2011年10月16日日曜日

河北新報のニュースから

液状化、白石に深い傷 マンホール隆起など250ヵ所

液状化現象で浮き上がったマンホール=14日、白石市鷹巣西の歩道
 東日本大震災による液状化現象の影響で、白石市内は今もマンホールが浮き上がったままの地域が多く、市民は不便な生活を続けている。下水道施設は応急処置を終えているが、本格的な復旧は2012年度いっぱいかかる見通し。市上下水道事業所は陥没の恐れがあるとして、被災箇所周辺に近づかないよう注意を呼び掛けている。
 白石市内の公共下水道の下水管総延長164キロのうち、7.6%に当たる12.4キロが液状化現象で被害を受けた。マンホールの隆起や陥没などの被害は約250カ所に上る。
 被害は東町、南町、旭町、鷹巣の各地区に集中している。「かつては水田や湿地だった地域で、地盤が弱い」(市上下水道事業所)のが原因とみられる。
 中には歩道上のマンホールが1メートル以上浮き上がっている場所も。周辺住民からは「歩道が歩きにくく、危ない」「夜になると、ぶつかりそうで怖い」などの声が上がる。
 市上下水道事業所は国の災害査定を受け、今月末に本格的な復旧工事に着手する。被害が大きい箇所を優先し、周辺の道路復旧と併せて工事を進める方針だ。
 市上下水道事業所は「液状化で下水管が外れたり、折れたりしている箇所では、雨で土砂が下水管に入ったりすると陥没する可能性もある。危険なので近寄らないでほしい」と呼び掛けている。                                                                      2011年10月16日日曜日

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