2019年12月3日火曜日

Signature・ SATORU 1969-2019 à Galerie Wagner

パリの在仏50年記念作品集のサイン会、1回目は11月5日、Galerie Pierre-François Garcier の個展と同時に開催され、今日は Galerie Wagner のグループ展の会場で、2回目の作品集サイン会を開催して頂来ました。1回目も2回目も来て下さった仲間や、1回目に来れなかった仲間も来て下さり楽しいひと時、Aki ちゃんの仲間も来て下さり、楽しいひと時でした。


2019年11月30日土曜日

岡島さんの・2019 W杯・備忘緑 4

    2019 W杯・備忘録 4
Disciplinary Committee
 レフリーが笛を吹いて「ノーサイド」と宣告する。試合が終了し、得点・勝敗が確定する。しかし、確定しないものもある。カードの色は、ノーサイドの後も変わることがある。
 今大会、試合中にレッドカードを突き付けられた選手は9名。最終的にレッドカードが確定したのは13名。なぜか。試合後、Citing Commissioner(以下、「CC」)のreportciteされたプレーヤー(の行為)は、Disciplinary Committee(以下、「DC」)の決定で確定するからである。
 今大会のWRのホームページに掲載されている” RWC 2019 DISCIPLINARY DECISION”の対象プレーヤーは次の通り。
No.
選手名
月日
試合中のレフリーの判断
CCの判断
DCの判断
1
Hodge(AUS)
9/21
   ―
レッド
同左
2
Lee-Lo(SAM)
9/24
イエロー
レッド
同左
3
Matu’u(SAM)
9/24
イエロー
レッド
同左
4
Quill(USA)
9/26
レッド
同左
同左
5
Francis(ENG)
9/26
   -
レッド
却下
6
Gattas(URG)
9/29
レッド
同左
同左
7
Fidow(SAM)
9/30
イエロー×2 
 レッド
同左
同左
8
Lovotti(ITA)
10/4
レッド
同左
同左
9
Quaglio(ITA)
10/4
   -
レッド
同左
10
Lavanini(ARG)
10/5
レッド
同左
同左
11
Larsen(CAN)
10/8
レッド
同左
同左
12
Aki(IRE)
10/12
レッド
同左
同左
13
Ngauamo(TON)
10/13
レッド
同左
同左
14
Vahaamahina(FRA)
10/20
レッド
同左
同左
 上記14事例のうち、今大会で「カード」の色が変わったのは、No.2No.32事例のみ。また、CCの判断が覆ったのは、No.51事例のみ。
以下、No.2,No.3の試合中のイエローがレッドになった事例とNo.5DCCCの判断を却下した事例を詳しくみていく。 No.2No.3は、いずれも924日のSAM/RUS戦でのIncidentであり、プレー直後に、レフリーはTMOと協議し、イエローカードを出している。そして、試合後、CCからイエローではなく、レッドとの判断が出て、DCの協議の結果、レッドが確定している。これに対して、No.5は、926日のENG/USA戦でのIncidentであり、試合中は「流され」(何の笛も吹かれず、TMOも注意していない)、CCからレッドとの判断が出て、DCの協議の結果、CCの判断は却下されイエローとなっている。
 それぞれのDCのメンバーは次の通り。

     No.2, No.3
         No.5
Chairman/JO
Wang Shao-ing
Nigel Hampton QC(NZ)
Other Members of DC
John Langford(former AUS International)
Olly Kohn(former WAL International)
Frank Hadden(SCO)
John Langford(AUS)
 また、プレーヤーとともにPlayer’s Representative(s)として出席した者は次の通り。

    No.2, No.3
         No.5
Player’s Representative(s)
AaronLloyd,Player’sCounsel
Alistair Rogers,SAM Coach
Aloi Alesana,SAM Manager
Richard Smith QC(counsel)
Richard Hill,ENG Manager
 なお、No.2, No.3CounselAaron Lloyd氏は、No.10LavaniniARG)、No.13NgauamoTON)のDCにもPlayer’s Counselとして出席している。(No.13の時は、TONからは誰も出席していない。)
 No.2DCの報告書は、20パラグラフから構成されており、
Par.3でレフリーの報告として、”SAM#13 attempted to tackle Russian ball carrier making direct, high contact to the opponents head. However, with the ball carrier dropping into contact, a yellow card was shown with this drop providing mitigation factors.”が紹介されている。
 これに対して、CCmitigation factorに当たらないとして、レッドと判断し(Par.4)、以下、主として、ビデオでの検証が書き込まれ、最終的に、Par.20
In view of the above, the Panel was not satisfied that the Player had shown on the balance of probabilities that the Citing Commissioner’s decision was wrong to cite the Player. Consequently, the citing was upheld. と決定している。
 No.3DCの報告書もほぼ同様の構成で、23パラグラフからなり、Par.23で、
In view of the above, Committee, by majority,  was not satisfied that the Player had shown on the balance of probabilities that the Citing Commissioner’s decision was wrong to cite the Player. Consequently, the citing was upheld. と決定している。
これに対して、No.5DCの報告書は58パラグラフと倍以上であり、その協議内容も大きく異なっている。
 まず、CCReportwordingについてENG側から事前の書類で疑義が呈され(Par.7)、The Commissioner gave helpful evidence by audio link at the commencement of the hearing.
(Par.8)が議論の出発点になっている。Par.14,
The Commissioner was permitted by the Panel to be asked some questions by the Player’s counsel.から始まり、(おそらく)代理人の弁護士が大活躍していることをうかがわせる。
そして、Par.26で、After the Citing Commissioner had given his evidence, the Chair, in discussion with counsel, identified the issues which were not in dispute from the Player’s perspective; and isolated the remaining issues to be decided.とし、
Par.27で、プレーヤー側もハイタックルであることは認めたうえで、以下でmitigation factorに関する議論が積み重ねられ、
57. That being so, the mitigation should have been applied by the Citing Commissioner, which would have had the effect of reducing the sanction by one level, i.e. from the Red Card level to that of a Yellow Card.
58. The Panel, being satisfied on the balance of probabilities that the Citing Commissioner’s decision to cite the Player was wrong, does not uphold the Citing. とし、The Citing was not upheld. となった。これらの結果、初戦・対ロシア戦を戦ったサモアの2選手は、今大会の残り3試合は出場停止となり、イングランドの選手は出場可能となった。
ちなみに、今回のサモア・チームで前回2015年大会と連続出場は、トゥシ・ピシを含めて7選手であり、この2選手も連続出場組。大会前に出版された『ラグビーダイジェスト 選手名鑑』(サモアの選手は5選手が紹介されている)では、No.2 Lee-Loは『ハードワークを身上とするベテランセンター。上背はさほどないが、攻防ラインで大きな存在感を示す。』、No.3 Matu’uは『当代随一のハードタックラー、スクラムやラインアウトでの技巧も光る。ニュージーランドや英国でキャリアを重ね、経験値も高い。ピッチ内外で頼りになるチームリーダーだ。』と紹介されていた。
この2選手を欠いたサモアが、スコットランド・日本・アイルランドと戦った。
 **********
すっきりしない。
  1. No.2No.3も同様事例なので、No.2を代表例とする。)とNo.5は、いずれも、IWの事例である。
  2. いずれも、IWと判断したのは、CCである。
  3. IWと判断したヘッドコーチ他、CCを除くすべての人々は、「泣き寝入りする」しかない。
  4. これに対して、CCは試合中にレフリーが吹いた(ないしは吹かれなかった)「W」を変更する権限を有する。
  5. No.2は吹かれた「W」、No.5は吹かれなかった「W」という違いがある。
  6. No.2のケースは、TMOからの注意喚起で主審・ポワト、副審・ガルセスがTMOと慎重に画像を見ながら協議し、「ハイタックルでレッド相当、しかし、mitigation factorがあるので イエロー」と合意し、イエローカード・10分間のシンビンとなった。この三者の合意を1人のCCが覆した。副審・ガルセスは決勝戦の笛を吹いたレフリー。ポワトは決勝戦の副審を務めた。すなわち、今大会、一番信頼のおけるレフリー団の笛をCCが覆した。
  7. 競技規則第6条マッチオフィシャルの中で試合中のレフリーの職務として『競技場内では、レフリーは試合中における唯一の事実の判定者であり、競技規則の判定者である。あらゆる試合において、すべての競技規則を公平に適用しなければならない。』と規定されている。
  8. No.2の「W」に関しては、当該笛を吹いたレフリーが説明責任を負う、と考えるのが自然である。
  9. CCが「W」に疑義が生じた場合には、まず、主審(副審、TMO)と協議するのが「筋」である。10. DCの場に物理的に出席できないのであれば、No.5にあるように「by audio link」で協議するのが「筋」である。
11. 9,10の手続きを経ず、突然、「W」について、プレーヤー側に説明責任・挙証責任を負わせるのは理解できない。
12. No.5は、不存在の「W」(笛が吹かれず流した事例)に関しての事案なので、不存在の「W」に関して、レフリーがどこまで説明責任を負うべきか、という問題が生ずるかもしれないが、「W」に関して、プレーヤー側が説明責任・挙証責任を負う、というのは「筋」が違う。
13. プレーヤー側が負う説明責任は、あくまでも自らが行った「I」に関してである。
14. No.5では、DCの場で、プレーヤー側の代理人がCCに質問を発し、プレーヤー(の代理人)が「W」に関して争う構図となっている。
15. これは、法廷劇であって、ラグビーではない。
16. No.2は、試合中に10分間のシンビン(出場停止)という実質的な「罰」を受けて、「おつとめ」を果している。
17. No.5は、試合中、「W」が吹かれなかったことから、実質的な「罰」を受けておらず、なんの「おつとめ」も果していない。
18. であるにも拘らず、No.2DCの決定を受けて、さらに3試合出場停止という実質的な「罰」を受け、「おつとめ」を果さなければならないのに対して、No.5は実質的な「罰」は受けず、「おつとめ」も果さない。これは、あきらかに衡平性を欠いている。

岡島さんの・2019 W杯・備忘録 3

2019 W杯・備忘録 3     
M14 JPN/IRE戦~
 日本チームの勝因は、さまざまに語り継がれていくだろう。怯まず攻め続けた選手を誇りに思う。1912、日本の勝利。その事実は揺るがない。
 一方で、「負けに不思議の負けなし」、IREの敗因は何だったのだろうか?
 【 スタッツから】
まず、スタッツで検証してみる。
IREは、安定したセットプレーからラックを連取し、パスとキック、そしてサインプレーを織り交ぜて得点を取る。また、安定した守りで最少失点に抑える。こうして数年間、勝利を積み重ねて、WRランキング1位に上り詰めた。
* 今大会の5試合の特徴的なスタッツを見てみる。
 1 ラック獲得数

第Ⅰ戦
 第Ⅱ戦
 第Ⅲ戦
 第Ⅳ戦
 第Ⅴ戦
   IRE
     96
    107
    107
    118
     98
対戦チーム
   SCO
     94
   JPN
    115
   RUS
     53
   SAM
     37
    NZ
    100
 毎試合、ほぼ100前後のラックを獲得している。なお、第Ⅳ戦・SAM戦は、アキが29分・レッドカードで退場(この時点で215でリード)、以降14人で戦っている(最終スコアは、475
 参考として、JPNは次の通り。

  Ⅰ
  Ⅱ
  Ⅲ
  Ⅳ
  Ⅴ
  JPN
     96
    115
     65
    114
     87
対戦チーム
   RUS
     89
   IRE
    107
   SAM
     72
   SCO
     87
   RSA
     68
 日本の場合、相手チームに応じて、かなり戦法を変えたのがうかがわれる。
 2 スクラムハーフのパス/キック比

  Ⅰ
  Ⅱ
  Ⅲ
  Ⅳ
  Ⅴ
パス/キック
 比率
  63/19
   3,3
   98/2
   49
   85/7
   12,1
   87/8
   10,9
   81/8
   10,1
 日本戦だけ、なぜか、スクラムハーフからほとんど蹴っていない。(第1戦・SCO戦では、19回蹴っている。)これが、この日の「ゲームプラン」だったのか?
    参考として、JPNは次の通り。

  Ⅰ
  Ⅱ
  Ⅲ
  Ⅳ
  Ⅴ
パス/キック
 比率
92/7
  13,1
  105/4
   26,3
   63/5
   12,6
  113/1
  113
   94/2
   47
 3 スタンドオフのパス/キック比

  Ⅰ
  Ⅱ
  Ⅲ
  Ⅳ
  Ⅴ
パス/キック
 比率
   6/11
   0,5
   23/10
    2,3
   28/8
    3,5
   26/8
    3,3
   24/9
    2,7
 この数字だけから見ると、第1SCO戦だけ、違う戦いをしていた感がある。一見したところ、数値の上では、セクストンと控えのスタンドオフの間にさほど差異はみられない。
  参考として、JPNは次の通り。

  Ⅰ
  Ⅱ
  Ⅲ
  Ⅳ
  Ⅴ
パス/キック
 比率
  28/15
   1,9
   31/5
    6,2
   22/11
    2
   44/5
    8,8
   36/14
    2,6
 4 タックル数(上段)・成功率(下段)

  Ⅰ
  Ⅱ
  Ⅲ
  Ⅳ
  Ⅴ
タックル数
成功率
   135
   94%
   171
   90%
    95
   90%
    63
   83%
   147
   82%
対戦チーム
   163
   91%
   176
   93%
   188
   89%
   190
   87%
   145
   92%
IPN/IRE戦に関して、スタンドオフ・セクストンの不在に言及されることが多い。この試合、セクストンと共にメンバーに名を連ねなかったのがセンター・(バンディ―)アキ。アキが不在の試合は、スリー・クオーター・バックスのタックル成功率が低下する。
2戦・JPN戦 (タックル数33 成功率80%
第5戦・NZ戦  (タックル数30 成功率71%
アキの不在は、第2戦はおそらくローテーション。第4SAM戦でレッドカードを受け、第5戦は出場停止処分中。
 参考として、JPNは次の通り。

  Ⅰ
  Ⅱ
  Ⅲ
  Ⅳ
  Ⅴ
タックル数
 成功率
   134
   86%
   176
   93%
   127
   90%
   148
   84%
   103
   87%
対戦チーム
   144
   75%
   171
   90%
   113
   84%
   199
   86%
   148
   88%
 両チームのタックル数・成功率をみて、あらためて、JPN/IRE戦の密度の濃さを思い知る。
 5 ペナルティを取られた数(上段)
そのうち、○:対戦チームのPG成功、×:PG失敗(下段)

  Ⅰ
  Ⅱ
  Ⅲ
  Ⅳ
  Ⅴ
取られた数
敵のPG
    8(Y-1)
  1
    9
4 ×2
    6
  -
    5(R-1)
  -
    6
 ○1
 敵のP
 IREPG
    6
 ○1 ×1
    6
  -
   10(Y-2)
  -
   17(Y-2)
  -
   13(Y-1)
  -
 参考として、JPNは次の通り。

  Ⅰ
  Ⅱ
  Ⅲ
  Ⅳ
  Ⅴ
取られた数
 敵のPG
    5
 ○1
    6
  -
   10
4 ×1
    7
  -
    8
3 ×1
 敵のP
 JPNPG
    5
2
    9
4 ×2
   10(Y-1)
4 ×1
    4
×2
    8(Y-1)
1
 得点で勝敗を決する競技では、各チーム、得点の最大化と失点の最小化をめざす。
ラグビーの得点源は、トライ(その後のコンバージョン)、PG、そしてDGに大別できる。
予選プール、1トライで勝利したのは、この試合のJPNのみ(他の勝利チームは、2トライ以上している。)。決勝ラウンドでは、準決勝2試合とも1トライ。
また、トライ数が敗者よりも少ないのは、この試合の他に、① M10 URG3T30-27FIJ5T)② M17 WAL2T29-25AUS3T) ③ M28 FRA2T23-21TON3T)の3試合。
この試合を決したのは、ペナルティの質(?)ということなのか?
 【 フランスのラグビー週刊紙・ミディ―オリンピックの戦評 】
試合終了から数時間後、ミディ―オリンピックのサイトに戦評が掲載された。
『ターニングポイントは、後半12分、JPNのハイパントをキャッチしようとしたIREの選手がJPNの選手に躓いてキャッチできなったプレーに対して笛が吹かれなかったこと』とあった。
 その後、このシーンを何度となくスローで見ている。時系列で書いていくと次の通り。
① ラックから出たボールをJPN9がハイパント(ボックスキック)
② JPNの9より後方にいたJPN4選手がキック・チェイス
③ IRE10がキャッチしようとジャンプする
④ JPN4選手のうちの先頭を走っていた1選手が、ボールは見ずに、IRE10の前で立ち止まる
⑤ ハイジャンプしたIRE10はボールキャッチに入り、空中で④の選手に躓く
⑥ IRE10、ボールを前に落とす
⑦ レフリーは「ノック・オン」のコール・ジェスチャーを示す
⑧ ノック・オンされたボールをJPNの選手が拾い上げ前進
⑨ ⑧の選手にIRE選手がタックルする
⑩ ラックが形成され、レフリーは「(IREの)ノット・ロール・アウェー」を宣告、ジェスチャーで示す
⑪ JPN、⑩のラックから出たボールを展開するも継続できず
⑫ レフリーが笛を吹き、IREのペナルティを宣告する
 未だに理解できないのは、
一 レフリーの眼前で生じた④⑤に対して笛を吹かないこと
二 タッチジャッジも見ていたはずなのに、主審に対し何らのアピールもしなかったこと
三 TMOで見れば、明らかなのに、主審に対し何らのアピールもしなかったこと
四 WR編集のテレビ画面において、このシーンはリプレーで流されなかったこと
 ④⑤のプレーが野放しにされれば、ラグビーはラグビーでなくなる。
是非 この一連のシーンをスローで見ていただきたい。
【 Iと HC 
 数日後、IREのシュミットHCが発言したようだ。
BBC日本語ページでは、『日本戦でアイルランドに不利な誤審。「統括団体が認めた」と監督』という見出しで紹介している。(bbc.com/Japanese/49903487
別のサイトでは、According to Schmidt himself, Ireland have received confirmation from World Rugby that Gardner got three of his key penalty decision wrong during the tie in Fukuroi. とある。
    シュミットさんは ARGのレデスマHCに比べれば スマートにメディア対応したように思われる。
【 ガードナーさん 】
この試合の主審はガードナーさん(AUS)。この大会では、FRA/ARG戦に続いて二試合目の笛。
 試合前日、サンケイスポーツ紙上、元プロ審判・平林泰三「タイゾーの笛分析」では『②アイルランド戦主審・ガードナー氏を“斬る”!!』と題して、「スクラムに先入観を持たれるな」と呼びかけるとともに、「21日(FRA/ARG戦)は“失敗”」として「ガードナー氏は選手に規則をしっかり守らせながら、手順に沿った笛を吹く。それが悪い方に出たのが21日のフランス‐アルゼンチン戦だった。スクラムが最後までうまく組めなかった。組み方を細かく説明したり、ときには反則を取ったりしてマネジメントしようとしていたが、言うことを守らない両軍にギブアップ。マネジメントをやめてしまった。」と書かれている。これと同じ状況が生じたのがこの試合。スクラムに関して言うと、①18JPNP ②34IREP(このシーン(だけ)が、その後、何度もテレビで流されている) ③47JPNP があり、この間に、幾たびか両チーム選手に説明したりもしていた。
 試合当日のサンスポ紙上には『最優秀審判ガードナー主審が笛 相性悪いシュミット監督「いい判定を」』との見出しで『今年の欧州6カ国対抗でアイルランドがウェールズに7-25で敗れた一戦も主審をしており、シュミット監督は「彼の判定が味方せず、非常にフラストレーションがたまった」と相性の悪さを口にする。同主審が担当したフランス-アルゼンチン戦でも一部の判定が物議を醸した。WRは今大会の判定について異例の声明を出しており、シュミット監督は「WRから言われたばかりだし、今週こそいい判定を下すと確信している」と期待した。』との記事があった。あらためて、2019316日・ウェールズ・ミレニアムスタジアムのWAL/IRE戦。一方的にIREがペナルティを「取られまくり」見ていても、笛がまったく理解できなかった。前半40分のペナルティを取られた時にはスタンドオフ・セクストンが満面に怒りを表しながらボールを地面に叩きつけるシーンが大写しになっていたのが印象的であった。
 2018年のWRレフリーアワードを受賞したガードナーさん、今大会・予選プールでは、FRA/ARG戦、JPN/IRE戦、WAL/URG戦を吹き、決勝ラウンドでは笛を吹くことなく(準々決勝NZ/IRE戦では線審)終わった。