2022年2月26日土曜日

J'ai terminé la restauration de la ma peinture (l'année 1977)🧐 修復完成しました・・

 修復作業は1977年に制作した作品、45年前の作品にしては珍しく画面には押し付けられた小さな凹みと傷が在り、😱 その上汚れも酷く哀れな作品。気を引き締めて先ずは汚れを落とし、キャンバスの凹みの修正、それから傷の部分をジェッソで埋めました。青、緑、薄青の色は当時の色に色の濃さ配合に注意して作り上げ、逆に白、黒、赤は昔と変わらずにそのままの色で、細めの面相筆で原画に限りなく近い配色で修復出来ました。初めは修復に時間がかかるかなと心配しましたが、作品が小さい事も在り、1ヶ月以内で生き返りました😊この作品の写真は私の資料に保管されて居なかったので助かりました。PCFのコレクションにお返しする前にきちんと写真が撮れました(今回、多くの PCF のコレクションの中から私の作品を見つ出して下さった Yolande Rasle 女史に感謝しています)

岡島レポート・ 2019 W杯・備忘録 117

                                               2019 W杯・備忘録 117

  〜  風物詩 〜
 
 「冬の風物詩、6か国対抗がはじまる」とでも訳したくなる文章によく出会う。6か国対抗のサイトには、次の文章がある。
 
The Six Nations Championship is the oldest international rugby tournament in the world, dating back its original incarnation in 1883 and expanding to its current format of six teams in 2000. 
 
 100年余続く同じ時期の大きなイベント、人びとに根付いている。
 そして、次の文章が続いている。
 
It consists of three highly competitive annual tournaments across mens, womens and U20s rugby.
 
 女子ラグビー・ジュニアの試合も組み込まれるようになった。時の流れに適応しようとしている。見事なものだ。
 
 そもそも、「風物詩」という三文字熟語に対応する同等の欧米語が存在するのか否か定かではない。
 
 「風物詩」、広辞苑では『㈰風景または季節をうたった詩。㈪季節の感じをよくあらわしている物事。「花火は夏の夜のー」』と解説されている。
 ウィキペディア日本語版では、『ニュースや天気予報、新聞などに登場する、全国的な風物詩を例示する。』として、スポーツイベントとしては、『新春:箱根駅伝、春:選抜高等学校野球大会、夏:全国高等学校野球選手権大会、秋・冬:なし、年の瀬:全国高校駅伝』が挙げられている。
 
 あらためて、「野球」と「駅伝」の凄さを感じる。そして、日本における「学校を基盤とした競技スポーツ」の重みも。近年、「部活」に対する風当たりがきつい。変えるべきところは変えて、根はしっかり太く・深くしていきたいものだ。「地域密着」が流行り言葉になっているが、学校はそもそもが地域密着組織だ。学校・部活を取り込んだ望ましいスポーツのあり方が問われるべきなのだろう。そういう基盤のある競技スポーツのあり方が議論される必要がある。
 日本ラグビーには「花園」がある。「花園」は、ウィキペディアの例示では取り上げられていないが、100年余の歴史を持った大切な冬の風物詩だと、世界に誇れるものだ。そういう根を基に大樹になる姿を模索すべきなのだろう。
 
 風物詩、㈰毎年(あるいは隔年であっても)・同じ時期に ㈪多くの人びとを巻き込んで≒より多くの人びとの関心を惹き≒日常の他愛もない会話の話題になるような行事なのだろう。なにより ㈫長きにわたって行われ続けていることが肝要なのだろう。
 
 その意味で「(広義の)年中行事」と重なる部分がある。柳田國男『年中行事覚書』は、五節供から始まる。毎年、受講生に「五節供とは?」と尋ねるが、誰も正確には答えられない。バレンタイン・ハロウィン・クリスマスは定着してきているというのに…
 
 風物詩≒年中行事も「うつろう」ものなのだろう。
 ある意味、「文化になる」とは「風物詩となる」ことでもある。
 
 ウィキペディア「風物詩」の項、末尾の関連項目の中に「Jリーグ開幕」が掲載されている。
 リーグワンが風物詩として定着するのか、そのためにはどうすればいいのか、気になる日々である。
 
 蛇足的に…
 毎年開催されるのではない4年に一度の五輪・W杯、それでも季節感がまとわりついている気がしている。ラグビーW杯の場合は、10月中心開催が定着してきた。サッカーW杯は、67月開催が定着しているが、今年はカタールで12月開催。どんな大会になるのか、気になっている。
 
令和4226

2022年2月24日木曜日

春の気配のモンスリー公園 😊 Il y a un signe du printemps à Parc de Montsouris

 私の午前中の散歩はモンスリー公園、天候によりますが、時には午後に、勿論、雨の時は中止、雪の時は公園が閉まっています。冬の間は17時45分で門が閉まりますが、3月1日からやっと、19時迄と長く成り、のんびり午後の散歩も出来ます(開園時間は年間、7時から)。公園を2周して帰宅すると約6Kmの距離、頭の体操には最高です、公園には登り坂、下り坂も在り、ランニングして居る方も多く、中には裸足でランニングして居る方も、私は歩くだけ、それでも登り坂は特に😵‍💫のろく成り追い越されます。公園の梅の花がいつもの様に今年も綺麗に咲きました。(公園は日照時間の長い5月1日から8月31日の期間、21時30分迄開園です)😱それにしてもウクライナにロシア軍が攻撃を仕掛けて来ました。

2022年2月22日火曜日

寒さを感じさせる安永寺の庭の写真が届きました。

昨日、今日と気温が低いですが、雪は積もるほどは降っていません。パラパラと降っても強風で測れている感じです。センター玄関奥の作品は、昨日撮影した画像をお送りします。
今日の安永寺の写真雪景色とまではいきませんが。2月末、無常の寒さを感じさせる景色です。粕谷 

2022年2月20日日曜日

岡島レポート・ 2019 W杯・備忘録 116

                                                2019 W杯・備忘録 116

                                                              〜  FRA/IRE 

 
 六か国対抗第2節、昨秋NZを破ったFRAIREがパリで対戦した。現時点まで上昇気流に乗り・好調を保っている2チーム、今年度の六か国対抗の事実上の決勝戦。では、2023W杯ではどうなのか? IREは過去もこの時期(W杯キックオフ1年半前)絶好調、しかし、W杯ではベスト8の壁を越えられていない。4年に一度のW杯を目的地として捉えれば、まだチームビルディングの時期。勝つこと=勝ち癖を付けることも大切だけれど、負けて覚えなければならないことも多い。さらに情報化時代、サインプレーなどはすぐに解析されてしまう。化かし合いも大切なのだろう。そんなことを思いながら第2節を見ていた。
 
 第2節のスタッツは以下のとおり。参考に昨秋のIRE/NZFRA/NZも付加してみた。
 
-1 ボール保持率    1列目下段は得点
 
WAL/SCO
  20 - 17
FRA/IRE
  30 - 24
ITA/ENG
   0 - 33
IRE/NZ
29 - 20
FRA/NZ
  40 - 25
勝者
    50
    47
    59
    60
    47
敗者
    50
    53
    41
    40
    53
 
 IREは、㈰ボール保持率を高くして ㈪1次攻撃で巨漢を当て ㈫早いリサイクルでボールを出し ㈬10番(セクストン)の周りに複数のボールキャリアー候補を配置し ㈭10番の差配でボールを散らし=相手に的を絞らせない ㈮地域を獲得し ㈯得点を最大化・失点を最小化するチーム戦術。これがピタッと嵌まったのが、昨秋のNZ戦。今回のFRA/IRE戦、FRAがボール保持率を求めないチームでもあり、ボールは保持できたが敗北した。セクストン・ケガで不在について、Midolは影響が少ない=後継者(カーベリー)が育っていると分析していた。W杯に向けてどう仕上がっていくのか興味深い。
 
-2 地域支配率
 
WAL/SCO
FRA/IRE
ITA/ENG
IRE/NZ
FRA/NZ
勝者
   55
    51
    42
    65
    53
敗者
    45
    49
    58
    35
    47
 
 ITA完封負けを喫したが、相手陣で試合している時間が長い。いつ・どのチームを相手に連敗から抜け出せるのか。ENG、第4IRE(ホーム)・第5FRA(アウェー)、その時点でどんなチームに育っているのか。
 
-3 ペナルティを犯した数
 
WAL/SCO
FRA/IRE
ITA/ENG
IRE/NZ
FRA/NZ
勝者
     8
     7
    12
     9
    10
敗者
    13
    10
    12
    10
    11
 
 ENGに勝利したSCOIREに惨敗したWALに負けた。WALSCOともに、力があるのかどうか分別しにくいチームだ。
 
-4 相手陣22m内でのプレー時間
 
WAL/SCO
FRA/IRE
ITA/ENG
IRE/NZ
FRA/NZ
勝者
   6m39s
   2m17s
   4m58s
   8m11s
   4m08s
敗者
   4m06s
   1m46s
   4m41s
   1m56s
   3m05s
 
 今節は順当な数字が並んでいる。
 
-5 リザーブの交替ポジション・時間
各列 上段:交代ポジション 下段:時間
 
  16
  17
  18
  19
  20
  21
  22
  23
WAL
   2
  65
   1
  65
   3
  60
   4
  76
   8
  58
   -
  10
  79
  12
  68
SCO
   2
  45
   1
45-63
   3
  45
   8
  31
   4
  63
   9
  63
  12
  72
  11
  79
FRA
   2
  55
   1
  55
   3
  55
   5
  53
   4
  53
   6
  73
   9
  70
   -
IRE
   2
  25
   1
  73
   3
  73
  20
  58
   8
  53
   9
  64
  10
  79
  12
  64
ITA
   2
  52
   1
  47
   3
  47
   5
  72
   8
  38
  20
  55
   9
  65
  14
  55
ENG
   2
  56
   1
  65
   3
  40
   7
  65
   5
  55
   9
  55
  13
  73
  11
  28
 
 第2節、リザーブをFW6人・BK:2人にしたのが、FRAITAFRAはケガ人が出ず、試合前の構想通り、計画的にFWを交代させ、肉弾戦を優位に進めた。これが一番の勝因ではないかと感じている。
 上記の表を眺めていると、WALFRAだけが想定外の交代がなく、他の4チームは㈰ケガでの早期の交代 ㈪交代で入った選手がケガで交代 という想定外の事態が生じている。こういうことは「運」なのだろうか…
 どうしても1番・2番・3番そして9番は「専門職」化している。逆に言うとそれ以外のポジションは「総合職(?)」化している。そうであるならば、FWBKの「壁」が無くなってもよさそうなものだ。FWBKもこなせるユーティリティプレーヤー、近い将来、出現しないだろうか。まずは、8番と12番・13番をこなせる選手が出現しないのだろうか。
 次のW杯、リザーブ8人の構成がどうなっていくのだろうか。
 
( 参考-1 )
2022-6-2 FRA/IRE経過表
二列目:SSCOの得点経過
三列目:EENGの得点経過
四列目:SPSCOP
五列目:EPENGP
 
前半
1
4
6
9
13
15
17
18
21
25
30
34
39
F
7
10
13
16
19
I
 
7
FP
 
 
 
F
 
 
 
R
 
R
 
 
 
IP
 
R
 
 
O
R
F
 
S
 
R
O
S
 
 試合開始早々、FRAがトライ・ゴール、次のプレーでPG、楽勝かと思いきや、次のキックオフでIREがトライ・ゴール、荒れた展開になると思いきや、それからは締まった試合に、そして、FRAPGを三本決めて、12点差でハーフタイム。
 
後半
42
43
44
47
49
52
62
71
77
F
22
27
30
I
 
14
21
24
FP
 
R
 
R
 
 
M
R
 
IP
O
 
 
 
 
 
 
 
R
 
 FRAの伝統的な弱みが失点を重ねること。この後半、PGを決め、22-7楽勝ペースが連続トライ・ゴールで1点差に。ここで「踏み止まれた」ことが成長の証なのか、今後の試合で試される。IRE、やはりファイティングスピリットが顕在だった。
 
( 参考-2 )
2022-6-2 FRA/IRE KSLPFD
「分」は得点時間
大文字は勝者 小文字は敗者のボール支配
K:キックオフ
S:スクラム
L:ラインアウト
P:ペナルティ
F:フリーキック
D:ドロップアウト (D*はゴールライン・ドロップアウト)
- :関連するリスタート
 
 
得点
1
5
6
15
35
39
K L
k p=PG
k tg
K P-l l s L p-L l p=PG
k p-L P-l S-p-L L P-l F l L s p-L l-f L p=PG
k S-p=PG
7- 0
10- 0
10- 7
13- 7
16- 7
19-7
43
44
49
53
71
77
k L p=PG
k P-l tg
K P-l tg
K S l T
k s L S l l-P-l S L l l P=pg
K f L L p=PG
k
22- 7
22-14
22-21
27-21
27-24
30-24
 
 試合を通じて、リスタート機会が少なかった。スクラムはFRA5IRE3、ラインアウトはFRA14IRE15であった。ドロップアウトが両チーム:ゼロ。両チームキッカーの精度が高いのも印象的だった。
令和4219