2016年1月5日火曜日

何事も、速やかな対応が大事ですね。

さとるさん、
実は 昨年の1月1日に、在ノルマンディーで具合が悪くなり、LisieuxそしてCaenに救急入院、1月の9日に、心臓の手術を受けました。 心臓の静脈2本死んでいたので、胸と足の静脈を代用すげ替え、その静脈の接続していた両心房膜の一部が壊死状態・血液混入状態だったのを、牛の皮膜でパッチをした、とのことです。麻酔・麻薬漬けだったので 本人は何もわからずだったのですが、90%ほどの望み無し状態だったそうです。8月末のリハビリ終了(Deauvilleの近く)まで  家族が ほとんど付きっ切りしてくれたお陰で、9月半ばからは、事務所復帰(週3日ですが)しています。(自慢ではないのですが、Lisieuxの心臓診断医の、「日本人の生命力はすごい」と言われました。)と言う事で、これからどのようにして、家族に恩返しができるのだろうか、考えているところです。  

とにかく、73年間無入院(今でも、まだ、盲腸と扁桃腺でさえ、持ち続けているくらいですから)だったので、ここ2-3年チェックアップしてなかったのです。2014年の12月23日寒気を感じていたのですがノルマンディへ。左肩と左の歯の痛みがひどくなり、慌ててパリに戻り、掛かり付のマッサージ医と歯医者に治療を依頼したのですが、歯の方は悪くなく、歯茎強化歯磨きを買わされて、再度ノルマンディーへ、痛み止めを飲みながら(この痛み止め薬というのは、心臓に悪影響を与えることは常識だったそうですが) 牡蠣やフォアグラで31日を何とか過ごしたのですが、1月1日の早朝1時頃急に激しい寒気がし家内に背中を叩いてもらい、更に痛み止め薬を。結局、寒気はあまり無くならず、朝、SAMUに連絡、即入院、と言う事で、家族に、Lisieux病院まで行って貰いましたが担当医から高度設備のあるCHU-Caen(大学付属病院の事らしい)へ行け、と言う事で救急車を待って、夜の11時頃やっと出発、Caenへ。人工心臓利用、腎臓透析、ありとあらゆるチューブが口鼻静脈に差し込まれ、会社から来た人達も、もうダメと思ったそうです。
結論 : 仏心臓手術技術は素晴らしいものです。しかし、手術後の看護、リハビリでの患者に対する対応には、もう少し改善した方がよいのでは。渡部

〖渡部さんより、僕の手術の話なんか、誰も有り難がらない、参考に成らないでしょうと、言われましたが、多いに参考に成りますので、私のブログに掲載させて頂きました、昨年2月のパリでの私の個展会場に来て下さらなかったので気にはしていました(普段は、画廊に駆けつけて下さる方ですから)、まさか、そんな大事に成っているとはつい知らず、今回の年賀の連絡で初めて知りまして、彼はパリにお住まいですが、ノルマンデイーに庭付きの奇麗な別宅=別荘をお持ちで、そこで家族とクリスマスと新年のヴァカンスを過ごした時に病気に、確かに 牡蠣やフォアグラは美味しいですが脂肪が在りますし食べ過ぎは、それに、痛め止め薬の副作用も手伝って疲れた体にはきつかった事も重なったのでしょうか、それほど心臓を獄使していた事とは知らずに、それにしても家族の対応が早く、又、高度の設備の在る病院を速やかに手配して下さった担当医もさすがですね、医師の判断で、又、対応の遅さで大事に至る方がいらっしゃいますから、今、社会復帰された渡部さんに、心から、おめでとうございます・乾杯!、又、メール交換が出来る様に成りました事に感謝です〗

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