2012年6月2日土曜日

Rétrospective / Marie-Thérèse Vacossin

 Palpitations Chromatoques  (色彩の震動=色彩の響き合い)のタイトル、カンブレ市立 Musée de Cambrai で、Rétrospective  Marie-Thérèse Vacossin (マリ・テレズ・ヴァコサン回顧展)のVernissage (オープニング・パーテイー)が6月1日18時から開催されました。

Vacossin は1929年パリで生まれ、パリの装飾学校や エコール・デウ.ルーブルで学び1956年からスイスのバーゼルに住み今日に至っています。回顧展の作品は1947年のデッサンから現在迄の作品、デッサンから油絵、アクリル系の絵画、版画、プラスチックの立体作品迄、
約100点近くの作品が展示され、彼女の歴史が明確に刻み込まれた幾何学構成アートの素晴らしい回顧展でした。

Musée de Cambrai は歴史ある美術館では在りますが、コレクターの Eva-Maria Fruhtrunk と André Le Bozec 両氏の協力が在って、現在、幾何学構成絵画を専門的にコレクションしているミュージアムとして知られています。

Vacossin(ヴァコサン)は、Satoru Sato Art Museum に絵画作品を寄贈して頂いている作家、又、昨年、Paris で企画した、Solidarité Tomé にも作品を寄贈して下さいましたが、運が悪かったのか、郵送の関係でパリのオークションに間に合わず、最新の彼女の立体作品は我が家に保管し
 たまま、昨日は勇気を出して、預かっている作品、可能で在れば、Satoru Sato Art Museum に寄贈して欲しいのですがと言ったら、笑顔で、勿論、サトルにあげた作品なのでと言われて嬉しかったです。  早速、今年の夏はその作品をミュージアに届ける予定です。


オープニング・パテイーが終わり、パリに戻ろうと皆さんに挨拶したら、ミュージアム友の会創立会長の Jean-Pierre 氏 から  夕食を一緒にしてからパリに戻ればと誘われて、彼の車でカンブレ郊外のシャトー(城)での夕食会、結局、夕食が終えたのが11時15分過ぎ、皆さんでカンブレ市内のホテルに戻り、私はミュージアムの近くに車を停めて在ったので、そこ迄、送って頂き、それから高速迄は ヴァレンシエン市に帰る Patrick 氏に誘導して頂き、後は、一路パリへ、真夜中の高速道路は車の量が少なく快適、月の光が明るく、高速道路の外灯の光が極端に消えているのに気がつきました。
パリ市内に入り、先ず、友人の Pierre を送り届けて、我が家に着いた時、時計の針は既に2時を廻っていました。

ヴァコサンの回顧展は6月2日より9月16日迄開催されています。

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