2014年3月11日火曜日

日本からのニュース<東日本大震災3年>


   <東日本大震災3年>その時から1分間黙とう 各地で追悼

      毎日新聞 3月11日(火)21時59分配信
 ◇  政府主催追悼式に遺族や両陛下、安倍首相ら1200人参列
東日本大震災から3年となった11日、追悼式典が各地で営まれ、地震発生時刻の午後2時46分から1分間黙とうをささげた。東京電力福島第1原発事故による避難長期化などの影響で増え続ける震災関連死を含め犠牲者は2万1000人を超す。参列者は亡き人を悼みつつ古里の復興を誓った。
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東京都千代田区の国立劇場であった政府主催の追悼式には、遺族や、天皇、皇后両陛下、安倍晋三首相ら三権の長を含め約1200人が参列。首相は「復興をさらに加速し、被災者が一日も早く普通の生活に戻れるようにすることが犠牲者のみ霊に報いる道だ」と決意を語った。天皇陛下は「国民皆が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います」と述べた。
遺族を代表し、岩手県の浅沼ミキ子さん(50)、宮城県の和泉勝夫さん(69)、福島県の田中友香理さん(27)が思いを語った。
岩手県の追悼式は山田町であり、達増拓也知事は「震災の教訓を後世に残すという使命を果たす」と誓った。遺族代表の歯科医師、内舘伯夫(みちお)さん(37)は父健剛(けんごう)さん(当時64歳)をしのび「思い出せば何も手に付きません。しかし忘れるわけにはいきません。悲しさと悔しさの行き場所は分かりません」と述べた。
宮城県の村井嘉浩知事は東松島市の慰霊祭で「一日も早く生活再建ができるよう、住まいや雇用などの施策に取り組む」と述べた。農業法人常務の武田真吾さん(38)は祖父久さん(当時86歳)への思いを語り「亡くなった方に恥じぬよう、生かされた命を大事に地域全体で全国に届くような復興を進めたい」と誓った。
福島県の追悼式典は福島市であり、津波で夫を亡くした、いわき市の高木京子さん(62)は「疲れた時には休みましょう。泣きたい時は泣きましょう。笑いたい時は笑いましょう。生きていかなければならないのですから」とあいさつ。佐藤雄平知事は「災害や風評を乗り越えるため頑張ってきた福島の皆さんを誇りに思います」と県民をたたえた。【水脇友輔、手塚さや香、久木田照子、高橋隆輔】

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