2023年1月28日土曜日

Satoru Sato Art Museumでの常設室の新しい企画展は😊

 今回の展示も粕谷さん&菊地所長中心に作品選定され。タイトルは🧐 SATORU・⎡ デイスタンス・鉛直主義 ⎦ 展(1978年から1983年)。版画(7点)、紙に描いた作品(1点)、キャンバスに描いたレリーフ状の作品(4点)、合計12点の展示。1月26日より開催されて居ます。前回の展示作品撤去、作品チェック、包装作業を終えてから新しい展示作品の入れ替えリスト確認、額装、展示作業、照明作業、キャプション設置 🧐 スタッフ皆様のお力で見事な展示、感謝しています。(友の会有志の皆様にも)。😱 夏の新たな展示の時は、私も現場で手伝う予定で〜す 😵‍💫 と言っても邪魔に成らない様に静かに口を出さずに観て居るだけですが 😊 巴里より皆様に感謝して居ます。🙏

岡島レポート・2019W杯・備忘録164

冬眠したいものです
 
2019W杯・備忘録164
〜  記録する 〜
 
2019年の今頃、「あと半年でワールドカップだ。これまで一体何試合見てきたことだろうか。だけれども、ほとんど頭に残っていない。試合を自己流に記録してみよう。」と思い立った。それ以前から、なぜスクラムは熱く語られるのに、ラインアウトは語られもせず・解説もされないのか、という疑問を持っていた。その根底には、㈰スクラム機会よりもラインアウト機会の方が多そうだ ㈪スクラムからよりもラインアウトからの方がトライに直結している という感覚もあった。では、そもそも、それぞれ1試合に何回行われるのか、それを記録してみよう、と考えた。
 
そこで、昔・補欠(当時は「水汲み・薬缶運び」でした…)の頃つけた記憶のある「スコアブック」を買ってきた。そこに書き込むのも一案だったが、スクラム・ラインアウトの回数を記することは想定されていない。
 
じゃあ、自己流の付け方で記録しようと、2019年六か国対抗からメモを取りながら観戦することにした。いざ試合を取り始めて記録、というより、メモを取り始めると、ボールデッドの時にはきちんとメモできるが、インプレーでボールが動いているときはメモしにくい。リスタートは、落ち着いて記すことができる(クイックスローなど例外もあるが)。ということが主因となって、試行錯誤を繰り返し、今のところの到達点は、KSLPFD図である。
これを見ていると、試合の構造の一側面が浮き上がってくる。試合は、いくつかの「行」から構成されている。各「行」は、必ずKから始まり、TないしはPGDGで終わる(ハーフタイム・ノーサイドの時は、この限りにあらず)。各「行」の中に含まれるSLPFDの数・順序はランダムのようでいて、一定の規則性があるかのように見える。
また、見ていると、ゲノムが4種の塩基の並びで構成されているように、ラグビーは6種のリスタートで構成されているかのように見えてくる。
 
「公式記録」、必要なことが記載・記録されている。でも、何か物足りない。そこに書かれて残るのは結果だけだ。勝敗・得点差・出場メンバーなどなど。当たり前だけれども、表裏一体の勝因≒敗因は記されていない。記憶に残るシーンはどうだろうか。
 
試合を決するのは、リスタートもあるが、複合的に作用するインプレー中の各プレーヤー・チーム全体の意志、ボールの跳ね方、風向きなどなどの要因だろう。メモしにくく・文字化しにくい要因は記録しにくい。記録に深みを持たせるためには、何らかの改良が必要だ。
また、大相撲であれば、徳俵に足がかかったが凌いだ、とか、野球であれば、ノーアウト満塁で無失点とか、勝因と敗因、表裏一体の「因」は、ラグビーの場合、80分間の至る所に散在している。流れ・Momentumなどは、ノーサイド後・事後的に振り返るときに個人的に記録・記憶されることなのだろう。
 
おそらく、野球のスコアの付け方はかなり洗練され・確立しているように思える。ネットで見たら「野球のスコアの付け方」というような教科書的な本が何冊も出版されている。それに比べると、ラグビーに関しては未だ未だ試行錯誤がありそうな気がしている。
 
映像を安易・安価に保存できるようになった現代、文字での記録にどれほどの価値があるのか、それは疑問でもある。しかし、文字による一覧性・時空間の広がりなどは映像とは違った記録法でもあるのだろう。
 
記録し・記憶する、記録を読み返し・記憶を蘇らせる。文字にしか伝えられないことがある気もしている。
 
この4年間で進歩しなかったが進化した気がしている。
 
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フランスラグビー協会の信任電子投票は、2612時に締め切られ、投票率90.46%、ラポルト会長の提案に対して、賛成票:4097 反対票:4275 「Non」が51.06%で否決された。
 
27日午前、異例のスポーツ大臣陪席の下、FFR理事会が開催予定。
理事会前にラポルトがFFRからの辞職を表明。これを受けて、理事会前に、スポーツ大臣は「ラポルト辞職を評価し、今後の進め方については、規則に基づき㈰理事会が会長代行を指名し・6月に予定されている総会でラポルトの残任期間の会長を現行の理事の中から選出し・202412月の定時総会で次の会長を選出する ㈪理事全員ないしは過半数が辞職し・クラブの総選挙で新会長を選出する という二通りがある。大臣としては、決定権があるわけではないが㈪が望ましい」とジャーナリストに表明。
理事会では、スポーツ大臣の意向とは反対に㈰が選択され、反ラポルト派の理事9名は辞職(理事総数は29名。少数野党の議員だけが辞職したのに類する行為)。
理事会後、反ラポルト派の頭目・グリルは「クーデターが起きた」と発言している。
 
まだまだドラマは続いていくようだ。
 

令和5128 

2023年1月26日木曜日

安部ちゃんから届いた雪景色・・・

 仙台で現代美術を取り扱うギャラリー・ターウンアラウンドの安部ちゃんから届いた写真は流石に寒そう😵‍💫。10年に1度の寒波とか。😱仙台の雪も懐かしいです🧐🙏

2023年1月25日水曜日

やっちゃんからの写真が届きました。

 仙台も雪のないそんなに寒くない日が続いていましたが、今朝、急に雪が降って10センチ積もりました。気温もマイナス6度になりました。ベランダから見える青葉山から瑞宝殿、おたまや橋付近です。寒さ厳しい折お体にはお気をつけてお過ごしください。   やっちゃんより

🙏片平レジデンスのやっちゃんから雪景色の写真が届きました。寒波がやって来て、吹雪の様な写真も😱身に沁みる寒さの様です。

Satoru Sato Art Museum 野外作品の雪景色・・・

 昨日、午前中だけですが雪が舞い少し前庭も雪化粧になりました。玄関奥も白くなりましたので画像を送ります。この雪は残念ながらお昼過ぎには止んでしまい、本格的な雪景色はいつになるのかと…。本日もミュージアムで終日作業のため、ご迷惑なお時間と知りながらもメールさせていただきました。  粕谷

🙏雪景色の写真を粕谷さんにお願いして居ましたが、やっと雪が降った様です。雪の降る季節はこれからでしょうか。10年ぶりの寒波がやって来る日本、1月末から2月は寒い季節、風邪に気をつけたいです。今日も粕谷さん中心にスタッフの皆様、遅くまでミュージアムの展示作業、ご苦労様です🙏

久しぶり、モンパルナスの近くで😊

 今日の Olivier Prigent とのランチは地下鉄 Vavin 駅から近いお店で。彼はいろんな珍しい所を探してくれて、今回はアジア系無国籍料理店と言うお店で落ち合いました。店内に入ると若者で満席状態、メニューを見ると確かにヴェトナム、中国、韓国、日本料理が在りました。ランチは美味しく頂き。ランチの後は 地下鉄 Raspail の近くに在るレストラン&カフェの Maison Edgar に歩いて移動、コーヒーを頂きながら、肝心のパソコンを出して自分では解らない問題点を2点、無事、解決して頂きました。感謝 🙏今日も楽しいランチでした😊 Raspail 地区は53年前(今年の8月で54年)、私が初めてパリに着いた時に 2ヶ月間住んで Hotel も在り、いつ通っても当時を思い出す所です。今日は寒い中と言ってもモンパルナス地区迄は急がない時は徒歩で往復散歩しています(4Km)。Olivier は地下鉄で帰りました。

2023年1月24日火曜日

今日の来客は久しぶり Olivier Nouvellet 😊

40年前から知っている Galerie OLivier Nouvellet のオーナー、Olivier が久しぶりに訪ねて来ました。春先に、紙に描いた小品のみの個展を企画してくれるとの事で作品を選びに来て頂き、作品は1971年から2023年の新作迄 22点、新作中心の個展に成りそうです。確か、10数年前にも同様の個展を企画して頂き、Olivierに作品を選んで頂きましたが。その後、選んで頂いた作品がどこかに行ってしまい行方不明で個展が中止に成った事も在り。今回は選んで頂いた作品をキチンと出品出来る様に注意します🤩

2023年1月21日土曜日

岡島レポート・2019W杯・備忘録163

 WBC なんとなく W杯もどきの命名ですね

国内は盛り上がるのでしょうが 世界的に見たら どうなんでしょうか
 
2019W杯・備忘録163
〜  説明責任 〜
 
ラポルト仏ラグビー会長の下級審における有罪判決(会長職停止などを含む)を受けて、来週、フランス協会(以下「FFR」)「会員」による投票が行われる。FFRホームページには次のように告知されている。
 
FFRホームページ:114日プレスリリース(抄・意訳)
FFR倫理委員会の見解及びスポーツ大臣の示唆した手続きに即して、ラポルト会長は、上級審の判決が出るまでの間、ブイソン副会長を会長代行に指名する。当該事案を信任するか否かを投票にかける。投票は、12312時〜12512時までの間、電子投票で行われる。』
 
投票権を有するのは、FFR「会員」の1910のアマチュアクラブである。(注:プロクラブは会員(=投票権を有する)ではない。この点も考察に値する論点である。)
結果がどうなるのか、興味深い。2年前の会長選挙でラポルトと競い40%強の投票を得たグリルは、今回のラポルトの提案に反対し(投票では「Non(否)」と投票するよう呼び掛けている)・即座に会長選挙を実施すべきと主張している。これに対してラポルト派は、スポーツ省の指示に従ったFFR規則に基づく適正な提案であり、かつ、直前に六か国対抗・秋にはW杯自国開催を控えている現時点で、長期間を要する会長選挙を実施することは適切でないと反論している。
 
選挙になれば、思想・信条・計画などの違いが顕在化する。また、選挙結果が出れば、「分断」が数値化・可視化されるとともに、当選者に「正統性」が付加される。
何よりも説明責任を誰が果たすのかがはっきりしている。
 
日本ではこのようなことは起こらない。思想・信条・計画などの相違、それに伴う「分断」は見えない。なぜなのか? 大きな要因は、組織構築根拠・運営原理の違いにある。少なくとも選挙は行えない。なぜならば、「会員(構成員)」が存在しないから。
 
正式名称:公益財団法人日本ラグビーフットボール協会、英語名では Japan Rugby Football Union(略称:JRFU)は、国内法に基づく公益財団法人である。財団法人には「会員」が存在しない。あえて言うならば基本財産がご本尊として鎮座している。だから、組織の意思決定は、あたかも創唱宗教が経典の解釈で運営されていくように定款・前例に則してなされていく。
 
だから、非民主的だとは思わない。選挙で決めることが唯一の手段だとも考えていない。しかし、他山の石、学ぶべき点があるのも事実だ。財団から社団に変更することも一案であろうが、それはそれで問題が多々ある。
 
日本のスポーツ界もさまざまな事件・不祥事が生じており、ガバナンスという言葉が飛び交ったりもしているが、財団法人という特異な組織形態そのものに焦点を当てた議論がなされていない気がする。現時点でも「闇の中」にある東京五輪疑惑に関しても、JOCも東京五輪組織委員会も公益財団法人である。財団法人のガバナンスの在り方を深く考察する必要がある。とりわけ、今日的には説明責任の所在の明確化は喫緊の課題だと感じている。
 
閑話休題、1863年、ロンドンでFootballのルールの統一化(対外試合の増加に伴って必要性が増大した)のための会合が持たれた。そこから、Association Footballを管轄する「Football Association」とRugby Footballを管轄する「Rugby Football Union」が生まれた。一方が、Associationを名乗り、他方がUnionと称する。まるで、「元祖」と「本家」の呼称争いのように。
 
エレロ『ラグビー愛好辞典』「Football」の項の中では次のように解説されている。
『(「サッカーとラグビーの分離」という節で)学生時代はあっという間に過ぎ去ってゆく。社会人になってもプレーを続けたい卒業生たちはクラブを作り・学生時代の情熱を燃やし続けた。そうなると統一ルール(それ以前は学校ごとのルールはあったが、多くの違いが存在した)が望まれるようになる。1863年秋、あまりスポーツに関心を示していなかった全国メディアがこの問題を取り上げた。そして、ロンドンにクラブ・高校・大学の代表者を招集しての会合が開かれた。なぜか、パブリックスクールはこの呼びかけに応じなかった。その卒業生たちが中心となって会合が持たれた。議論は白熱し、各代表が自らのルールの正統性を主張した。大きな論点は、「手の使用」と「ハッキング(向う脛を蹴ること(注:当時のスクラムなどでは相手選手の向う脛を蹴ることは合法))」を認めるか否かであった。ケンブリッジの代表は、いずれにも否定的であった。議論の末、Footballには違った二つのスポーツが存在していることが明白になった。 … 数回の会合の後、「手の使用」を禁じたfootballの集団がFootaball Associationを創設した。』
『(「ラグビーがスポーツとして一人立ちする」という節で)ラグビーは19世紀初頭から各校で熱狂的に競技され根付いていたが、Football Associationが設立されると、いかなる組織にも統括されず各人のモラル・精神性に委ねられている状態が明らかになってきた。当時、ルールは各校任せ、さまざまであった。1870年代、統一ルールの必要性が増すとともにラグビーの危険性も取り沙汰されるようになった。遂に1871年、Rugby Football Unionが創設された。そしてこの時、ハッキングが禁止された。』
 
現在、二つのFootballは世界でプレーされている。その国際統括機関の会員(≒各国協会)数は次のようになっている。
 
 
アジア
アフリカ
欧州
北中米
南米
オセアニア
WR
19(8)
21(6)
37(4)
12(1)
  9(2)
11(0)
FIFA
47
56
55
41
10
13
(注)WRの()内は準会員数で外数。
 
国連の加盟国が193FIFAはそれを上回る211の会員数。WRは会員111、準会員21
 
二つのFootballの会員数(≒伝播力)の違い、それはその本質に由来しているのか、ラグビーを考える上での大切なポイントの気がしている。
 
令和5121

2023年1月20日金曜日

今日は Galerie Wagner の< Moins = Plus 展>の Vernissage に行って来ました🧐

 今日のパリは暖冬とは異なりミゾレの降る寒い夕方、友人の Claude と一緒に Galerie Wagner に行って来ました。おまけに今日はフランス全土で公共交通機関や教育機関等の大規模なストライキが在り、交通機関の運行に大規模な混乱が生じると言われており、多くの仲間からは今日は行けないよと連絡が入って居ましたが。ギャラリーに行ってみたら多くの方々が来ていて、ギャラリーのオーナー、Florence の作家紹介の後はシャンペーンで乾杯でした。

2023年1月19日木曜日

Torres-Garciaの紙幣について🧐

以前、中田生涯学習センターにお勤めしていた木村さんが作成した<トレス=ガルシア>ってどんな人?の資料を粕谷さんより届きました。


 

2023年1月17日火曜日

Satoru Sato Art Museum の新しい展示🤩 J・TORRES - GARCIA のRAISON ET NATURE 版画展は、1月より開催されて居ます🧐

担当の粕谷さんから J.TORRES-GARCIA氏の版画、RAISON ET NATURE ・THEORIE(理性と自然・理論)展の開催の知らせが届いて居ました。この版画集は1932年、パリのイマン書房から出版された45点の石版画(リトグラフィ)集です。アートの力が凄い🧐南米ウルグアイの紙幣に彼の作品と顔写真が載って居ます。🤩