クプカ=KUPKA のパリで制作された版画、タイトル・白黒の4つの歴史 =(QUATRE HISTOIRES DE BLANC ET NOIR)の版画展が開催されました。センターの粕谷&佐々木さんの頑張りで展示は完璧、写真は粕谷さんから送られて来ました、ご苦労様で〜す、
4ケ月前(5月)パリのGrands Palaisで Kupka =クプカ展を見に行き、その時の様子は5月11日のブログで紹介していますが、その時、彼が制作した木版画(QUATRE HISTOIRES DE BLANC ET NOIR・FRANK KUPKA / PARIS - 1926 )も展示されて居ました。実は今年の春(3月)に署名な美術評論家 パリ在住の Gerard Xuriguera 氏より、Satoru Museum の為にと頂いた版画=貴重な資料、それは、1976年12月から1977年1月迄、Mesée d'art Moderne de la Ville de Paris =パリ市立近代美術館でクプカ展が開催された時に、プレス(美術評論家、美術報道関係者)用の限定版、きちんと判が押してある貴重な図録、その図録に26枚の版画(複製)が付いて居たその版画の展示です(表紙も展示で27点)、その時の様子は3月にブログで紹介していました。
クプカ( Kupka )は、1871年チェコに生まれ、ウインで具象絵画を学び、その後、パリに住んでから幻想的な具象絵画から、立体派の影響を受けながら、1910年代に既に抽象絵画を制作、1931年の アブストラクション・クレアション( Abstraction-Création )に参加、主要メンバーとなり、多くの幾何学構成的傾向の画家たち(特にデ・ステール)との交流が始まり、作品は幾何学構成的な絵画に、そして戦後、Salon Réalites Nouvelles に参加していた画家、パリ郊外のピュトーに(1957年没迄)住んでいたのです。親しくさせて頂いて居た 画家で美術評論家の特に抽象絵画の生き証人と言われて居たMichel Seupor 氏からモンドリアンやクプカの話を良く聞かされていました。