2012年8月8日水曜日

NPO法人・にじいろクレヨンを訪ねて。





バス停にて、柴田ご夫妻
Sautrec のふすま絵
8月8日、10時47分、仙台駅前のさくら野前から高速バスに乗って、11時54分、イオン石巻に到着、10分程して、柴田滋紀(Shigeki)さんが車で迎えに、彼を知ったのは、画家の渡辺雄彦先生の紹介、若いガンバリ屋の画家を紹介するからと1年前に夕食をご一緒させて頂きました、石巻の地元で子供に絵を教えながら自分の作品を制作して居て宮城県芸術選奨新人賞を頂いた方、前途有望な画家と紹介されたのが始まり、その時は、石巻の震災から4ヶ月も経ってない状況で、彼は忙しく現場で被災者の子供達の応援をしていると聞きしました、スポーツマンで剣道五段はただ者ではない、彼が東日本大震災で彼の仕事場も家も絵の具も絵も総て失って、両親の家も流された11日の悲惨な震災と津波に直面し、自分の事はさておき、地元の子供達の為にと、<誰かがやるなしかないのなら、私がその誰かになろうと思ったんだ>、自分の育った地域に思いをよせて、地元の傷ついた子供達に手を差しのべようと孤軍奮闘している姿に、仲間が集まり、1年ぶりに会った彼は一段とたくましく、いや、優しく、心が深く、現場でが、優しい明るい奥様、スタッフの皆様に囲まれて石巻の傷ついた子供達に本気で心体でふれあい、時には抱きしめて勇気と夢を与える柴田さんをみて、凄いと、感じました。にじいろクレヨン事務所に立ち寄り、それから彼の仮設住宅を診て、向陽地区コミュニテイーセンターへ、丁度、名古屋短期大学保育科の<みんなに笑顔をとどけ隊>の学生さん達が2日目の訪問、お早うございますと、バスから降りて来る学生さんと子供達は既にお友達に成っているらしく、お姉さんに抱きつく子供達も居て、部屋で折り紙をする子や、外に出て、サッカーボールを持ってお姉さん達と遊ぶ子も、そんな光景をみながら、柴田さんの案内で3日間<にじいろクレヨン>のボランテア活動に北海道の礼文島から来た教師の方と3人で、石巻の被災地を廻りました、旧北上川が目の前に見え、石巻港が右手に見える柴田さんの両親の家は敷地だけが残りぼうぼうと雑草が生えていました、彼が学んだ門脇小学校の屋上も津波に襲われた傷跡が生々しく残っていました、私にとって石巻訪問は四回目、瓦礫が少なく成っていたのに、又、海水の浸水も少なく成っている事を知りました、近くに在る日本製紙工場の煙突から出る煙をみて震災に津波瓦礫の中から立ち上がり工場を起動させている姿をみて少しホット勇気が湧いて、石巻市民にとっても雇用も大きな問題ですから、それから、一度、<にじいろクレヨン>の事務所に集合、福岡から夏休みを利用してボランテアに来ている学生さんは、友人が石巻市内に居るのでそこにお世話になりながら、歩いて事務所に来ているとか、我々、3人は、そこで、今日の計画書を手渡され、自分の名前、愛称から、ボランテアの規則の説明を受けて、初めての体験、仮設住宅を周りを、又、集会場で名古屋短大の学生さん達と合同で子供達と遊びのふれあい、子供達のエネルギーを受け止めるには相当の覚悟が必要です、傷を負った子供達を支える使命が在るのですから、そして、傷ついたのは子供達ばかりでは無いのですから。福岡の学生さんは、仮設住宅に住んでいる女性の方と話し合い、住宅にあがって、いろんな会話をして来た様です、集会場では子供達とゲームをしたり、楽しい時を過ごし、あっと言う間に時間が過ぎて子供達が帰り、急に静かに、その仮設の住宅の集会場では、パソコンが用意されていて、いろんな情報発信、受信を専門的に担当している方も居ました、応援の名古屋の学生さん達も帰り、柴田夫妻と我々3人は事務局に戻り、報告書にメモを書いて、シャツを返して、福岡の学生さんは歩いて帰り、礼文島の先生は仙台のホテルに帰るので仙台迄ご一緒、蛇田歩道橋まで、歩いて、5分、柴田ご夫妻に見送られて別れました。柴田ご夫妻に頭が下がります、一回切りの応援は簡単に出来るのでしょうが、彼らは継続しているのですから、凄いエネルギーで、当分、柴田ご夫妻で剣道を修練する時間も絵を描く時間も無いでしょうが、何らかの形で応援させて頂きたいと思いました。我々は仙台に着いて、夕食時間、御誘いして、何を食べましょうかと伺ったら、昨日は牛タンを食べたので、焼き魚が食べたいと言うので、さて、さて、私の知っている店は、定禅寺通りに近い一角、只、先生の泊まるホテルに遠く成っては行けないと、気がついたら、目に前に、◯▲▢のお店、このお店は私のパリの友人の絵がコレクションされている所、ここの松尾社長が、Philippe SAUTREC 氏を仙台に呼んで、松島に臨時のアトリエを造り、制作して出来た作品が、ふすま絵として、日本間式の空間に展示されているのです(パリで開催した、義援金確保の為の<連帯・登米>のオークションにはフイリップも松尾氏ファミリーにお世話になったと、大作を寄贈して頂きました)、食後、お店の方にお願いして2階にあがって久しぶりにフイリップの作品をみせて頂きました、礼文島の先生が割り勘でと言う所、今日の昼食は柴田ご夫妻に御馳走なったので、夕食は私の番と言って、楽しい一時、明日も高速バスで石巻に行く礼文島の先生と南町通りで別れて、私は自分の住処に、私の方も、方向は違いますが、明日、6時30分の高速バスに乗って登米市役所迄、行く計画です、登米市アート出前講座で描いた小学生の作品展示に立ち会う為です。              

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