体験的に 大阪嫌いが増している うちのカミさんが 万博に行ってきました。 前夜まで 関係サイトに悪戦苦闘し PCに罵詈雑言を投げつけていまし たが帰ってきたら 「もう一度行きたい!」と 大満足
2019 W杯・備忘録 275
〜 2025六か国対抗 8 〜
チームスタッツ Disciplineでは Penalties Conceded, Free Kicks Conceded, Offensive Penalties Conceded, Defensive Penalties Conceded, Yellow Card, Red Cardの6項目が掲載されている。 今回は このうちの3項目について 取り上げてみる。
(表-1 Penalties Conceded:2025)
| FRA | ENG | IRE | SCO | ITA | WAL | 1試合当 |
FRA | * | 8 | 13 | 11 | 6 | 3 | 8.2 |
ENG | 6 | * | 11 | 10 | 14 | 9 | 10 |
IRE | 6 | 8 | * | 11 | 4 | 11 | 8 |
SCO | 12 | 13 | 9 | * | 8 | 11 | 10.6 |
ITA | 8 | 11 | 10 | 7 | * | 11 | 9.4 |
WAL | 12 | 10 | 12 | 11 | 14 | * | 11.8 |
1試合当 | 8.8 | 10 | 11 | 10 | 9.2 | 9 | 9.7 |
ペナルティーを取られた(犯した)数が少ないチームが勝利したのが 15試合中10試合 同数が 1試合 多いチームが勝利したのが4試合。ただ 多くの試合は 両チームの数に大きな差はない。
上記の表にある通り 1試合1チーム平均「9.7」。ハイレベルの試合で 衆人環視の下 トップレフリーは 両チーム ほぼ等しくペナルティーを取る傾向にある気がしている(人情として「帳尻合わせ」に走るのは ある意味 当然!?)。という偏見からすれば 両チームの数の差が「5」というのは 大きい(≒レフリーの英断に拍手したくなる)。全15試合中 「5」以上差のある試合は 3試合。FRA(3-12)ITA、IRE(4-10)ITA、FRA(13-6)IRE。興味深いのは FRAが42-27でIREに快勝・完勝した試合。FRAの「13」は この表の中では 二番目に多い数。でありながら 勝利したという事実。FRAにとっても IREにとっても 次のW杯に向けて ターニングポイントになった試合である。
六か国対抗(及び 秋の六か国対南半球・日本他のシリーズ)のサイト 2023年までは ペナルティーの内訳として ラック/モール/スクラム/ラインアウト/オフサイド という5分類で 掲載していた。これはこれで 示唆に富む分類であった。2024年からは 以下にある通り Offensive Penalties Conceded/ Defensive Penalties Concededの2分類で掲載されるようになった。
ペナルティーの「質」を考える上で 興味深い分け方である。
(表-2 Offensive Penalties Conceded:2025)
| FRA | ENG | IRE | SCO | ITA | WAL | 1試合当 |
FRA | * | 5 | 3 | 2 | 3 | 1 | 2.8 |
ENG | 4 | * | 2 | 5 | 5 | 1 | 3.4 |
IRE | 2 | 4 | * | 3 | 1 | 4 | 2.8 |
SCO | 3 | 4 | 5 | * | 3 | 3 | 3.6 |
ITA | 3 | 4 | 4 | 1 | * | 1 | 2.6 |
WAL | 4 | 5 | 6 | 8 | 5 | * | 5.6 |
1試合当 | 3.2 | 4.4 | 4 | 3.8 | 3.4 | 2 | 3.5 |
WALだけが 極端に多い。ある意味 攻撃時の「稚拙さ」の現れであり WALの弱さの原因でもある。この夏 ニッポンに来るチーム どんな戦い方をしてくるのだろうか。
(表-3 Defensive Penalties Conceded:2025)
| FRA | ENG | IRE | SCO | ITA | WAL | 1試合当 |
FRA | * | 3 | 10 | 9 | 3 | 2 | 5.4 |
ENG | 2 | * | 9 | 5 | 9 | 8 | 6.6 |
IRE | 4 | 4 | * | 8 | 3 | 7 | 5.2 |
SCO | 9 | 9 | 4 | * | 5 | 8 | 7 |
ITA | 5 | 7 | 6 | 6 | * | 10 | 6.8 |
WAL | 8 | 5 | 6 | 3 | 9 | * | 6.2 |
1試合当 | 5.6 | 5.6 | 7 | 6.2 | 5.8 | 7 | 6.2 |
SCOが最多。このあたりに SCOの弱点があるのかもしれない。
最高値が FRAの対IRE戦・ITAの対WAL戦の「10」。いずれも 勝利している。「ペナルティーを犯してでも 止める!」というのは 褒められたことではないのかもしれない。マインドセットとして ㈰絶対に ペナルティーを犯さない(ミスは許されない) と ㈪絶対に トライラインを越えさせない(点を取られない) の どちらを優先するのか これはこれで 各チームの基本戦略構築の ある種「肝」でもあり そこには 国民性が反映してくる気がしてならない。JPNの各チーム(解説者の語り口)は ㈰に立脚している。これに対して かつてのNZは ㈪に立脚していると感じていた。このところのRSAのように ㈰と㈪を止揚(!?)してしまえれば ワールドチャンピオンになれるのだろうか…
令和7年5月10日
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