2025年12月13日土曜日

 岡島レポート・ 2019 W杯・備忘録 306

討ち入り って 『ワンピース』の?  世の中の「常識」も 変わってゆくのですね

                2019 W杯・備忘録 306

                 〜 ベスト4 〜

 

最新のWRランキングが公表され 2027W杯の組み分けが決まり この国では「ベスト4」という言葉が一人歩きしているような… 

 

当事者が 何を目指し・何を信じ・日々どう活動するのか そういうことは その高みに身を置いたことのない者にとっては 想像すらできない。

 

一方で 傍観者として 傍目・岡目八目的に 呑気に眺めていると この国が「ベスト4」は 夢のまた夢 にしか 思えない…

 

この国では いつの頃からか 「不言実行」は美徳でなくなり 「大言壮語」「大口をたたく」ことが悪徳でなくなった!? だから? ではあるが じゃあ どうあってほしいか という願望めいたものは どうしても 湧き出てくる。

 

望みうるものは 何か… 優勝・ベスト4よりも 現実感があること… 大相撲には 優勝もあるが 殊勲・敢闘・技能の「三賞」が存在する。

そう 「三賞」に値する活躍をピッチ上・大会で!

 

2015W杯の戦績は まさに殊勲賞に値した!! これは 万人が認めるところであろう。あらためて W杯前後の WRランキング・ポイントを確認すると JPNは 前:14位・71.29Pts⇒後:10位・77.14Pts 順位を「4」 ポイントを「5.85」上げていた。

 

2019W杯の前後での順位・ポイント数の変動は 次の通り

(表-1 2019W杯ベスト8チームのポイント変動)

 

RSA

ENG

NZ

WAL

AUS

IRE

FRA

JPN

 前

87.35

88.14

89.41

87.33

84.06

89.48

79.74

76.70

 後

94.20

88.83

92.12

84.46

81.91

84.46

80.88

79.29

 差

  6.85

  0.69

  2.71

-  2.87

-  2.15

-  5.02

  1.14

  2.59

 

(表-2 2019W杯ベスト8外チームのポイント変動)

 

SCO

SAM

ITA

NAM

ARG

TON

FIJ

GEO

 前

81.01

69.07

72.06

61.04

76.30

71.03

77.43

73.27

 後

79.24

70.72

72.06

61.04

78.31

71.44

76.21

71.26

 差

-  1.77

  1.65

   -

   -

  2.01

  0.41

-  1.22

-  2.01

各組最下位のポイント変動は ロシア(-1.72)、カナダ(-)、USA-4.05)、URG+2.23)。

 

あの大会もJPNは殊勲賞に値する大活躍だった。大会直前10位だったJPNが 1位・IRE7位・SCOを倒したのだから…

 

(表-3 2023W杯ベスト8チームのポイント変動)

 

RSA

NZ

ENG

ARG

WAL

IRE

FIJ

FRA

 前

91.08

89.06

79.95

80.86

78.26

91.82

80.28

89.22

 後

94.54

89.80

85.46

80.68

80.64

90.57

76.38

87.81

 差

  3.46

  0.74

  5.51

-  0.18

  2.38

-  1.25

-  3.90

-  1.41

 

(表-4 2023W杯ベスト8外チームのポイント変動)

 

ITA

URG

SCO

TON

AUS

POR

JPN

SAM

 前

75.63

66.63

84.01

70.29

79.87

68.61

73.29

76.19

 後

75.93

67.39

83.43

71.57

77.48

72.78

74.27

72.23

 差

  0.30

  0.76

-  0.58

  1.28

-  2.39

  4.17

  0.98

-  3.96

 

各組最下位のポイント変動は ナミビア(-1.05)、ルーマニア(-1.28)、ジョージア(-3.55)、チリ(-)。

殊勲賞に値するのは ENG or WAL? どうだろうか。そもそも 横綱・大関は 「三賞」の対象外だろうから ENGは 除外され WALも どうなのか?

予選プール全試合を フランスで フランスの実況中継で見た感覚では 「三賞」に値するのは 圧倒的に ポルトガル。HCが 第1回大会フランス代表のウィングだったラジスケであり 選手の半数が フランスとの二重国籍・フランスリーグ(主として 二部)の選手と言う 親和性もあるが ポイントを「4.17」アップさせる大活躍。

では どの「三賞」か? 殊勲賞ではない。敢闘賞か 技能賞か と 考えてみて 現代ラグビー(≒各チームの戦術・戦略の差異の減少・消滅)における 技能賞に値するチームって どんなプレーを展開すればいいのだろうか? と 夢想は あらぬ方向に飛んでいく…

 

次回大会 5チーム×4グループから 4チーム×6グループに 予選プールの在り方が変わる。これが どんな影響を与えるのか これも気になるところである。

はてさて 次回大会の優勝・ベスト4チームもさることながら 「三賞」に値するチームは どのチームなのか? あと2年 あれこれ 想像を逞しくしていたいものだ。

 

令和71213 

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