2023年7月29日土曜日

岡島レポート・2019W杯・備忘録189

2019W杯・備忘録189

     ~  SAMOA  
 
番狂わせ:広辞苑(第7版)では「①予想外の出来事で順番が狂うこと。 ②勝負事で予想外の結果が出ること。」と解説している。
 
W杯での番狂わせ、2015JPNRSAに勝利した試合、2019JPNが予選リーグを突破したこと=番狂わせの勝利を重ねたことが、すぐに思い浮かぶ。この2大会、いずれもサモアに勝利している。あのJPN/SAM2試合は、番狂わせだった気もしている。
 
Midolにオールブラックのレジェンド・ウマガ(元NZ74Caps、現スーパーラグビー・モアナパシフィカ代表)のインタビュー記事が掲載された。その中で「サモアは、W杯第1戦チリ戦に勝利し、第2戦アルゼンチン戦に勝利すれば、ベスト8に行けるだろう。」と語っている。
なるほど! 近年のアルゼンチンはスクラムが弱点。重い(≒デブ揃い)のサモアFWが機能すれば勝機はありそうだ。
 
今秋、番狂わせを起こしそうなのが南太平洋三か国:サモア・トンガ・フィジーであることは、衆目の一致するところ。ワールドラグビー界の秩序が変わるのか?
 
予選プールは5チーム総当たり・10試合が行われる。日本が入っているプールDは、イングランド・日本・アルゼンチン・サモア・チリ(組み合わせ抽選時のランキング(≒番付)順)。現時点でのワールドランキングでは、イングランド(6位)・アルゼンチン(7位)・サモア(10位)・日本(12位)・チリ(22位)。
チリは、おそらく全敗。とすると、残り4チームは、106敗。仮に1位チームが全勝すると、残り3チームは66敗。各チーム22敗となる可能性もある。
2015W杯では、日本が初戦で南アフリカを破ったことで、南アフリカ・スコットランド・日本が31敗で並んだが、勝点差で日本は3位=予選敗退だった。
本番の日本/サモア戦は、928日。両チームにとって第3戦。そこまで2勝同士でぶつかれば最高だけど、11敗同士でぶつかっても、勝てば決勝ラウンドへの望みがつながる。どんな試合展開になるのか…
 
先週末のJPN/SAM戦を、前哨戦・ウォーミングアップゲームとして、達観してみると、両チームとも改善点が山ほどある。これからの2か月でどちらが伸びるのか。
「嗚呼、日本人!」と痛感したのが、リーチにレッドカードが出た時の観客の反応(テレビで見ていたので現場の雰囲気は違っていたのかもしれないが)。選手以上に俯いてしまった感が漂った。おそらく他国の観客であれば、レフリーの判定に対して大ブーイングが巻き起こったであろう(少なくともラグビー強豪国では)。1415になって、選手はしっかりプレーしていた。これは一つの収穫だったのでは。
この試合結果にMidolは「サプライズ」という形容をしていた。さて、本番でどちらが勝てば「番狂わせ」になるのだろうか。
 
( 参考 )
2023/7/22 JPN(大文字) 22-24 SAM(小文字) KSLPFD
 
k¹ s¹ S¹ S² TMO¹ T¹(5)G¹(10)       7-0 (5分)
k² L¹ L² S³-f¹-s²-P¹-l¹ p¹ L³ l² p²(Y)-L⁴ L⁵ p³-PG¹(10
                           10-0 (18分)
k³ s³-P²-l³ P³-pg¹(10)             10-3 (24分)
K¹ s⁴ l⁴ l⁵ TMO²-P⁴(R-l⁶ s⁵-P⁵-l⁷ s⁶-P⁶-l⁸ t¹(7)g¹(10)
                           10-10 (36分)
K² l⁹ J・9がタッチに蹴りだしハーフタイム
 
K³ p-PG²(10)                    13-10 (41分)
k⁴ l¹⁰ S⁴ p⁵-PG³(10)               16-10 (46分)
k⁵ t²(9)g²(10)                  16-17 (47分)
K⁴ L⁶ s⁷-p⁶-L⁷ p-PG⁴(10)            19-17 (56分)
k⁶ L⁸ p⁸-PG⁵(10)                  22-17 (60分)
k⁷ s⁸ t³(11)g³(10)                22-24 (62分)
K⁵ P⁷-l¹¹ l¹² l¹³ S⁵ P⁸-l¹⁴ p⁹-L⁹ l¹⁴ p⁹-L⁹ l¹⁵ P⁹-l¹⁶
S⁶ s⁹ S⁷ P¹⁰ サモア10番が蹴りだしノーサイド
 
令和5729 

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