2014年3月10日月曜日

東京からのニュースです。

10万人が犠牲となったと言われる東京大空襲から10日で69年がたち、東京・墨田区では遺族たちが参加して、慰霊の法要が営まれました。
昭和20年3月10日未明の東京大空襲では、アメリカ軍の爆撃機B29によって東京の下町一帯に焼い弾が落とされ、2時間半の間におよそ10万人が亡くなったと言われています。
空襲から69年となる10日、東京・墨田区の東京都慰霊堂には、遺族たちおよそ350人が集まって、慰霊の法要が営まれました。
法要には、秋篠宮ご夫妻や東京都の舛添知事も出席し、焼香を行いました。
慰霊堂には今も身元が分からない多くの遺骨が納められていて、遺族たちは手を合わせて悼んでいました。
江戸川区に住む81歳の男性は「消防署に勤めていた父が、最後までみんなを避難させようとして逃げ遅れ、亡くなりました。今でも残念でなりません」と涙を浮かべて話し、墨田区に住む90歳の女性は「両親と兄弟6人を亡くしました。何年たっても忘れられず、平和を願ってやみません」と話していました。
東京大空襲の正確な犠牲者数は69年たった今も分かっておらず、東京都が遺族などからの申し出を基に作成している名簿には、ことしも新たに209人の名前が追加され、記載された名前は8万人を超えたということです。

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