2018年12月13日木曜日

おんちゃんこと、柴ちゃんからのつぶやき・


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★★特定非営利活動法人 にじいろクレヨン メールマガジン2018年12月 第80号★★

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【1 】ご挨拶
気付けばもう12月、2018年が終わろうとしています。年々時間の経過が早くなっているように感じます。先日石巻でも初雪が降りました。今朝も水たまりに分厚い氷ができており、子ども・・ではなく大人が氷を踏んで遊んでいました。童心にかえって遊ぶのって楽しいですよね♪
今年も一年、温かいご支援・応援をありがとうございました。来年もにじいろクレヨンをよろしくお願い致します。では、今月のメルマガもよろしくお願い致します。
(事務局 吉澤)
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【4】 おんちゃんししょうのつぶやき
「人が人らしく」
NPOという形態をとって7年間活動を続けてきて、NPOは人間性を恢復する装置のようなものなのかもしれないと感じます。受益者、参加者、ボランティア、スタッフみんなにとって、人を認め合える場を作り出せるんじゃないか。
2011年震災があって、避難所でにじいろ活動を始めました。子どもの居場所作り、遊び場づくりを始めたのは、避難所生活をする子どもたちを見ちゃいられなかったから。家族を亡くしてたり、悲しみやつらさをガマンしたり、あるいはいわれもないのに怒鳴られたり、感情をなくしたり、そんな子たちを目の当たりにして。大人たちは自分の意志で動くことができたけれども(動くことで精神を安定させることができたのかもしれない)、子どもたちは我慢し続けるしかなかった。今振り返ってみれば、特に子どもたちは人間の尊厳が守られてない状態だったんだなと思う。
子どもたちの人間の尊厳を守るために子どもの居場所作りを続けてきたのだけれども、やってみて気付くのは人間の尊厳が保たれていないのは何も子どもに限ったことではないんだなということ。現代日本は、資本主義経済とお金至上主義があいまって、世の中がすさまじいスピードで進み、みんなついていくので精一杯。自分の気持ちを殺して生きる、そうせざるを得ない風潮。
安心して自分が自分らしくいられる場があること。そんな場所がみんなに必要なのかなと思います。死んで生きるより(自分らしく)生きて生きる。ことにじいろはこれからもそんな場を作っていきたい。

柴田滋紀
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