2011年8月11日木曜日

Emile Vallés からのメール報告 その2

    



この地域は昔、有名な帆柱(マスト)の生産地として栄えた時代が在りました、それは国内だけでなく、スペインやポルトガル、イギリス迄運ばれて船の帆柱とて利用されていたと言う歴史が在ります、その帆柱の樹を素材にして、高さ8メートルの8本の柱をピレネーの麓、スペインとフランスの国境近くに、既に、この公園には地元の石を素材にした造型作家の Erik Dietman の大作が在り、その作品と、その廻りの環境の共有、共存を意識して、最終的に自然環境に最小限に手を加えながら環境と人類の歴史を考慮しながら制作に入った記憶が在ります、樹の素材以外に御影石の柱と石畳、自然の中で心身を休め、自然界と、人と、会話出来る、座れる石、癒しの空間、異質な中にも共存の精神を共有する空間でもあります、川や橋、山の風景と作品の位置関係、高さ、長さ、幅、作品配置図に隠された幾何学構成の静的空間と言うべき厳格な比例の暗号数字(コード・ナンバー)も読み取れる事でしょう。

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