月26日月曜日

Santo Tirso に行って来ました

 10月22日、14時45分、パリ Orly 国際空港より、ポルトガルの Porto 国際空港迄、約2時間飛んで、その後、迎えの車で北東に高速道路で30分、見慣れた Santo・Tirso の街の Hotel Cidnay に到着(時差1時間在り)、今回、アート・パブリック=ART PUBLIC に関した、INTERNATIONAL CONFERARENCE が10月23日、24日、午前・午後と世界の大学の公共・現代アートに関わる若手の教授達の講演が在り、会場:FABRICA DE SANTO THYRSO で久しぶりに学生に戻った感じで、会場に釘付けに成りました、ポルトガル語以外は英語の同時翻訳付きのイヤホンをつけて、リスボン大学が中心と成って、スペイン、ギリシャ、アメリカ、フランスからの参加で賑やかでしたが、只、自分たちの研究テーマを講演すると言う感じで、サント・テイルソに設置されている作品に関したレポートは少なかったです。
さて、この街には25年間の歳月を費やして54点の現代野外立体作品が設置、今年最後の招待作家6名の造型作品を紹介と言う事と、今度、市立・SANTO TIRSO INTERNATIONAL MUSEUM OF CONTEMPORARY SCULPTURE 1990−2015 のミュージアムが建築され、来年早々に開館される予定で、内装建築途中の美術館を拝見、コレクションは1990年から2015年間の現代彫刻に関した資料を収蔵するミュージアムとの事、建築家や館長、学芸員の紹介等も在りました。今回、参加した造型作家や彫刻家の皆様とはほとんどは知り合い(2、3名、初めて会った方も居ましたが)、朝食、昼食、夕食と楽しく過ごせました。私は美術評論家の Gerard Xuriguera 氏の推薦で、1997年、18年前に参加し、その後、一度、2000年にやはりポルトガルの Cantanhede 市の野外彫刻シンポジュームに招待された折りに、バルセロナの彫刻家、Cami 氏と立ち寄る事が出来ましたが、今回は15年ぶり、御影石の立体作品は汚れも蜘蛛の巣も無く奇麗に芝一面の中に設置されていました(奇麗に芝を刈り、メンテナンスが行き届いていました)。このシンポジュームは造型作家の Alberto Carneiro が市に仕掛けて、2度目のシンポジュームから Gerard Xuriguera が中心的に作家を選ぶ形と成り、今年で54点の作品設置で終了と成りますが、街全体に設置されている現代立体作品のコレクションは違和感も無く、街全体がアートに囲まれた雰囲気、街の目玉と成っています。又、造型作家の Alberto Carneiro の作品は、彼の広いアトリエにミュージアムの様に奇麗に保管されていますが、死後、全作品、Santo Tirso のミュージアムに寄贈される事に成っています。













市長の挨拶、左から二人目が Carneiro 氏、市長の左が Xuriguera 氏

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