2017年8月1日火曜日

Satoru Sato Art Museum の・オブジェと模型 展

現在のSatoru Sato Art Museum (中田生涯学習センター)の3階の展示会場では、Petits Formats 展(小さな絵画展)、オブジェと模型展、Del Arco出版社寄贈のシルク版画展、それに私の 2001~2007 年の作品展と言う4会場に分かれた 版画、絵画、オブジェ&模型の作品が企画されています。今日、紹介させて頂くのは〖オブジェ&模型展〗。
展示は、モニュメント(記念碑的野外現代立体作品)を中心に制作していでる作家 Fachard(フランス)、Marino Di Teana(イタリア)、Mohr(ドイツ)、Staccioii(イタリア)、Trum(ルクセンブルグ)の作品(模型作品)、オブジェを中心に制作している Delasalle(フランス)、Meyer-rogg(ドイツ)、Pala(スペイン)、Taschentucher(ドイツ)、の 9名の作家による作品展です。 寄贈して頂いて11年、当初、ご高齢で現在では故人となった方もいらっしゃいます( Fachard、Marino Di Teana、Pala 、Mohr 氏 の4名)

☆ Marino Di Teana氏(1920年生まれ)は鉄の野外彫刻家です。特にコールテン鋼を使った大作が多く1950年代からパリを中心に世界で活躍した構成的な作家で、彼のアトリエは広く、息子の Nicolas 氏が作品の整理と管理をしています。ちなみに寄贈していただいた彼の作品のタイトルは《 建築彫刻 =サトル》、親しくさせて頂いた大先輩で、息子のNicolas とは今も付き合っています。
☆ Fachard氏(1921年生まれ)は1970年代からフランスの1%(学校、病院、公的な建築を建てる際、総額の1%を使用して建築物内またはその周辺にアート作品を設置するという条例)のチャンピオンと言われていた彫刻家、彼の野外作品の素材は石、鉄の作品が多く、今回の模型の作品はフランスで施設野外に大きな作品として設置されています。
☆ Pala氏(1922年生まれ)は非常にシンプルなミニマル的アート作品を制作、金属(アルミ鋼)を使った作品が多く、パリのギャラリー Reperes で一緒で、寄贈作品は彼のアトリエで私が選ばさせて頂きました。
☆ Mohr氏(1924年生まれ)はフランスの1%の仕事を多くされ、私とはドイツのコレクターが共通のだったり、又、韓国での国際シンポジウムに1ケ月間同じホテルに滞在したりパリの招待サロンGrands et Jeunes d' aujourd' hui では彫刻部門の審査員で私は幾何学構成アート部門の審査員で一緒だったりと言う先輩で親しくしていただいた方、模型の作品です。
☆ Taschentucher氏(1936年生まれ)はドイツ在住の立体や平面の作品を制作する作家。
☆  Meyer - Rogge氏(1935年生まれ)はドイツ在住で、昔、ドイツのヌールンベルグ文化センターでグループ展を一緒に参加した事も在る立体作家。
☆ Staccioli氏(1937年生まれ)はイタリアを代表する現代造形作家、アンドラ、ポルトガル、エクアドル、プエルトリコ、台湾、韓国の国際彫刻シンポジウムなどでご一緒している先輩格、又、美術評論家の Gerard Xuriguera と共通の仲間。
☆ Trum氏(1938年生まれ)はルクセンブルグの作家で、当ミュージアムには模型作品3点の他にドローイングなどの作品も保管されています。共通のドイツのコレクターの紹介でおつきあいさせて頂いています。
☆ Delasalle氏(1962年生まれ)はパリにアトリエを構え、この展示室では一番若い作家、白い作品シリーズを一貫して追求している作家。

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