女心と秋の空って 禁句なのか 死語なのか…
2019 W杯・備忘録 298
〜 ペナルティ ２ 〜
ペナルティ ㈰自チームが 能動的に ペナルティを犯す or ㈪自チームが 相手チームの働きかけで 受動的に ペナルティを取られる（＝相手チームが 能動的に ペナルティ（キック）を 取りにくる どちらなのだろうか？
たとえば オフサイドやハイタックルなどは 主として㈰であり スクラムでのPは 主として㈪の気がする。どうだろうか？
もちろん 彼我の力関係が第一なのだろうが レフリー（≒第三者）との「相性」も 関係している気がする。
2025TRCのAUSのPの軌跡を見てみる。
（表-1 AUSの犯したP）
| 平均値 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 |
レフリー |
| オキーフ | ドールマン | ウィリアム | リドリー | ピアルディ | カーリー |
対戦相手 |
| RSA | RSA | ARG | ARG | NZ | NZ |
勝敗 |
| ○ | ● | ○ | ● | ● | ● |
Pの総数 | 10.2 | 4 | 6 | 10 | 14 | 15 | 14 |
イエロー | 0.7 | - | - | - | 1 | 1 | 2 |
S（M） | 0.25 | - | - | - | - | - | - |
S（Y） | 1.04 | 2 | 1 | 1 | - | 1 | 1 |
L（M） | 0.04 | - | - | - | - | - | - |
L（Y） | 0.38 | - | - | - | - | 1 | 1 |
B（M） | 2.46 | 1 | 2 | 5 | 5 | 2 | 5* |
B（Y） | 2.17 | - | 1 | 1 | 2 | 7* | 2 |
OS | 1.67 | - | 1 | 1 | 4 | - | 2 |
T | 1.42 | 1 | 1 | 2 | 1 | 4 | 2* |
OB | 0.58 | - | - | - | 1 | - | - |
DKF | 0.17 | - | - | - | 1* | - | - |
あの歴史的な快勝（R1：RSA戦） ペナルティ「４」。勝因の一つであろう。
AUSの傾向としては 大会が深まるにつれて Pの数が増えている。特に ブレイクダウンでのPが増加している。それが 勝敗に直結しているように見受けられる。
ブレイクダウンでのP AUSの対戦相手（次の表）も おおむね平均値を超えたPを取られている。AUS 歴史的に スクラムは「ほどほど」 ラインアウトは「長身者を生かす」 ジャッカルに長けた選手を数人揃えて ブレイクダウンでコンテストしまくる。それが 上下２表から読み取れる気がする。
（表-2 AUSの獲得したPK（相手チームの犯したP））
| 平均値 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 |
レフリー |
| オキーフ | ドールマン | ウィリアム | リドリー | ピアルディ | カーリー |
対戦相手 |
| RSA | RSA | ARG | ARG | NZ | NZ |
勝敗 |
| ○ | ● | ○ | ● | ● | ● |
Pの総数 | 10.2 | 10 | 9 | 12 | 7 | 10 | 12 |
イエロー | 0.7 | - | 1 | 1 | 1 | - | - |
S（M） | 0.25 | - | - | - | - | - | - |
S（Y） | 1.04 | - | - | 1 | 1 | - | 1 |
L（M） | 0.04 | - | - | - | - | - | - |
L（Y） | 0.38 | - | 1 | - | - | - | - |
B（M） | 2.46 | 4 | 1 | 1 | 3 | 4 | 4 |
B（Y） | 2.17 | 2 | 3 | 2 | 1 | 4 | 4 |
OS | 1.67 | 2 | 1 | 6* | - | - | 2 |
T | 1.42 | - | 1 | - | 1 | 2 | 1 |
OB | 0.58 | 2 | 1 | 2 | - | - | - |
DKF | 0.17 | - | 1* | - | 1* | - | - |
それにしても 「４」。2023W杯全48試合で Pが「４」（最小値）だったのは 予選プールのFRA（4）/NZ（12）、FRA（4）/ナミビア（13）の2回のみ。
R1：RSA/AUS戦を あらためて見返してみた。レフリーは オキーフ。おそらく 現段階では 世界No.1レフリー。オキーフの笛は スクラムに寛容（組み直しが多い） ブレイクダウンに厳しく という傾向がある気がする。これと AUSのプレースタイルが「マッチ（!?）」した結果なのだろうか… 試合開始直後 AUSがオフサイドを犯すも アドバンテージ そのまま流して RSAがトライ。15分過ぎ AUSがハイタックルを犯すも アドバンテージ そのまま流して RSAがトライ。この時点で RSA：22-0：AUSの大差がついていた。その時点までに AUSの「P」吹かれたのが「２」 アドバンテージで幻と化したのが「２」 RSAのPは「０」。こんな試合もあるんだ…
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
Midolによれば ワールドラグビーとフランストップリーグの協定に基づき 古瀬レフリーが 先週末1部トゥルーズ/ボルドー・べグル戦の線審を 今週末2部の試合の主審を務めるとのこと。彼の成長も楽しみだ。
令和7年10月18日
0 件のコメント:
コメントを投稿