ここ数日 テレビで「大」相撲を見ています。活きのいい若手が活躍していて 見ごたえがあります。「大」リーグ然り。
2019 W杯・備忘録 216
~ M44 RSA/FRA 8 ~
「3点のリード」+「数的優位」のFRAのキックオフで後半がはじまる。前半(の入り)と後半(の入り)、何が違うのだろうか? まず思いつくのは、①前半の相手のプレーを分析して戦術・戦略を再構築すること ②リザーブ8人のエネルギーを最大限活用する(投入時間帯・ポジションなど)。この試合の場合、これらに加えて、15人対14人の最初の10分間をどう戦うのか?
テレビでは、レフリーとRSAキャプテンが何やら話しながら歩いてる姿が映っている。レフリー、前半何度か「ティボー」とFRA⑤番(⑤と⑧が英語に堪能)に呼び掛けて・何やら説明or注意していた。少なくとも、レフリーは両チームに対して、積極的に説明しようとはしていた。であるならば、FRAキャプテンは⑤を通訳として使いレフリーとコミュニケーションを密にすべきだった。非英語圏のチームの共通の課題でもあるだろう。
k:⑩~ 5・R・9→10:HP~ 〘自陣ゴール前10mの地点からでもタッチキックでもロングキックでもなく迷いなくハイパントを蹴る〙 ⑬・r・⑨→⑧・r・⑨→⑩:GP~ 8の足に当たって・戻ってきて・⑩ノックオン
S(RSA・12をフランカーの位置に入れて8人で組む)・右に回るも・笛はなく 11・ラン:LK~ ワンバウンドしてタッチへ
l・⑦(4/6)・①→⑨:HP~ ワンバウンドで10が取り・ラン・R・⑧がターンオーバー 〘このラック・14がラックを飛び越える・2がサイドエントリーも笛なし〙 ②→⑦タックルされて→②タックルされて→⑮・r・②→⑩→⑬・ラン・r・⑨→⑦→⑩→⑫・ラン・r・〘8ノットロールアウェーも笛なし・6がラックに入って〙 ⑨のバランスが崩れ・パスが乱れ→13のラッシュディフェンスもあり・⑭ノックオン
S(RSA・8人で組む)・動かず9→10:GP~ タッチに出る
45分 RSA:5・モスタート⇒19・スナイマン 9・ライナー⇒21・デクラーク 10・リボック⇒22・ポラード と 3選手を替える。RSAのリザーブの構成・投入時間帯、状況に応じて変幻自在、この大会のチームの中で際立っていた。それにしても、このタイミング(=後半開始5分)で3人を交替させるなんて、思い切りがいい、というか、判断に迷いがないというか。エツベツのシンビン(≒10分間の休憩)が影響した選手起用だったのだろうか?
l・⑨(1/6 直前のラインアウトと同じ並び方でラインアウトの先頭に⑨を置き 今回はそこに投げる)→②・r・⑨ラックサイド・タッチライン際をラン:SP~ 15・R・⑨がターンオーバー ③・r・⑥・r・⑨→②に13がラッシュディフェンス・パスが乱れる〘このプレーに象徴されるように、RSAは数的不利の時間帯、ファーストレシーバーに13がラッシュディフェンスをかけていた。Midolによれば、前日のNZ/IRE戦でのNZ数的不利時のディフェンスと同じだと解説している。〙→⑫・r ⑫のノットリリースのp 〘②に13がコンタクトした際に横にいた⑫がノックオンのアピール、pの笛の後に②⑧⑨⑫がそれぞれノックオンをアピール ア・ラ・モード・フランセーズ キャプテンのみが(通訳を介してでも)毅然と主張すべきだった。〙
PK・22:TK~
46分 RSA:6・コリシ⇒16・フーリー
早くも4人目の交替、しかも、キャプテンを下げる。RSAのピッチでの実質的意志決定者は8番・ヴェルミューレンなのだろうけど。
l・④(2/5) 8がコンテストして ④がタップし・2がボール確保・R・21→1・R・21→22へのパスコースに7が入り・ノックオン 21が拾う FRAは「ノックオンオフサイド=P」を主張するもレフリーは「21は戻って(=オフサイドの位置からオンサイドの位置に戻って)からボールを捕った」と説明 スローで見る限り明らかなノックオンオフサイドに思える。Midolのポワトの解説では「7が前進し、7と21が同じライン上にいる状態で21がボールをプレーしたのでPではない」としているのだが…
s(RSA・7人で組む)⑨→⑩縦にラン→⑦→⑫・r・⑨→⑬→⑪→⑮・r・11の足に当たってRSAボールに 〘このシーンをスローでじっくり見てみると(1)ボールキャリアー⑮に7がタックル・二人は倒れる (2)11がジャッカルに入るような・二人の前に出ようとしているような不思議なポジショニングでボールに働きかける (3)⑪が11をスイープしにコンタクトする (4)地面にあるボールが11の足に当たってRSA側に転がる という流れで これが偶然「たまたま」か 意図したものか 判然としないが 見れば見るほど+11コルビの驚異の身体能力から考えると 意図したものに思えてくる あるいは「セブンズ」の技なのか? 恐るべきRSA〙 ・16・R・21→15:LK~ ⑩ラン・r・⑥・r・⑨→⑩→⑭→②→⑭・r・⑨→①→⑩→⑥・r・ラックから出たボールを⑨が足にかける・3・R・11→22:TK~
シンビンの4・エツベツがピッチに戻る
結局、FRA数的優位を生かせず無得点。RSAの守り方は明確だった。では、FRAは何をしようとしていたのだろうか? どの弱点を衝こうとしていたのだろうか? 悔やまれる10分間、点数が動かずに過ぎてしまった。
令和6年3月23日
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